2016年07月31日

2016年7月

31日(日)
朝。思っていたよりは軽かったけど、当然二日酔い。ゆっくり起きて、チェックアウトギリギリまでホテルにいて、そのまま東京に帰った。ふう丈さんは寄席があったようでちゃんと早くに起きて一人帰られたよう。凄いなぁ。東京について都知事選へ。今回は誰に投票するかめちゃくちゃ難しかったなぁ。結局決めきれずに、何となくで投票してしまった。あぁ7月が終わってしまった。
紙版週刊キッショウの日記欄を書きやすいようにと、こういう感じのテイストで書き始めて3ヵ月とかだけど、ちょっとまたやり方を変えようかなぁと。本当はブログなんか書かなくてもいいんだろうけど、まだ自分クラスだと落語だけじゃなくて自分の全部を一生懸命伝えて、一人でも多くの方に応援して頂けるようにならないといけないとも思うので、しばらくは続けるんだろう。もっともっと売れたいなぁ。

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30日(土)
金沢での大天どんフェスに呼んで頂いたので朝から移動。一本早い新幹線に乗って、向こうで回転寿司を食べようと閃いて実行した。値段が特別安いということは無かったけど、何しろ美味しかった。もちろんのどぐろも食べた。うまい〜。
主役の天どん師匠以外にも、喬太郎師、白鳥師、白酒師、龍玉師という協会の師匠方と普段はほとんどご一緒できない師匠方と同じ会に出演できて幸せものだった。花道があるような立派な芝居小屋だということもあり、開口一番の僕は天どん師匠のオープニングトーク終わりに回り舞台で登場させて頂いた。初体験。
長めに時間を頂いたけど、あと5分くらい必要だったから、やりたかったくじ悲喜を諦めて、ぞおんへ。もしかしたら師匠方が楽屋で聞かれているかもしれないと思うとドキドキしたけど、いつも通り楽しくできた。出番後はひたすら袖で師匠方の高座を勉強させて頂いた。あと、なぜか舞台袖からだと近くにあるポケモンのジムと繋ぐことができたから、ときどき触っているうちに、なぜかジムリーダーになれてしまった。東京ですらなったことないのに。
打ち上げ1次会は主催者さんとスタッフさんと出演者で。ちょうど花火大会の日だったらしく綺麗な花火がたくさん見られた。2次会は天どん師匠のお客様と。初めて流しそうめんを経験した。その後さらに3次会まで連れていって頂き、それでもめちゃくちゃ遅くは無い時間にお開き。たくさん酔ったけど、それ以上に手伝いにきてくださっていたふう丈さんが見事な酔いっぷりでこの日は完全に負けてしまった。
楽しかったなぁ。

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29日(金)
この2日間、早起きしている。まぁ早く寝ているから早く起きるのは当たり前だけど。というわけで、さっそくシン・ゴジラを観に。いやぁ、面白かったなぁ!
映画をほとんど観なかった僕は当然ゴジラシリーズを観たことが無かったのだけど、WOWOWぷらすとで『モスラ対ゴジラ特集』をやったおかげで「庵野さんの作品」ということ以上にこの作品を楽しみにすることができた。ど素人の意見なので詳しい人からしたら無茶苦茶なことを言ってるかもしれないけど、僕がゴジラシリーズを良いなぁと思えた流れを書いておこう。
まずは一番最初の「ゴジラ」を観るべき。確か1950年代に公開された作品で白黒。これが「普通に」面白くて驚いた。僕でも知ってたあのテーマ曲が流れる瞬間なんかとてもグッときた。そしてゴジラ、普通に怖い。そのあと「モスラ対ゴジラ」を観て欲しい。いくつかリメイクされてるけど、一番古いやつ。確かシリーズ3作目とかくらいだった気がする。
「モスラ対ゴジラ」はカラー作品で、しかも画角がとても横長の東宝スコープっていう名前だったっけかな、とにかく当時最先端の映像技術を使った作品だったらしい。で、そんなカラーで横長の画角をフルに活かしきれるものとして蛾をベースにしたモスラが生まれたとのこと。キラキラした鱗粉はカラーでこそ映えるし、蛾が飛んでる姿は横長だから画面いっぱいに映せるからだったりと。この話、僕はとてもグッときました。
で、もう1本だけ観て欲しいのがあってそれは「ゴジラvsモスラ」。タイトルはうろ覚えだけど、90年代にリメイクされたバージョン。別所哲也さんが主演だったはず。これは「モスラ対ゴジラ」のリメイクだから大筋は同じなんだけど、決定的に違う点がある。平成版は環境問題が物語の根底にあるけど、昔のやつは全然そんなことはなくて、確か宅地開発とかの問題がベースだったはず。つまりゴジラシリーズは、ゴジラなどの戦いを通して、その時代時代の問題を描くのが本当の目的だということ。ただ怪獣が暴れ回る子供向け作品なんじゃなくて、社会的なメッセージが多分に含まれている。そもそも最初のゴジラは戦後に作られたことだけあって第二次世界大戦というものが大きく反映されている。核とか。
さぁそんな前提を知ってしまったらシン・ゴジラ楽しみでしかないじゃないですか。この時代にゴジラを撮る意味。そこに込めるメッセージってなんだろう。どう考えても原発や震災は避けて通れないはず。しかもそれを庵野さんが撮るであれば容赦なくヒリヒリした描写になるはず、一体どういう切り口なんだろう?とワクワクしていた公開前。
そしてどうだったかはぜひ観てください。なるほどそこを切り取るか、と始まってすぐに膝を打った。そして登場したゴジラが怖い!!とある方法のおかげで最初のゴジラを観た観客が感じたのと同じ種類の恐怖を体感できた気がする。真ん中で大迫力のシーンがあって、そこから後半に向かって物語を収束していく、そして最後はちゃんと希望を持たせた終わらせ方。もっと絶望を描いて欲しい気がするのも分かるけど、僕は今回の形でバッチリだと思った。ちゃんと大衆向けにバランスが考えられていた。
などと、珍しく映画の話を。
そうそう映画を観る前に色々と考えていて、ちょっと動き方を変えようと大きな決断をしたのだった。

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28日(木)
朝、諸々事務作用を済ます。暑いなぁ、完全に夏になったなぁとか思っていたら梅雨明けしたとのこと。夏だ〜。夜は談笑一門会。クイツキで『台本問題〜スポーツ編』を。神保町花月でのイベント用に持ち時間15分でできるように作った形で、特にxのくだりはこの形が一番しっくりきていると思う。だからそこは安定してウケるんだけど、だんだん尻すぼみになってしまうのが欠点。この日も案の定真ん中が一番ウケてだんだん落ちていく感じに。受付をしながら色々考えていたら打開策らしきものが浮かんだからちょっと近々試してみようと思っている。
打ち上げ。昨日笑坊に言ったことをおかみさんがおっしゃっていてホッとした。だよなぁと。
高円寺で軽く笑二と飲んで帰宅。明日はシン・ゴジラを観に行かなきゃ。

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27日(水)
昼、秋から始まることになるかもしれない自分にとってはちょっと大きな案件の初打ち合わせ。赤坂へ。見られる仕事だから、珍しくおめかしして家を出る。と言ってもコンタクトにしてちょっとワックスで髪の毛を整えるだけだけど。初めて会うスタッフさんの前でちょっとした雑談を。ありがたい事に自分のことをちょっと過大評価して頂いているみたいで、何とか貢献できればなぁと思った。どうやら実現の方向に向かって動き始めたみたい。
夜はiki-baで週刊キッショウ。これまでで一番少ない予約数で、いよいよ50週連続イベントの洗礼をくらう日がくるか、とか思いながら会場についたらなぜか以前まであった座布団が無くなっていたとのことで、仕方が無いからちょっとした布切れみたいなモノを座布団代わりにすることに。これだとさすがにみっちり落語をやるのはつらいから、結果笑坊と僕とが一席ずつやって後半は二人でトークをすることに。普段からマクラで他所では言えないことを言っている会だから、トークコーナーとしてはよっぽど踏み込まなきゃなぁと思って、あまりお客さんには見せない部分を開放してみた。引かれたかもしれない。めちゃくちゃ冷たい目でダメだしポイントを積み上げていくからめちゃくちゃ嫌な奴みたいに見えるだろうけど、というか実際に嫌な奴ではあるのだろうけど、同じ味方を常々自分自身にもしていることは分かってもらいたいなぁ。誰かに言ってることはひっくり返って自分に言ってることでもあるのです。だからこの日も喋りながら自分がヒリヒリしたもんなぁ。
店に残ってらしたお客様と一緒に軽く飲んだ。打ち上げでは気兼ねなく言いたいことをいいまくった。笑坊凹んだかなぁ。その後、飲み直そうと新宿に移動して居酒屋へ。入ってすぐに隣の席にジムオルークさんと山本達久さんご一行がおられることに気付く。すると笑坊がジムさんのサインが欲しいと言い出して、実際タイミングを見計らってiPodにサインしてもらってた。ジムさん、気さくな方だったなぁ。

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26日(火)
WOWOWぷらすと配信日。夏のトレーラー特集。東さんと二人、松崎健夫さんと中井圭さんにこの夏のオススメ映画をたくさん教えて頂いた。新作が出たら必ず観るようにしている新海誠さんの「君の名は。」お二人とも絶賛で俄然みたくなった。新海さんの作品+音楽がRADWIMPSだから好きなもの×2だものなぁ。楽しみ。
あんまり映画を観ていない僕だけどアニメ映画はいくつかツボは押さえているつもりだったりする。新海さんと細田さんと湯浅さんと、亡くなられたけど今さんと後は吉浦さんの作品は一生追いかけるつもり。
特にそろそろ吉浦さんの新作がまもなく完成するらしいからめちゃくちゃ楽しみ。構造がしっかりしてるからネタの作り手としてめちゃくちゃ刺激になるんだよなぁ。

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25日(月)
昼、ある番組の打ち合わせ。前回、あまり機能できなかったからもう呼ばれないかもとビクビクしていたけどありがたいことにまた呼んでもらえた。緊張しながらの打ち合わせ。前回の経験もあったから少し改善してみたらまずまずの手応えで良かった。ただ、他の出演者の方とはまだ全く勝負できない状態だからあと何度か化けないといけない。

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24日(日)
笑坊、元笑笑、ヒコロヒーさんと飲んだ。最近ハマっている店の姉妹店に行って笑坊と飲んで、その後最近ハマっている店に行って笑笑を呼んで飲んで、その後ヒコロヒーさんを呼んで近くの中華屋に行って4時まで痛飲した。最初の二軒で完全にベロベロだったのに中華屋で紹興酒をボトルで入れて(しかも2本)グイグイ飲んだらしく、またむちゃくちゃな酔い方をしてしまったらしい。
次の朝、起きたら財布の中が0円になっていて笑った。ヒコロヒーさんが来てくれると分かった時点で結構下ろしたはずだけど、あのお金たちがどっかにいってしまった。最近、小痴楽兄さんに憧れてか、お金の使い方が荒くなってきている。そろそろ首が回らなくなりそうだから、気をつけよう。

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23日(土)
昼、打ち合わせ。数年前に佐渡島で一度お会いした方から久しぶりに連絡を頂きお会いすることに。所属されている会社を調べたら、正直なところ中々得体の知れない会社でうーんとか思っていたけど、僕が好きな映画を製作されている会社だったのでそれだけでまずはご縁を感じて前向きに現場へ向かう。
クセで、企画性というか、自分がやる意味みたいなことを気にしてしまうから、提案して頂いた内容だけでは心がときめかなかったけど、一個やってみたい切り口を見つけてからは前のめりに打ち合わせて頂いた。まだまだ実現可能かどうかは分からないけど楽しみな種が蒔けたように思う。
その後はHP打ち合わせ。こちらはいよいよ方向性が固まって実装に入る段階。頼りになるクルーにお願いしているので何の心配もせず、ただ楽しみに待たせてもらっている。

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22日(金)
昼、日本橋亭で昼席。笑坊の子ほめの後で狸。どうなるかなぁと思っていたけど、マクラで空気作れたおかげでまずまずの出来。一安心。
すぐに喫茶店に移動して夜からの撮影の準備。時間が足りない、、、。何とかコンテンツを用意して渋谷へ。参加スタッフに凄い方が入ってくださっているのだと初めて知って気が引き締まる思い。早速街中に繰り出して撮影開始。指示されるままとにかくこなす、こなす。その後は室内にパートの収録収録。相変わらず、撮影で自分から面白さの加点を産み出せない体たらくぶり。本当に何とかしなきゃなぁと思いつつ、何とか無事に撮影終了。後はスタッフさんに任せるだけ。
そのまま喫茶店で紙版原稿を一気に完成させて、帰宅。昨日ほとんど寝てなかったから早めに就寝。課題をたくさん突きつけられた一日。

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21日(木)
明日の撮影に向けて追い込まなきゃな一日。師匠の会にすら伺わずにひたすら家で作業をしたけど、気圧が低かったからか結構頭がぼんやりしていて、思っているより進まなかった。いやー、ヒリヒリするし、やっぱり普段から面白いことをたくさん考えておけばよかった、とメソメソしていた一日。

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20日(水)
ノラやで音助くんとの二人会、2回目。こうやって定期的に会いたい方と会えるのは貴重な機会だなぁと思った。オープニングトークからわりと狙い通りのことができて、よかった。こういうバランス感覚は大事にしたい。終演後はお客さまとの打ち上げ。落語に詳しい方が何人かいらしていたので結構ディープな話になった。その後は主催者さんと簡単に打ち上げ。小痴楽兄さんが如何に素敵な先輩かを色々な角度で喋りたおした。最後に音助くんと二人で打ち上げ。遅くまで付き合わせてごめんね、と別れ際に言ったら、覚悟してます、と言われた。次回は10月19日です。お願いします〜。

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19日(火)
高円寺で週刊キッショウ。開口一番は仮面女子くん。25回目の折り返し回とは言えいつも通りの温度で。やっぱり仮面女子くんの客席を盛り上げる力は身近な前座さんの中では一段階突き抜けてて、この日も気持ちよく温めてくれたから後が上がりやすかった。日曜の飲みの話を中心にこの日もよそでは言えないマクラをたくさん振らせてもらった。
終わりで六本木に移動してWOWOWぷらすと1000回記念に途中参加。これまでのMC陣が勢揃いで、それこそマキタスポーツさんやダイノジ大谷さんとご一緒させて頂くのは初めて。1000回続いている番組だからそういうノリが出来ていて、また世代も皆さん僕よりも1つ上の方々だからその横の繋がりに食い込むことができなかった。本当はああいうとこでグイグイいけないとダメなんだろうけど、それが難しい。ここには書かないけどちょっと嫌な出来事に巻き込まれてしまって、根に持つ方だからたぶん当分忘れないだろうな、と思った。

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18日(月)
昼過ぎまで二日酔い。飲み過ぎたなぁ。サイフを見たら千円しか入ってなくて、昨日は打ち上げに参加する前にいくらかお金を下ろしたはずで、しかも飲み代は例によって小痴楽兄さんに全て御馳走になったはずなのに、どこで使ったのか記憶がない。
重い頭で、方々に謝罪やお礼の電話をかけてあとはゴロゴロしていた、最低な一日。祝日なのに、落語会の仕事がないのは悲しいな。

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17日(日)
広小路昼席。比較的客層が若くて(と言っても平均50代くらいか)、ちょっと試してみるかとぞおん。上出来でホクホクしながら高座を降りる。仲入りまで勉強させて頂いて談吉兄さんに昼ご飯を御馳走になる。久しぶりにゆっくり喋った。もう一件、とある仕事をこなして、神保町へ。
小痴楽兄さんと三語兄さんの会の打ち上げが行われているそうで、小痴楽兄さんから誘ってもらったのだった。着いたら両兄さんとスタッフさん、そして小笑兄さん、昇也兄さん、鯉津さん、笑二、昇吾さん、昇羊さんという大所帯。「噂は聞いてるよ〜」というフリがあったから一件目はビジネス泥酔を。初対面の三語兄さんには面と向かっていう必要のない指摘を、これまた飲みの場では初対面の小笑兄さんには正面からダメ出しを、そして落語界のある流れについて暴言を。
2杯ずつ酎ハイを頼むことで一気にベロベロまで持っていってしまったから、二軒目からはマジ泥酔。寝てしまうくらい酔うのは久しぶり。飲みの席で一緒になるのは初めての昇羊さんを、覚えている範囲だけでもボロッカスに言ってしまったし、覚えてないところではもっと無茶苦茶だったんだろうなぁ。ごめんなさい。でも、昇羊くんも結構ガンガン来てくれて、その場ではイラつきしか発露していなかっただろうけど、内心ちょっと嬉しかった。
次の日起きたら昇羊くんの手拭いがカバンに入っていて、しまった祝儀を渡していないはず、とヒヤっとしたけど、聞けばちゃんと渡していたよう。一安心。彼とはまた必ず飲みにいきたい。今度は穏便に。

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16日(土)
広小路昼席。いったん流れが途切れた感じの状態での高座だったからマクラを多めにふって温めつつ時間を見て何時材。うん、時間調整もピッタリで自分としてはうまくやれた方だけど、やっぱりまだまだこのクオリティだと次にはいけないんだよなぁ。という、いつもながらの感想を。
後は休みだったからひたすら作業、そして昼寝。夜は元笑笑を誘って最近見つけた近所の良い店で軽ぅく飲む。2日連続で行ってしまった。ひとまず顔を覚えてもらって常連認定されたい。

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15日(金)
庚申文化会館で週刊キッショウ。この日は前座さんが見つからず、一人で設営・受付・落語・片付けを。久しぶりに前座の時みたいな気持ちになった。連休前の金曜日だったからか、直前になって予約数が増えて、通常会にしてはいつもよりちょっと多いくらいの入りだった。ありがたい。
前座さんがいないこともあって、終演後その足でルノアールへ行って作業。次回の紙版を一気に書いて送信する。酒場で過ごす時間を減らしてこうして作業に充てていきたい。それができたら今より少しは良くなるはず。
週刊は次回で25回。折り返し。後半戦、もっと頑張らないとなぁ。

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14日(木)
書き出し小説イベント。初めてお会いした天久先生は面白臭がぷんぷんされてた。バカドリルには本当に影響を受けた口だから、まさかこんな日がくるなんて。デイリーポータル林さんは師匠と共演された会の打ち上げ依頼。相変わらず、デフォルトでふざけシロばっかり探されている感じ。凄いなぁ。
と、好きな方たちに囲まれてのイベント。大雨の中、満員のお客様、ありがたい。2日前くらいからグゥーっと取りかかった書き出し小説の落語化。作品として面白いものと、落語にしやすいものとに差があったから、そこの調整に手間取った。本当は服屋感覚で八百屋に来る客の書き出し小説をベースに作りたかったけど、最終的に振り回された八百屋のおっさんが今度は八百屋感覚で服屋に行く、というサゲこそガチっとハマりそうだったけど前半の展開があまり思いつかなかったので途中で諦めて、強盗犯と店員が遭難するという書き出し小説をピックアップすることにした。関係性がコロコロ変わる、というポイントをもっと掘りたかったけどあまり転がり切らず、前半に自分なりの書き出し小説ネタ的なクダリを足して、空気感を出す感じに持っていった。ホームランではないけど、まぁ繋ぐバッティングくらいにはなった気がするからひとまずOKだと思っている。
それよりも、それ以外のイベント上での振る舞いがとても勉強になった。どうしても目先の笑いが欲しくなるし、逆に笑いがないと不安になってしまうのだけど、それは芸人あるあるで、そんな中でもいくつか自分からアングルを立ち上げて全体を巻き込んでいけた瞬間が少しあって、こういう仕事をもっとやれるようにならなくちゃなぁと思ったのだった。楽しい1日。

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13日(水)
師匠の月例独演会で太鼓番。最近はちょっと特殊な叩き方をする1席目のロック系出囃子だけ手伝って後は弟弟子に任せているのだけど、この日はことごとく弟弟子が叩き損ねていて、ちょっとしばらくは自分が叩いた方がいいのかなぁと思っている。出囃子がビシっと決まった方が会自体も気持ち良くなるからなぁ。
笑二に教えたように自分がまたきっちり教えたら絶対叩けるようになると思うんだけど、そのためには細かいところから完全にチェックする厳しめの教え方をしなくちゃだめで、そこに熱量かけるのがちょっとしんどいというのが本当のところ。1回は教えたはずだから後は自分たちで頑張ってやってくれよと。
僕が前座の頃のこのブログ記事を読んでもらったら、初期はいつも太鼓のことを書いてるはず。現場で太鼓に触れる機会が少ない立川流だからこそ、1回1回のチャンスを前のめりに活用しなくちゃと思っていたし、その根本には立川流とか、それこそ談笑の一番弟子だからこそ、まずは前座としての最低限のスキルはきっちり身につけようと思っていたから、モチベーション高く練習できていたけど、今の後輩にはそれがないように見える。
太鼓がある現場の時は、可能なら会場の方にお願いして早めに高座や楽屋回りの準備を終えてひたすら練習させてもらっていたけど、この日も笑坊や笑んは開場前の30分くらいの時間、一切叩いていなかった。それで、本番失敗して、平気でいられるってどういうメンタルだよ、と思った。直接言ったらいいことだけど、そんなこと言われる前にやるべきことだし、そんなことすらできなくて今後どうしていくんだろう、とか思っている。というか、ちょっとひいてる。
本気で上手くなりたかったら、自分と同キャリアの時の僕のブログを見たらイチイチ叩き方のコツとか、課題とか気付いたこととか書いてあるはずで、そもそもこのブログはそういう資料になるように書き始めたところもあるけど、たぶん読んでないのだろう。
これすら読んでるか分からないけど、この日に気付いた修正点を彼らのために書いておく。


・まず大前提として、二人とも叩き慣れていないから音が良くない。これは太鼓に触れる機会が少ないから仕方ないけど、だからこそ特に左手が動きにくい大鼓は実際に叩けるチャンスがある時にはひたすら叩いて慣れるしかない。準備を早く終わらせて開場までの時間をこれに費やすべき。そんなのは当然のこと。
その上で、わきの仕事で協会の前座さんとご一緒する機会がある時は必ずどういう叩き方をされているか、どんな音がしているかは確認した方がいい。そこでフォームとか、こんなに早くドロドロできるんだとか、乾いた音が出せるんだ、とか、色々とヒントを得ることが上達の近道だと思う。

・一番太鼓
笑坊。手が慣れていないからドロドロがもつれ過ぎ。その上でアレンジをしようとするとバタバタ聞こえてとても汚く聞こえる。まずはそこをきっちり修正する。
その上で、水音のところなんかに強弱をはっきりつけたり、アレンジのパターンをもう少し増やしたら立川流の中では一番上手いと言われると思う。たったそれだけのことなのに、何でやらないんだろう。

・二番太鼓
笑坊。
基本的に「ドコドン」がいつもずれてる。どう叩くかは理解できてるはずだけど、実際にその通りに叩けていない。身体が頭についていっていないのか、もしくは自分の叩いている音が耳に入っていないのかどちらかだから、叩いている音を録音して確認して、調整しないとだめ。
それができるようになったら、アレンジの数を増やす。後は自分の好きなように叩くのじゃなく、あくまでも〆太鼓に合わせる。
笑坊、笑ん。大前提として笛上げをできるようにならないとダメ。せっかくえりお師匠さんが笛を入れてくださるチャンスなのに、叩けないから笛無しで、という選択肢は本末転倒。笛あると全然かっこよさが違うから。
上げの時が速すぎる。もっとゆっくりにした方がかっこいい。

・仲入り。
笑坊。二番と同じ。仲入りとかつまずくとめちゃくちゃ気になるし、噺の余韻すら壊しかねないからちゃんと叩けるようになるべき。というか、前座として必須スキルをまだできてない時点でヤバいと思う。笛上げに対応できるようになるのも言わずもがな。
笑ん。出だしの「テン テン テケテン テケテン」がもつれるという、ベタなミス。そこはもつれやすいって分かり切っているところでもつれるということは、ただたんに意識して練習できていない証拠。ただ手を慣らすだけだから、反復練習したらいいだけなのに、だったらなぜ開場前とかに叩いて練習しないのか。うまくなる気がないとしか思えない。

・野球拳
笑ん。砂切の「テンドド テンドド」がもつれる、そんな一番始めに注意するよう教えるような初歩的なところができていない時点でどう考えても本気で練習できていない。明らかにそこだけがもつれやすい場所だから、叩く前とかに何度かイメトレして、そこだけに神経を集中させるべき。
笑坊。ヨスケ。音が大きすぎる。根本的に叩く場所が違う。左手のミュートで音の変化もできていない。あくまでも三味線がメインで太鼓とかヨスケはサポート役という大前提を理解できていない。

・追い出し
笑坊。手が動いていないからバタバタして汚いのは一番と同じ。そして叩けないから早く切り上げようと次へ次へいくから、緞帳がしまりきる前に後半になってしまっている。緞帳のおりるタイミングをみて、最低限きっちり叩けるようにならないとダメ。自分が客席にいた時のことを思い出したら分かると思うけど、渾身のトリネタが終わった満足感ある時にドロドロと鳴り響く追い出し。その空気感もとてもグッとくるのに、それがバタバタもつれて汚くなってるだけで、極端に言えば会の質を下げてしまっている。自分の太鼓で師匠方に迷惑をかけてしまっているという自覚をもっと持ったほうがいい。


と、こういうことを、笑二にはまだ自分も前座だったからいつも事細かに言っていたけど、今もまだ自分が言うべきなのか?そこに熱量かけなくちゃいけないのか?
ちゃんとやってもらいたい。師匠が温かく見守ってくださる談笑一門だからこそ、自分たちの心持ちだけはピリっとしておけよ、と思った日だった。まぁ別に弟弟子がどうなろうが極論しったこっちゃないからいいけど、談笑一門やひいては立川流の評価を下げるようなことは避けてもらいたいというのが、そこに帰属している落語家として素直な感想。

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12日(火)
とある媒体で取材をして頂く。今度出るTBSラジオ主催のイベント告知を兼ねて。入門した経緯とか、どういう前座修行をしたかとか、その辺りの話を聞かれるがままに答えた。
自分のランクが下過ぎるから仕方ないけど、当然ながら『現在落語論』は読んで頂いてなかったみたいで、そこに書いてある話を同じように話す作業。前座期間が短いとか京都出身とかというのはご存知だったからたぶんウィキペディアだけ目を通して来られたんだなぁ、とか考えながら答えてたら悲しくなった。
そこに熱量かけてたら時間が足りないのだろうけど、本とかはチェックしてもらった状態でインタビューしてもらえたら嬉しいけどなぁ、という感じ。
取りあげてもらえるのは本当にありがたくて感謝しかないけど、扱いが良くないという、若手あるあるをくらった日だった。ちゃんと売れて気持ちのある人たちとだけ仕事ができるようになりたいなぁ。

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11日(月)
らく人くんとTOHOシネマ新宿へAKBのドキュメンタリーを観に。その後、久しぶりに高円寺で軽く飲んだ。〆に天一でこってりラーメンとまた太ってしまうフルコース。
映画、面白かった。というかやっぱりやる気を分けてもらった。自分たちも頑張らなきゃなぁ、とバカみたいな感想をらく人くんと一緒に。

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10日(日)
二日酔いのまま、愛知県は岡崎へ。去年に続いて師匠の会に呼んで頂いた。しかも今回は松之丞兄さんも一緒。二日酔いでぐったりしている横で着々と作業されている松之丞兄さん。こういうところで差は広がる一方。お後に師匠と兄さんが控えているから開口一番らしく十徳をさらっとと判断したけど、さらっとし過ぎた。とほほ。
師匠も兄さんも凄過ぎて、自分だけ機能しなかったなぁと反省。
と思ったけど、新宿で師匠と打ち上げをご一緒させて頂いて、向かい酒しているうちに何もかも忘れてしまった。師匠と同席させて頂くのは久しぶりだったから、嬉しかった。

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9日(土)
渋谷らくご。志ん八兄さん、吉笑、志ら乃師匠、松之丞兄さんという番組。大入り満員。いつもマクラでひとまず空気を整えてから落語に入ることが多いのだけど、今日は思う所あってマクラなしでくじ悲喜のみ。最近少し増えたクスグリを試しつつ。導入、あまり筋に関係ないけど、前回から少しやり方を変えた。今回は特に色濃く。面白みの増加には直接繋がらないけど、ひとまずこういう新作か、と侮ってもらうためにあえて長めにやってみている。シブラクはお客様の反応速度がめちゃくちゃ速いから、これまで以上にゆったりとした入り。ひいてもグッとくいついて下さるから気持ちよすぎた。きっちり空気を作れたとホクホクしながら着替えていたら、志ら乃師匠の蔵前駕篭がさらにドカンドカンで、松之丞兄さんは怪談ネタできっちり締めておられて、最終的に自分の印象など霞んでしまったのだった。
終演後は志ん八兄さんに誘って頂いて、また山家で打ち上げ。楽しくて飲み過ぎて、色々とぶっちゃけて話しすぎた。ベロベロになってしまって正常な判断ができなくなったから、帰りに小痴楽兄さんに電話をして深夜寄席の打ち上げに合流。桃之助兄さん、小痴楽兄さん、明楽兄さん、遊子さんという芸協のみになぜか単身乗り込んでしまった。ほとんど覚えてないけど、相変わらずの粗相をしてしまったらしい。すみませんでしたっ!

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8日(金)
連雀亭でワンコイン寄席。好太郎兄さん、小辰兄さんという強力な顔付け。楽しかったなぁ。ネタは舌打たず。朝から沢山のお客様、以前、福岡の会でお世話になった中村さんもご来場くださった。ありがたい。
昼過ぎから名古屋へ。今池ガスホールでの師匠の独演会に開口一番で呼んで頂いた。舌打たず。かなり順調なすべり出しでとても楽しかったけど、終盤ちょっと反れてしまった。くそー。
師匠の地方公演に同行させて頂くのは滅多に無いことなので嬉しかった。帰りの新幹線で一杯やった。

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7日(木)
渋谷のコワーキングスペースでのんき夜行。小痴楽兄さんと初めての2人会。前座は朝太郎さん。久しぶりにフェイントマクラを入れたり楽しかった。くじ悲喜、新しいクスグリが増えてホクホク。終演後は兄さん、主催の斎藤さん、アップリンクの石井さんと打ち上げ。山家。シコタマ楽しいお酒で結果4時頃まで痛飲。

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6日(水)
起きる。やっぱり体調が良くない。お酒を飲まないと朝がずいぶん楽なのは身に染みた。野菜スープダイエットが終わったから、夜の会に向けて久しぶりにうどんを食べる。美味しい。
週刊キッショウは23回目。ふすま屋、見たことも聞いたことも無い虫、舌打たずの3席。開口一番は小はだ君の道灌。5日ぶりの落語、楽しかったな〜。
終演後は近くの焼き鳥屋で打ち上げ。ビールも飲むけど、やっぱりカロリー気にするようになった。サラダ食べて鳥食べて、炭水化物は摂取せず。帰ろうと思ったら話を聞いていたお店のおかみさんが連雀亭に出てる子たちなら、と一杯サービスしてくれた。嬉しかったけど、酔った。お酒飲まない日を作ろう。

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5日(火)
そうとうお酒が飲みたくなっているのだろう、お酒がらみの夢をこの頃よく見る。この日の夢は、一週間の禁酒を達成した後にお酒を飲み過ぎて酔っぱらった状態で下品なツイートをしてしまって師匠に怒られる、という夢。
前日どれだけお腹が空いてつらくても、寝て起きたら空腹感が無くなっている不思議。でもそこから動き出して、夕方くらいになるともう空腹感が大変なことになる。この日は特にひどくて、途中からずっとお腹が減ったということについてしか考えられなくなって、作業が全く進まなかった。
達成直前はツイートでちょっと煽ってみたら、たくさんの人が乗っかってくれて楽しかった。やってる最中にこれは24時なる前に飲むしかないなと思ったから道楽亭での落語会終わりの笑二を呼び出して駅前でついにビールを飲んだ。美味しい〜。でもそれよりも実際は食べ物の方が嬉しかった。ずっと野菜しか食べて無かったからお刺身がうまいのなんの。
でも、あれだけ食事制限したこともあって、この日はいつもみたいに好き勝手には食べなかった。いつも頼むカニクリームコロッケも食べなかったし、カロリー低めのものを中心に。いつまで続くか分からないけど、食べる量はちょっと減った気がする。一週間、お疲れさまでした。

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4日(月)
相変わらずお腹が常に減っていて久々にひもじい思いをしている。ちょっと悲しくなったり。昨日買った小説、一晩で読み終えた。お酒を飲まないと夜が長い。そして長い夜を乗り越えるために本は有要だ。普段から色々考え過ぎてしまう自分としては、素面の夜は少し危険を伴う。酒を飲んで酩酊してしまうか、物語世界に没頭するかは手っ取り早い。そんなことを考えながら、あと1日の野菜スープ生活をやり過ごしたい。昼間、洗濯したけど夕立にやられて参った。

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3日(日)
昨日の夜はお腹が空き過ぎて、本当に何か食べてしまいそうなところだったけど何とかこらえて、しかもジョギングしたりしてから寝た。寝て起きたら、不思議と空腹感はない。実は7月入って休みが続いている。土日にも関わらず仕事がない、とほほ。ちなみに火曜まで仕事がない5連休、開店休業状態。とは言え、それ以降はまた忙しくなるからこういう時間に色々と仕込んでおかないといけない。
休日の阿佐ヶ谷・高円寺は人がとても多くて、いつも使っている喫茶店は大体混んでいる。そういう場合は少し値段が高い高円寺ルノアールに行くことが多いのだけど、最近はルノアールすらも日中は混んでいるからこの2日は阿佐ヶ谷の華厳へ。手前にある祇園は雰囲気があるから込みがちだけど、ここはなぜか空いている。アイスコーヒーは安いし、僕の口には結構美味しく感じられる。トイレも綺麗だし、これから結構使うことになるかも。難点は閉まる時間が早いということ。
閉店まで作業して、本屋で珍しく小説を何冊か買って、商店街の焼き鳥屋で3本買って食べて、上島珈琲で作業している。8月ゼミに向けて参考文献を探し始めた。実況についてガツンと書かれた本がなかなか見つからなかったけど、ネットで2つほどフックになりそうなものを見つけた。実況という行為について、掘り下げてみよう。

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2日(土)
禁酒をすると夜が長くて、時間を持て余すことが分かった。いつも遅い時間になると誰かを誘って飲んでいたけど、それをしなくなると一人で正気でいる時間が長過ぎて、結果色々考え込んでしまい、身体が重くなる。いや、それはただ糖質制限の影響なのかもしれない。
落語について、これまで頑張っていなかったところを頑張るようにしてみた。続けられるかが肝だけど、ひとまず前へ前へ。ようやく、書き出し小説イベントでやるネタについて考え始めた。とりあえず使わせてもらう作品選び。会話だけで構成されている書き出し小説がそりゃ使いやすいだろうと思っていたけど案外なくて、だからひとまず自分が好きな作品と落語にしやすそうな作品を見繕うところから始めた。どうなることやら。

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1日(金)
野菜スープダイエットを継続している。それに伴って禁酒も。お酒を飲まないと朝の体調がすこぶる良いけど、必ず昼過ぎに眠たくなってしまう。
気持ちを整えて観ようと思っていた七尾旅人さんの「兵士A」を満を持してみる。。。凄まじかった。実は今回コメントを寄せて欲しいとお願いされていて、まさか自分が旅人さんとこうして繋がりを持てる日がくるとは。見終わったそのままの勢いで一気に書き上げて送信した。「911FANTASIA」で衝撃を受けたこと、落語家になる半年前、吉祥寺弁天湯での「風呂ロック」で初めてライブを拝見したことなどを。凄い方々がコメントを寄せられているから、作品についてじゃなくて、あくまでも自分とのことにフォーカスして。
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2016年06月30日

2016年6月

30日(木)
アップリンクでニューラクゴパラダイス。10回目。ゲストはひらのりょうさん。
いつもはネタ下ろし指定の会だから正直本番前はソワソワしているし、せっかく来て頂いたゲストのパフォーマンスを観ることもほとんどできないけど、今回は特にそういう縛りが無かったから鯉八兄さんのネタもひらのりょうさんの紙芝居もしっかり見ることができた。
自分のネタは昨日に続いてくじ悲喜。かわら版を読んでいたら喜多八師匠が「自分の音源を聞くように」と後輩におっしゃっていたことを知り、やっぱりそうだよなぁと思ったから昨日のくじ悲喜を聞いて少し修正するべき点を洗い出してから本番。昨日、これまでと少し違う言い方をしたら笑ってもらえた場所があって、今回もその方法で演ってみたらやっぱり反応を貰えたのでほくほく。ちょっとしたトーンだけで反応が変わる。温かいお客様だったからとても楽しくやれた。
終演後、打ち上げ。でも、お酒は飲まずに、冷やしトマトしか食べなかったから、野菜スープダイエット、きっちり遂行中。明日からスケジュールが緩い日が数日続くから、有酸素運動をかねて、渋谷から家まで歩いて帰った。道中、今日の音源を聞きながら。
自分の音源を聞くって自分にとっては本当につらいものなんだけど、ちょっと続けていきたいと思っている。確かにダメなところをダメだとはっきり思えるし、ここはこうやったらもっとウケそうなんかも思いつくし。家に帰ってシャワー浴びて、いま。急にお腹が空いてきた。

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29日(水)
連雀亭昼席でトリ。いつも動員に苦戦している13時半からの昼席だけど、今回はなんと14名様の入り!ありがたい。お客様の熱量も普段の会くらい高めだったから、くじ悲喜をガツンと。気持ちよく反応して頂けて、めちゃくちゃ気持ち良い高座だった。とにかく自分らしいパフォーマンスをどんな状況でもやれるようになりたい。
帰り道、スーパーに寄ってキャベツ・ピーマン・玉ねぎ・セロリ・トマトなどを購入。明日のニューラクゴパラダイス以降、しばらく高座が無い日が続くから、このタイミングで一週間の野菜スープダイエットをしてみようと。
帰って、スープを作って飲む。美味しくはなかった。結構きついかも。
食べ物もそうだけど、お酒も飲んだらだめなので、久しぶりに飲まない夜を過ごす。眠たくなるまで時間がありあまっているから溜めていた事務作業とか部屋の掃除をした。確かに有効な時間の使い方ができた気がする。さて、どうなるか。

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28日(火)
『6年目の吉笑』。相変わらず、独演会の直前は気持ち良く寝られず。いつか余裕を持った心持ちで会ができるようになりたい。ありがたいことに予約でほぼほぼ完売なので動員の心配はなく、ひたすら内容を考えながら当日を迎えられたのは本当に嬉しい。
3年目、5年目はBGMなんかも自分の好きなモノを伝えるように考えていたけど、今回は特に変わったことはせず寄席囃子を使って普通の落語会仕様に。1つ上の段階に来られたと思う。
ネタは『tion』『台本問題〜スポーツ編』『無題のネタ下ろし』『桜の男の子』。1席、直前までやるか悩んでいたネタがあったけど、いつも以上に不安が大きかったから土壇場で諦めた。とほほ。
これまで自分の本場所が何故か結構アウェーな空気感になる、という不思議な体験をしていたけど、今回はお客様がめちゃくちゃ温かく、とても気持ち良く落語を演らせて頂けた。本当にありがたい。
誕生日翌日ということもあって、たくさんプレゼントを頂戴した。嬉しいかったなぁ。
近所のいわし料理専門店で笑坊、笑んと打ち上げ。高円寺に移動して白黒でジントニックをたくさん飲んで帰って、寝た。気持ちの重い日が続いていたけど、ひとまず開放されることになった。

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27日(月)
32歳の誕生日。だけど、独演会前日ということと、日経電子版の原稿締切ということで、本当に何にも誕生日らしいことをしない一日だった。「おばあちゃん」のテーマで何を書こうかなぁと考えて、一つ無難な笑い話があったけど、思うところあって、相加相乗平均の話を書いてみることに。
最近、ある作家さんのことが好きになって、作品をたくさん呼んでいることもあって、何となく文章がその人っぽい感じになったりしている。送信した後、読み直して、本当はもっと言葉選びとか考えたかったけど、それよりも独演会の準備の方に時間を割く事に。結果的に誰とも話さない一日でさすがにキツかったから、日付が変わってからツイッターで泣き言を書いたら、すぐにたくさんの方からメッセージを頂けて救われた。ありがとう。

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26日(日)
宮治兄さんとの定例会。初めての昼公演。今回、チラシの配布をしなかったのにありがたいことに大入り満員。昼の時間帯の方がお客様は来られやすいのかなぁ。
久しぶりの兄さんと楽屋からぺちゃくちゃお喋り。楽しいなぁ。
この会は兄さんとの相性がそういうバランスなのか、なかなか自分の空気感にもっていくことができなくて反省することが多かったけど、今回はたぶん初めてくらい、自分の空気に持っていくことができて嬉しかった。楽しい会だったけど、昼公演だから兄さんとの打ち上げが無かったのが少し残念だった。また一緒に飲みに行きたいなぁ。スケジュールがうまく合わず、次回は来年2月です。よろしくどうぞ。

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25日(土)
メルマ旬報の配信日。にも関わらず、原稿を送信できていないという体たらく。最近気が緩んでいてスタッフさんに申し訳ない。独演会が近づいてきて、結構気持ちがキツくなってきているのもあるけど、何とか書いて送信。しばらくしてちゃんと配信されるのを確認して、土曜日なのにこのスタッフさん達は働いておられるのだなぁと思ったら、次回からはちゃんと余裕を持って入稿しなくちゃと思わされた。一つ一つ締めていきたい。

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24日(金)
談笑一門会。トリで約百物語。
この会はお客様が温かいからいつもとても楽しくて、だからこの日も楽しかったんだけど、もうちょっとやれたなぁという感じ。先月に比べると全体的に乗り切れなかったなぁ。
会を継続していくと、どうしても熱量が下がってきてしまうと実感していて、それでもとにかく継続することを死守していくか、一方でその都度何かしらテコ入れをして熱量が下がり切らないように工夫していく必要がある。この会がそのどちらにするのかは自分だけでは決められないけど、ずっと来てくださる常連のお客様のためにも、もっともっと会自体を良くしていきたいなぁ、と。
打ち上げ。頃合いを見て、落語の話を師匠に振った。以前はいつもいつも落語の話をしてくださっていたのだけど、弟子が増えたこともあってか、最近は落語の話になる数が減ってきたから、意図的にそういう話を引き出したいと思っている。やっぱり勉強になるし、何より刺激になる。
その後、帰る方向が同じの笑二と笑坊と阿佐ヶ谷で二次会に。近所の元笑笑も呼んだ。
最近、心境の変化があって、飲み方が変わってきつつある。やっぱり僕はどこかでお笑い芸人さんに憧れを頂いているらしい。

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23日(木)
夕方、新しい企画の打ち合わせのため倉本さんの事務所へ。
前日、「すべての笑いはドキュメンタリーである」という倉本さんについて書かれたノンフィクション本を一気読みしたところだったので、これまで以上に緊張しながら現場に向かった。凄い人とはもちろん分かっているけど、若き日の倉本さんがやってこられたことを再認識して、そんな熱量で面白いものを作っていかなくちゃいけないんだと痛感させられた。そう思えば随分熱量が下がってきている気がする。
いくつか企画案を出して、大体の方向性が決まった。ある企画、こんな感じで、と実感された倉本さんの演技が凄くて、でもそれを自分がやると、どうしても照れが出てしまい跳ねきれない感じになった。これ、僕のダメなところで、本番だともちろん振り切れるんだけど、普段の場だとどうしてもリミッターが掛かってしまう。この悪い癖は改善したいと思った。
夜は笑坊と渋谷で焼肉。これまでは居酒屋ばかりだったけど、最近は焼肉飲みにハマりつつある。お金的にははもちろん苦しいけど、何か最近は後輩のためにお金をたくさん使いたいと思っている。

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22日(水)
巣ごもり寄席。時松兄さん、橘也兄さん、朝之助兄さんとご一緒。時松兄さんは「四派で深夜」でご一緒させて頂いた以来。あの時は打ち上げにも連れていって頂いたなぁ。橘也兄さんは巣ごもり寄席でよく一緒になるイメージ。この日も楽屋からグワーっと勢いが凄かった。僕との関係性は宮治兄さんとのそれと同じ感じ。そして楽屋で喋っていたことをそのまま高座のマクラにされていて、同業者のリアクションさえもネタ磨きに使われる様は勉強になった。僕も少しは意識したい。朝之助兄さんと会で一緒になるのは初めて。ご挨拶したこともほとんど無いくらい。めちゃくちゃお人柄が良くて、それは第一声で分かったのだけど、兄さんが気を使ってくださることもあって、楽屋での関係がちょっと捻れてしまった。たまにある現象。調べたら年は1つ上で入門も僕より早いけど、例によって二ツ目昇進は自分が先だったから、そこでねじれ現象が起きてしまった。普通は入門順でこっちが下に入ることが多いけど、兄さんの気の使い方の熱量が凄過ぎて、油断しているうちに少し上の感じになってしまった。気をつけないと。
初めて聞いた朝之助兄さんの落語、後輩が言うのは失礼だけど、上手かったなぁ。上手いというか発声だけで完全にレベルの差が歴然だった。最近は少しでもそういう上手さが欲しいと思い出していたから、この日もとても刺激になった。

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21日(火)
しのばず寄席。珍しく夕方以降の番組で。楽屋入りしたら昼の部トリの里う馬師匠が上がられている真っ最中で、ハネて10分後には夕方の部が始まるという前座さん泣かせのプログラムだった。伸力さんがめちゃくちゃ忙しそう。しのばず寄席にしては珍しくお客様の人数が少なめで年配の男性ばかりだった。時間調整のマクラを入れてから、せっかくだからガツンと得意ネタで楽しんでもらおうと「ぞおん」に入ったけど、それはそれは見事にスベリ倒してしまった。大抵はこうすりゃ良かったと、反省することができるけど、この日のお客様の固さには自分の手持ちの武器をどう使ったら良いのかすら想像できないくらいだった。
ここまでツルンといくのはあんまりないから、結構凹んだし、すぐに帰った。面白くなりたい。

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20日(月)
昼。TBSラジオで「四の席」のCM収録。二日酔いでヘロヘロ。その場でもらった原稿をその場で読んでいくのだけど、やっぱりヘタクソだなぁと。喋りやすい言葉はスラ〜っといけるけど、どうしても言い難い文字の並びがある。いま、ちょっと言い難い言葉をメモするようにしている。それで対応を考えようと。演者として絶対マイナスなある種の人見知りが自分にはあって、この日もその良くない部分が出てしまった。サービス精神が欠けている。
夜。週刊キッショウ@ミュージックテイト。先週の週刊が珍しくたくさんお客様に来て頂けたと思っていたら、この日は過去最低動員を叩き出した。バランス取れてるなぁ。何とかツバナレはしたから赤字にならずにすんで一安心。マクラ楽しかったけど、嫌いな人を羅列するクダリはいらなかった。ネタに昇華できていなくて、ただ悪口を言うだけになってしまった。反省。結構心の揺れ方が最近はひどい。パニックがぶり返さないように要注意。

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19日(日)
最近、最寄り駅でよく元笑笑とすれ違うと思っていたら、どうやら近所に引っ越してきたらしい。ということで、久しぶりに飲むことに。笑二の日経電子版の原稿が終わるまではすしざんまいで軽く一杯。最近どうしているのか色々と聞き出して、僕が思う今後の動き方を話してみたり。
その後笑二と合流してボトルをキープしてある丸金酒場へ。ここで随分飲んでしまって、笑笑の知り合いの女性ピン芸人ヒコロヒーさんと、笑二の芸人仲間の大嶋さんを呼び出そうという話に。まさかこんな時間から来ないだろうと思ったら、さすが二人とも芸人さんで、すぐに向かってくれることに。それからは三次会のジョナサンまで行って結局朝まで。
酔っぱらい過ぎて気が大きくなったようで、気がついたら10万円下ろして、その大半を一晩で使ってしまったらしい。今月は節約生活しなきゃ。

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18日(土)
MOROHAさんからイベントのオファーを頂いた。8月18日新宿MARZ。嬉しい。
ポエトリーリーディングにはまった数年前、夜な夜な友達を家に招いては酒の飲みながらYouTubeでたくさんの音楽を聴いていた。そんな中で『恩学』と出会って、その存在を知った。集まっているのはお笑いをやっているヤツとか音楽をやっているやつとか、みんな自分と同じで、やりたいことをハッキリ持てているやつたちばかりだったから、それぞれが「ラップ」を自分のやってることに置き換えてはリフレインして、その都度、グッときてたっけ。
群馬フェスでの『三文銭』映像を観て、いてもたってもいられなくなって、吉笑ゼミにお招きすることになった。
当時の僕はと言えば、自分でも認識できるくらい内側からほとばしってくる熱量が凄くて、だからテーマを熱量に据えて、MOROHAさんと真っ向勝負しようと思ってのキャスティングだった。
結果、間近で体感したMOROHAさんのパフォーマンスというか威圧感は完全に真打のそれで、「ここまで凄いのか」とビックリさせられたことを覚えている。
今回はライブハウスで落語。たぶんお客さんはスタンディングだから万全の状態とは言えないだろうけど、それでもガツンと落語の凄さを見せつけたい。
曲などの作品も当然ながら、マネージャーさんとお話したり、ご本人と色々話しているうちに作ったものを届けることだったり、作り続けられるように環境を整えていくことだったり、考えておられることがとても近くて、そんなところも尊敬している方々です。
このMOROHAさんのイベント以外に、メディア系の仕事が1つ、イベントが1つ、レコメン依頼が1つと、最近は音楽系の仕事がたくさん舞い込んできた。そういう流れなんだろう。嬉しい。

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17日(金)
昼。広小路立川流寄席。寸志さんの猫と金魚がよく受けていた。自分の高座は70点くらいの感じ。うーん。
夜。週刊キッショウ@高円寺。この日は講談社のSさんと構成作家のUさんをはじめ、初めてのお客様が多めにいらしてくださっていたから、常連様には申し訳ないけど得意ネタをドンドンドンと。
高円寺での週刊は15人くらいの動員で落ち着いていたけど、この日は倍の方が来てくださったのと、開口一番の仮面女子くんが場を盛り上げてくれたから、めちゃくちゃ上がりやすかった。すでにボルテージが上がっている感じ。本当は本物の偽物をやろうと思っていたけど、仮面女子くんの動物園をうけて手動販売機に。会場が温まっていたからマクラは少なめにしたけどやっぱりグイグイついてきてくださった。
そして最近ある大御所に当てこすりされたマクラを喋ってみた。ウケて一安心。今月のマクラは固いエピソードがまだないから、下手したら当てこすり御師匠さんの件になるかもなぁ。
終演後は近所でSさん、Uさん、仮面女子くんと飲みに。お二人ともとても気を使ってくださるかた気持ちよい酒席で飲み過ぎてしまった。帰る途中に電話があって、そういや高校の同級生が上京してくるから時間あったら飲もうと言われていたのを思い出して、品川に合流。スペシャの串田とはちょくちょく会うけど他は結構久しぶりなメンツで。遅くまで飲んだ。ありがたいことにようやく同窓会の類の集まりに劣等感なく参加できるようになれたかなぁと思っていたけど、まわりの話を聞くとすでに芝公園にマンションを買ったやつとかいて、まだまだ底辺だなぁと痛感させられた。楽しくて結構飲んでしまったらしく、思っている以上に泥酔状態のまま何とか帰宅した。どこかで転んだと見えて、起きたら数カ所ケガをしていた。

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16日(木)
立川流広小路昼席。寝覚めの具合なのか何なのか、身体というか口回りの調子がよかった。こういう日がたまにあるけど、何が理由なのか分からないからうまく自分の身体を使えないでいる。
日によっては喋り慣れた固いマクラをふるのが気持ちよくないと感じることもあるけど、この日はモチベーションも高く、前のめりに固いマクラを振ることができて、舌打たずに入ってからも結構上位に入るくらいのお客様とのシンクロ具合でめちゃくちゃ気持ちよかったのだけど、中盤で途中入場のお客様がわんさか来られて、すでに座っているお客様方の意識がそちらに向いてしまい、途中からは気持ち良さが激減してしまった。
ああいう時にも芸の圧力が高ければビクともせずに持っていけるはずだけど、自分は特に圧力が低い方だからいかんともしがたしだった。大きな課題だなぁ。

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15日(水)
昼。巣鴨獅子座。出番前も出番後も、むー、っという感じ。詳しくは書かない。環境がどうあれ、自分の力だけでも自分の世界をきっちり構築できるようになりたい。
気持ちを入れ替えて国立天文台へ。今度ある教育機関から「出張版吉笑ゼミ。」をやって欲しいと依頼を受けていて、そのゲスト講師に出てくださる先生と打ち合わせに。天文分野はあまり馴染みがなくて、せいぜいハッブル宇宙望遠鏡について書かれた本を高校の時に読んだくらい。望遠鏡を覗いて、遥か彼方にあるものを見るなんていうのはロマンチックで好きだけど、その本に書かれていたスペクトルを使ってどうこうみたいな、実感の抱きにくい現代の天文学にはあまり興味が沸かないでいる。
そんな状態で色々とお話を伺ううちに、いくつか興味を持てるフックを先生から提供して頂けたから、たぶん当日はそのあたりからネタに昇華させていくことになるはず。
打ち合わせ後、主催者の方に夕食を御馳走になる。新宿の小料理屋みたいなところ。美味しいものを沢山食べさせて頂いて、お酒も沢山のんで、たくさんお喋りさせて頂いた。
「吉笑ゼミ。」はもっともっと大きな企画にできると思っている。ちゃんと動かなきゃ。

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14日(月)
師匠の月例独演会で太鼓番を。この日の出囃子はアリボンバイエ。三味線はシンプルな構成だから、太鼓を細かく刻んで欲しいとえり御師匠さんから指示を受けて、久しぶりに大鼓を16分に刻む叩き方を。前座の時、ゲットバックを叩く時に編み出したこの手法を使うのは2回目。何をしに行ってるのか分からないけど、うまく叩けてちょっとホクホクしてしまった。
以前一度お会いした某落語会の主催者さんが楽屋にいらしていて、久しぶりの再会。以前会った時は色々あって一緒にお酒をたくさん飲んで、最終的には例によって無茶苦茶な酔い方をした時だったので、少し気まずかった。

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13日(月)
雨。昼、某新聞社で取材を受ける。落語についてじゃなくてとあるテーマについて考えを聞かせてくださいという初めての依頼。依頼の段階で記者の方には大体の方向性が見えておられるっぽくて、でも僕からそれに沿った話題はあんまり出せそうになくて、どうなるかなぁと思いながら待ち合わせ場所へ向かう。講談社しかり、日テレしかり、大きな会社は駅とほとんど繋がっているから雨でも移動がラクでいい。
結果、落語に紐付けしながら色々なお話をさせてもらった。話しながら思いがけず自分から「奇跡の濃度」という考え方が出てきた。それまでそんなことを考えたことなかったのに、急にポンと。奇跡にも濃度があるってちょっとグッとくる切り口だなぁ。
そのまま小川町に移動してスタバで紙版の原稿。今回はまた結構カツカツになってしまって竹野さんに申し訳ない。そして、次回は月曜開催だからすぐにそれの締切も今日、明日、という感じ。
ひとまず送信して連雀亭へ。何というか一切手応えのない時間だった。そんな中でも自分だけはきっちり手応えを得られるような動き方をしないと次のステップにいけないと分かっているけど、まだまだ無理だ。
表でチラシ配りをしていたら、備品の鍵を間違えて持って帰っていた笑二が返しにきた。

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12日(日)
西荻窪の一欅庵という素敵な日本家屋で『古典廻さず』という落語会。久しぶりに粋歌姉さんとご一緒。というか2回目か。のんき夜行の斎藤さんが主催の会だからホスピタリティーばっちりで、こちらは気軽に楽屋入りした後、ぺちゃくちゃお喋りを。売れたらこういう家に住みたいなぁと思った。
1席目は仲入りでカレンダー。週刊でやったから試してみようと。これが思いのほか上手くお客様とシンクロすることが出来ずになかなか厳しい手応えとなってしまった。本当は『台本問題〜スポーツ編』をやろうと思っていたけど、ちょっと危険な気がしてシブラクから連続だけど『舌打たず』をやることに。趣のある建物だから擬古典の方がマッチするかなぁと思って。こちらはナイス判断だったようで気持ちよくネタを終えることができた。
久しぶりに斎藤さんの奥さんにお会いできてよかった。以前、お二人の結婚披露パーティーの司会を担当させてもらったのです。

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11日(土)
ある大御所の方から、当てこすりされているのを目撃してしまって、嫌な気分に浸っていた一日。大御所が若手に対してやることじゃないと思うこともさることながら、その当てこすり方がハッキリじゃなくて一応保険をかけながらの微妙な言い回しを使っているのも気持ち悪いと思った。
僕のある企画のゲスト候補に主催者さんがこの方の名前を挙げておられていて、こちらとしても是非お願いしますという感じで考えていたけど、すぐに候補から外してもらうように連絡をした。僕史上2人目の能動的な共演は拒否したい方に認定。

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10日(金)
朝、笑坊に来てもらう。ようやく出来上がった『6年目の吉笑』が届くから宅配便を受け取ってもらおうとちょっとしたバイトとしてお願いした。入れ違いに外出して連雀亭ワンコイン寄席。明楽兄さんと歌太郎兄さんと一緒。のんびりした楽屋で楽しかった。
一度帰宅してチラシの確認。思っていたよりも細長いチラシになっていた。たくさんのチラシに挟むと目につき難いかもしれないけど、これまでやったことの無い形式だったので新鮮に感じた。そのまま渋谷らくごへ。吉笑、太福兄さん、松之丞兄さん、圓太郎師匠というヤバい顔付け。
兄さん方とは8月にもTBSラジオのイベントで一緒になるけど、浪曲・講談のアイコン的な兄さん方なので特に刺激を貰える。僕が落語のアイコンになるのは無理だけど、せめて新作落語のアイコンにはならなきゃなぁとか思いながら楽屋で雑談を。
高座は先月作った、友達を失った話を軸にした鉄板マクラからの舌打たず。どちらも気持ちよくうけて、もちろん充実感のある高座だったんだけど、準備段階から気になっていたマクラと噺の関連性の無さがやっぱりよくなかった。盛り上げるために振るマクラもあって良いとは思うけど、シブラクみたいな場所では持ち時間30分で1つの作品を作るくらいのつもりで練り上げないとダメだった。この日も松之丞兄さんに全部持っていかれたなぁ。
終演後、なんと太福兄さんに誘って頂いて、松之丞兄さんと軽く一杯御馳走になることに。太福兄さんとは何度か酒席をご一緒させて頂いているけど、松之丞兄さんとは初めて。
色々な話をしたり、聞いたりして、本当に軽くで解散。これがやっぱり兄さん方の時間の使い方なんだなぁ。見習わないと。自分が一番上だったら確実にもう一軒行くだろうからなぁ。
帰りの電車でも松之丞兄さんとお話をさせて頂いて、あまりにも直球で聞かれたから、僕が思う松之丞兄さんがやった方がいいと思う動き方について話してしまった。実現されたらもっともっと手が届かない存在になってしまうのに。
それでもめちゃくちゃ刺激的な時間だったなぁ。なんとか兄さん方に食らいついていきたい。

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9日(木)
何をしたのか、全く思い出せない一日。ツイートもしていないし、とてつもなく無駄な過ごし方をしたんだろうなぁ。最近こういう時間の使い方が多くなった気がする。前よりずいぶん暇な時間が増えたからだろうけど、もっと有意義に毎日を使っていかなくちゃあダメだなぁ。
この日記も何もやらなかった日こそ、出来るだけその日に更新するようにしよう。

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8日(水)
連雀亭で週刊キッショウ。今回は前座で入ってもらっている仮面女子くんの取材カメラ付き。仮面女子くんは元々広告の仕事をしていたらしく、その時の繋がりでテレビ朝日に最近はちょくちょく出演しているよう。自分も、特殊な仕事を貰える多くが、落語家以前の繋がりによるものだから、彼にもそういう繋がりは大事にして欲しい。
ネタはぞおん、道灌、そしてカレンダー。福岡で久しぶりにやったぞおんが気持ちよかったから、この日もやることに。道灌は前回の連雀亭での会で開口一番を勤めてくれた小はだ君の高座を聴いてやってみたいと思ったから。カレンダーは久しぶりに風を通しておこうと。日付が変わることでガラッと内容が変わってしまう。今回用にもちろんスムーズな展開は構築できたけど、やっぱりこのネタはうるう年の前の年から、うるう年の2月28日くらいまでが一番効果的にくすぐりを入れられるから、次の旬は2019年から2020年にかけてと言ったところ。
まくらで、誕生日プレゼントが欲しいと言ったところ、帰りにお心遣いを頂戴してしまい恐縮した。師匠と同じでご来場頂けることが何より嬉しいものです!いつもありがとうございます。
近所の焼き鳥屋でサクっと打ち上げて帰宅。毎月1回こうして小はだ君と食事をしている。少しずつ仲良くなってきた気がする。優しい男です。

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7日(火)
夜、渋谷でニューラクゴパラダイスの打ち合わせ。という名目の飲み会。円山町の奥にある、魚料理屋さん。佇まいからして明らかにレベルが高そうだったけど、案の定、肴が美味しくて驚いた。あん肝の刺身なんて初めて食べた。月末の第10回でひとまず区切りがつくから、その先をどうしましょうか、という話。このクルーとは毎回飲んでるし、価値観も近いからとても気心知れてきた感じ。ということで、言うことはいいつつ、受けるところは受けつつみたいな感じの打ち合わせとなったのだった。
アップリンク石井さんと別れたあと、斎藤さんと2軒目。こないだ市弥兄さんと飲んだ店に行って、少し残っていた兄さんのボトルを飲み干して新しいのを入れておいた。近頃飲み過ぎだと自分でも思う。

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6日(月)
夜、笑二とヒメアノ〜ルを観に新宿へ。噂通り、タイトルが出る瞬間が凄まじかった。何となく、構成を想像できていたから、序盤は早く例の展開こい、早く例の展開こい、とひたすら思ってしまった。映画終わりで高円寺に移動して駅前の焼きとん屋で軽く飲む。初めていくお店。こうやって映画行って、それ終わりで軽く飲んで解散というのは結構良い流れだなと思った。これからもちょっと後輩を誘ってみよう。
それにしても毎日飲み過ぎている。

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5日(日)
空白の一日。二日酔いがあったから昼過ぎまで寝ていて、起きてからもしばらく家でぐったりしていたのだった。お酒もお酒の場も、お酒の失敗も好きだけど、次の日もこうして時間を奪われてしまうのは好きじゃない。
小辰兄さんは昼から落語会に出演されていたし、市弥兄さんは朝からNHKのラジオに生出演されていた。タフだなぁ。

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4日(土)
昼前にホテルを出て、那珂川へ。14時から落語会。途中に連れていって頂いたラーメン屋がちょっと衝撃的な美味さだった。煎り酒という昔に使われていた調味料がベースの味で、小辰兄さんと美味い美味い言いながら、ペロっと食べてしまった。
この日は昨日よりもより営業っぽい雰囲気の落語会。丁寧にマクラを振ってから、狸の恩返しすぎとぞおんをやった。兄さんは野ざらしと夢の酒。この2日間、じっくり兄さんの高座を聴けたのは本当に良かったと思う。自分とは落語へのアプローチが全然違うからこそ、逆にめちゃくちゃ刺激になる。楽しい雰囲気で会を終え、福岡空港へ。飛行機の都合で2時間待ち時間があって、そうなりゃもう飲むしか無いということで空港の居酒屋で兄さんと差し向かい。2時間あるから普通の飲み会みたいに沢山飲んだし沢山喋れた。兄さんも自分とのマッチアップでとても刺激になったと言ってくださって、嬉しかった。ベロベロになって飛行機へ。あら、不思議。閉所恐怖症はどこへやら。結局、文字通り気のせいでしか無いんだよなぁ。
あっと言う間に羽田について、そこからもう一軒行こうと誘ってもらえて、兄さんと渋谷へ。どこにいくのかなと思ったら、道玄坂にある、めちゃくちゃ昔ながらの居酒屋さん。古い階段の二階にある店だから自力では絶対に入れない店。何でかなぁ?と思ったら、しばらくして市弥兄さん、市童兄さん、市丸さんが合流されて納得。市弥兄さん行きつけのお店だったのだ。珍しいメンツで、とても楽しいお酒を飲ませて頂いた。みんな仕事があるからちょっとだけ、ちょっとだけと言いながら結局さらにもう一軒。みんな一緒だなぁと思った。僕と同じくらい酒に飲まれると評判の市弥兄さんがさすがの酔いっぷりだった。みんなでシコタマ飲んで、それでもちゃんと夜中には解散になるのが寄席がある落語協会ならではの時間感覚だなぁとか思ったり。
方向が同じだから市童兄さんと途中まで一緒に帰った。楽しい2日間だったなぁ。

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3日(金)
昼、福岡に移動。今日から2日間、小辰兄さんと一緒に福岡で落語会。例の閉所恐怖症があるから通路側の席が良かったけど、あろうことか三人席の真ん中しか空いてなくて、その時点で冷や汗。こないだ伊集院さんのラジオで聞いたなかりの冷えたダシが売っていたから気になったけど、それ以上に飛行機で無事かが心配過ぎて、買わなかった。こないだ掃除してら出てきた最後のデパス1錠を財布に忍ばしてあるから、いつでも飲む体勢を取りつつ、兄さんと合流。訳を話して、一番最後に飛行機に乗り込む。すでにちょっと動悸が強くなっている気がして、これはまたヤバイかもと思っていたところ、自分の席にどうやら間違えたらしいおっちゃんが座っていて、そのおっちゃんの席であろう反対側の三人席の真ん中に座ったら両隣がか細い女性で、そのおかげでそんなに息苦しさを感じることなく、気がつけば無事に福岡へ着いていた。
落語会は高宮という場所で。160人くらいのお客様に集まって頂けたのは驚いた。主催者さんが頑張ってくだっさったおかげでしかない。年齢層が若干高めだからどうしようかなぁと思いつつ、思い切ってくじ悲喜を。マクラを周到に振って、その時点でお客さまとがっちりシンクロできたからとても気持ち良い時間となったのだった。二席で50分という時間配分だったけど、すでに40分喋ってしまったから後半は何時材で時間調整。その後の兄さんの不動坊への流れも含めて、手前味噌ながら良い落語会だったと思う。持っていった現在落語論も全部売れた!
気持ちよい高座が出来たあとはお酒が美味く感じるもので、連れていってもらった小料理屋でシコタマ飲ませてもらって、ホテルにチェックインしてから兄さんと2次会まで行った。
小辰兄さんと二人会をするのは初めてで、ちゃんと飲むのもほぼ初めてだったからとても新鮮だった。僕はいつも通りパーパー喋るのだけど、兄さんも色々喋ってくださって、とても親近感がわいた。そんなことを考えてらっしゃるのだなぁと思うことがいくつもあった。
それでも健康的な時間に切り上げて、部屋で一杯だけ飲んで、寝た。

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2日(木)
日暮里寄席で道灌。日暮里は高座から見える位置に時計が無いから体感時間で20分に調整する必要がある。道灌はゆっくりやったら17分くらいだから、少しマクラを振って道灌をやればピッタリだと思って高座に上がったけど、降りてみたらあと2分くらい残っていた。ということは道灌が早くなってしまっていたということで、この辺り、もっとキッチリ思い通り喋れるようになりたいものだ。仲入りで左談次師匠がやられた万金丹、真ん中まで聴いても何のネタか判断できなかったとほほ。万金丹は春樹兄さんがやっていた印象。
途中で失礼してWOWOWぷらすと生配信へ。六本木一丁目。この日はまもなく開幕するユーロ特集で、ジェントルさんと笹木香利さんという、どちらも初めましてなメンバーで。ジェントルさんは元々芸人活動をされていたようで、初対面だけど会話のラリーがとても気持ち良かった。テンション高めの方なので、こちらも自然と前のめりにさせてもらえた。笹木さんは太田プロ所属のTHE女性タレントさんという感じ。バラエティスキルが高過ぎてめちゃくちゃ勉強になった。明らかに売れていく雰囲気がプンプンしていた。
帰り、四谷で丸の内線に乗り換えるのだけど、ホームの端の方の屋根が無いエリアがとても好き。空が広くて、でも高いビルがたくさん見えて、東京だなぁという感じ。最近のお気に入りスポット。

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1日(水)
月初め。別に流れていく時間として何か明確な区切りがあるわけじゃないけど、やっぱり月初めは気持ちがリセットされる。この日は休みだったから尚更そんな気がつよくした。毎月一回、お送りしている落語会案内メールを書いて、送信した。1日に送信するのは初めてなんじゃないだろうか?溜めていた5月のブログも全部書いた。本当は溜めすぎずに2日に1回くらいのペースで更新していきたいけど、どうしても地道な継続がうまくできない。このブログがコンスタントに更新されているうちは毎日を自制できているから良い流れの証拠で、反対に更新が滞りだしたらあまり良くない毎日を過ごしているんだなぁと目安にしてください。
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2016年05月31日

2016年5月

31日(火)
週刊キッショウ@庚申文化会館。前の晩に飲み過ぎて、というか量はそんなに飲んでないはずなんだけど泥酔していて、結構帰りの記憶がなく、体調も昼過ぎまで戻らず、という例によって良くない感じを。お礼のメールを送りがてら確認したら志の太郎兄さんとの2次会で、兄さん曰く「悪鬼雑言の嵐」だったとのこと(全く覚えていない、、、)。志の太郎兄さんは志の輔一門だから当然自分とは比べ物にならない気働きスキルやバランス感覚なんだけど、それでも他の先輩方に比べるとキャリアが近いからか結構腹を割って喋ってくださるからとても嬉しく感じる。一度は二人で会をやりましょう、という話もあったけど流れちゃったなぁ。
会の方は「台本問題〜スポーツ編」「赤ん」「大根屋騒動」の3席と、週刊恒例のたっぷりマクラ。台本問題は後半のギミックが足りてないから尻すぼみ感が相変わらずだけど、短い持ち時間に合わせて作ったから前半のギミックはテンポ良く続くからやっぱり気持ちがいい。スポーツ編は野球にしたのが正解でとても数字の要素が多いからx遊びはやりようがありすぎる。一二塁間とか、まだ使ってない言葉もあるけど、やりすぎるのもどうかと思って削ってある。それにしても「あとx人、あとx人」が個人的にとてもツボで、この日も普通に笑ってしまった。
「赤ん」は自分でも一体どういうネタなのか自分でも分からない。これはギミックを増やしても仕方ない気がしているからめちゃくちゃ小品になっているけど、逆にこれくらいの規模のネタを意図的に作ってもいいかも。大根屋はそろそろ決定稿を作って、セリフを固めた方がいい段階かも。
終演後は笑坊とうおこうへ。昨日飲み過ぎたから今日は控えようと思っていたけど、おかみさんにビールを出して頂いて一杯飲んだら美味しかったから結局2杯飲んだ。大根屋のマクラで珍しくうおこうのおかみさんから江戸東京野菜でネタを作って欲しいと頼まれたから拵えたという話をしたけど、奇遇にもこの日また、魚で一本ネタを作って欲しいと頼まれた。タイミングがピタっとハマったから多分作ることになると思う。ひとまず頭の片隅に入れておいて、早めに解散。明日から6月か。

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30日(月)
ひたすら家でもそもそしていた日。粋場の西岡さんに「飲み会イベントをやるから来てくださいよ〜」と言われていたことを思い出して小雨振る中表参道へ。コミューンという表参道の交差点付近にある屋台村のようなところの一角で開催されていたのだけど、一人では明らかに気まずい思いをしてしまいそうだったから、何回か葛藤して行ったり来たりした後、やっぱりどうしても入れなくて駅へ。このまま帰るのもなぁと思っていたら、そういや志の太郎兄さん、らく人くん、寸志さんの会が広小路であって、ちょうど終演前くらいじゃないかということで、打ち上げにお邪魔することに。そんなことするのは初めてだけど、おしゃれ空間に入れなかったことと、志の太郎兄さんと飲みに行こうと前から言っていたこともあってお邪魔させてもらった。
志の太郎兄さんが現在進行形でくらっている大変な一件について聞きながら、途中から例によって自分もわーわーと。次回は11月にやるそうですから、ぜひ。
その後、帰る気でいたら志の太郎兄さんに誘って頂いて二人で二次会へ。兄さんも結構飲むの好きなんだよなぁ。嬉しい。田町かどこかの居酒屋で、そこが3時閉店だったからそんな遅くまで飲んでいたはずはないけど、気がつけば自宅で、次の日になっていた。楽しかった夜。

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29日(日)
あることが引き金になってヨーロッパ企画さんのDVDを何枚も見直している。やっぱり面白い。これがやっぱり自分の好きなコメディーの形なんだなぁと。月とスイートスポット、序盤の緊張感から、スイートスポット登場後のくだりでドカンドカン笑いをとって、さらに絶妙のタイミングで酒井さんが登場することでまた新鮮に驚けて、しかも最後はグッとくる空気の締め方で、凄まじいなぁと。ヨーロッパのDVDは芝居を見たあとに続けてメイキングを見ることになっていて、それを見るととてもやる気がでるのだった。ああいう仕組みでのモノづくりを自分もしたいけど、落語家だと難しいかなぁ。劇中に登場する雪見だいふくを食べたくなって、明け方コンビニに行ったらなんと売っていなくて、同じく劇中に出てくるピノで我慢しようか迷ったけどやっぱりここは雪見だいふくだと思って、少し遠いコンビニまで行ったら雪見だいふくもピノもなくて、結果チョコモナカジャンボを買うというよくわからないことをしてしまった。

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28日(土)
前日が書いたとおりの、酒乱の自分としてもびっくりするくらいの泥酔をした日だったので案の定夕方過ぎまでグロッキー状態。というかこの日の二日酔いは酷過ぎた。結果、師匠も出演された国立演芸場での立川流落語会に勉強に伺えなかった。最悪だ。夜、ようやく体調が戻って、さすがに飲む事なく、いそいそと作業をして寝たそんな一日。前に毎日が途切れたばかりだったのに、この日また途切れてしまった。自分め!

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27日(金)
談笑一門会で「くじ悲喜」。先月の連雀亭マクラは出来が良すぎて今月はどうかなぁと思っていたけど、おかげさまで笑坊と一番の親友だった男に良いエピソードを提供してもらえたから、この日も今月の総決算マクラのつもりで会場へ向かった。構成を考えながら移動するのが一番楽しい。どうせだったらとくじ悲喜のサゲを暗転合わせにしてもらった。どう考えてもコントで暗転するように終わるためのフレーズがサゲになっているから一度やってみたかったんです。本当は暗転後のBGMも理想の曲にしたかったけど、この日はBGMの選曲当番じゃなかったから断念。肝心の高座の方は、笑んの後の出番で、まだ客席が完全に温まってはいなかったから、予定していたマクラの前に急遽、笑点のマクラを振った。これも月末から一気にお世話になったマクラ。ありがたや。
結果、マクラはバッチリはまって、くじ悲喜もベストではないけどかなり気持ちよくお客様と空気を合わせられた出来だったから、とても気持ち良い高座になった。嬉しい。
それでテンションが上がったのか、一門での打ち上げでも結構飲んだのに、それから高円寺で笑二と軽く二次会をして、明日早い笑二と別れた後から地獄の展開が待っていた。会にも来てくれていた高円寺の知り合いと合流してちんとんしゃんで日本酒をめちゃくちゃ飲んだあと、さらに別の方とある場所で合流することに。というか、その人がいるであろうある場所に勝手に押し掛けることに。まぁキャバクラなんだけど。それでいつものように全部ごちそうになって、しかもぼんやりした記憶ではキャバクラ嬢の人が結構キツめにこっちをいじってきたのに腹を立てて、確か始めてキャバクラ嬢の人と口喧嘩をした。。はず。
向こうが「お前みたいな奢ってもらうだけの貧乏人が、、、」みたいないじり方をしたのが悔しかったのか、店を出て知り合いと解散したあと、ATMで大金を下ろしてそれを持ってそいつに叩き付けてやろうと思ったのだろうけど、結果、店には行かずに家で寝ていた。起きたらポケットに17万円くらい入っていて、すぐにまた貯金しに行った。虎の子の17万円なので。ここまでひどい酔い方は久しぶり。

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26日(木)
何をしたのか、全く覚えていない日。確か二日酔いが結構ひどくて夕方前くらいまでぐったりしていて、その後はいつもみたいに喫茶店をはしごしながら作業していたのだっけ。ツイートすらしていないから、相当低調な一日だったみたい。
このブログもそうだけど、何か僕の中に毎日を繋げていく感覚があって、オンとオフというメリハリが無い仕事だからこそ毎日を自制して、思考とかを繋げていって、それを1日2日3日とどんどん続けていければギューっと糸を引っ張るみたいに毎日がピンと張りつめていって、倍倍で良い成果を得られる気がしているのだけど、こういう風に飲み過ぎて記憶をとばして、次の日の大半をぐったり過ごすと、なんだか思考が途切れてまた0から、みたいになってしまう気がする。せっかく深めていた思考がまた始めからになる、みたいな。
この日はそんな日だった。とほほ。

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25日(水)
粋場で談吉兄さんとのトークライブ「談吉さんと吉笑くんの会話会」1回目。トークイベント自体は何度もやったことはあるけど、こうして落語家だけでしかも自主的に開催するのは初めての経験でどうなるのかなぁ、と。前座の時は一番仲が良くて、飲みに行ったりカラオケに行ったり、たくさん遊んだ先輩だけど最近はありがたいことにお互い仕事がちょこちょこあって、また僕が何月何日に飲みに行きましょう、みたいにあらかじめ予定を組むのが好きじゃないからいつも、今なにしてます?みたいな誘い方をしてしまうこともあって、誘えども誘えども飲めない、みたいなことが続いていて、だったら会うこと自体を仕事にしてみよう、という事で始めることにした会。
粋場は以前「吉笑ラボ。」という会をやらせて頂いていたのだけど、気がつけばやらなくなっていて、そこからお店自体にも行けていなかったのだけど、今回こういう機会でまた伺えることに。
話す内容など決めずにぶっつけ本番だったからどうなるかと思ったけど、フタを開ければ自分としてはとても楽しめるイベントだった。空間も気持ち良いし、お客様も温かいし、結果、自分の中にあるけどわざわざ言わなくてもいい、というようなことまでグワーっと発露してしまった。まぁいつものことか。
終演後も何となく飲んでいたら、お客様も何組か残ってらしたから、せっかくだったら一緒に飲みましょうとちょっとした打ち上げみたいな形に。そこであるお客様の相談にのっていたら頭のスイッチが入ってしまって、プチブレスト大会になってしまった。というか、自分がひたすら思いつく案を列挙していただけだけど、久しぶりにあの回路を使ったから新鮮だった。シミュレーションゲームみたいで楽しいんだ。
その後、AR三兄弟の川田さんに連れていってもらった会員制の隠れ家的な素敵居酒屋に談吉兄さんをお連れして、さらには高円寺のいつも飲みに行ってる丸金酒場で3次会までして明け方解散。こんなに飲む予定では無かったのだけど、まぁ久しぶりに会ったのだから仕方がない。いま作ろうと思っているネタの種を初めて談吉兄さんに話した。そろそろ「ぞおん」級のネタを作ろうと思っているところで、そういや「ぞおん」も種の段階で談吉兄さんに喋っていたのだった。あれは阿佐ヶ谷の和民だったか。
こうして仕事が一緒になった時には一緒に飲みに行きたいなぁ。

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24日(火)
下北沢で師匠の会。連日の運動の一環で高円寺から歩いて会場へ、結果1時間半くらいかかって良い運動に。歩きながらいくつかアイデアが閃きもした。昨日の夜中、散歩をしている時にふとひっかかった出来事から1つ新しいテーマを見つけられて、その参考文献はどういう調べ方をしたら見つかるか、まずはそこのリサーチから始めたところ、早速光明が見える。何かしらネタに昇華できそうでホクホク。
開口一番は粗粗茶を。タウンホールでは自分の、線が細いパフォーマンスだと上手くお客様と空気を合わせにくい気がしていて、だからここんところは自分らしいネタじゃなく古典をやるようにしていたのだけど、この日は自分の噺をやってみることにした。結果、やっぱりうまく空気を合わせることができなくて凹む。もう1つの課題にしていたマクラは、まずまず気持ちよくできたから余計に残念。やっぱり線を太くしていかなくちゃ未来は無さそうだけど、その方法が今のところ分からない。どうしたものか。

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23日(月)
あまり寝られなくて、珍しく7時頃から動き始めた。朝ご飯にうどんを食べたあと落語を聴きながらジョギングというかウォーキングというか、ちょっとした運動をした後、家でプランク。プランクっていうのは体幹を鍛えるためのトレーニングで、お腹回りのダイエットにいいらしいと聞いたのでちょっと前から継続している。腕立て伏せみたいな体勢でひたすら待機するだけなのに、これがどうしてなかなかにしんどい。最初は30秒プランク、20秒休憩、30秒プランク、というプログラムだったのだけど、この日から90秒×2という自分史上最もきびしいトレーニングに。何とか達成できたけど、いやぁきつかった。15日後には300秒×1というプログラムまでいくらしくて、今からビクビクしている。
諸々終わって、洗濯機をまわしているところで眠ってしまって起きたら出かける時間になっていた。干せなかったのでまた洗濯しなくちゃと思いながら一つ用事を済ませて、志らく師匠の芝居へ勉強に。前回の時もそうだったけど、小劇場特有の通路が遠い状態でギュッと座ると、例のパニック障害の名残りが出てしまい、つらくなってしまう。この日も開演直前にパニックが出て、よっぽど今からでも退出しようかと葛藤したけど、音楽を聞いて気持ちを紛らわしたらなんとか収まって、無事に芝居を観られた。
帰り道、頂いた志らく師匠のシネマ落語や、2030年にやる分までのネタが記載されている独演会のチラシを見て、あらためて志らく師匠の創作量に驚かされた。質は当然として、量的な活動ももう少し増やさないと全然ダメだぞ、と思わされた。

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22日(日)
神保町花月で創作落語の会に出演させて頂いた。僕、白鳥師匠、三四楼兄さん、文枝師匠という凄い番組で、しかも全員が新作ネタ下ろしというぶっ飛んだ内容。文枝師匠とお会いするのは2度目だけどきちんと挨拶させて頂くのは初めてだったからビクビクしながら楽屋入り。劇場だから当然だけど、たくさんのスタッフさんが仕込みをされていて、こういう劇場があるのは羨ましいなぁと思った。
ネタの方は「台本問題〜スポーツ編〜」、持ち時間が15分と短めだったからギュッとコンパクトにする方向で素材を選んだ。野球は数字が沢山出てくるから結果、今までで一番要素の詰まった構造になった気がする。初めての会だからお客様の空気も分からないまま、探り探りのスタートだったけど、ひとまずトップバッターとしての仕事はできた気がする。想像どおり後半の失速具合は残念だったけど、ひとまず満足。
文枝師匠がなんと高座を観てくださっていたようで、出番後にご挨拶に伺うと少しの間、アドバイスをしてくださった。ありがたすぎる。技術的なこともたくさん教えて頂けたけど、着物にアイロンを当てなさい、というめちゃくちゃ初歩のアドバイスまで。確かに今日は洗濯に失敗してシワシワの着物になってしまった。
出番後は皆さんの高座を袖で勉強させて頂いた。普段は擬古典を中心に自分の好みをひたすら追求しているスタイルだから、ネタに対する向き合い方が僕とは全然違う皆さんのネタを観ているとひたすら刺激になった。自分にないアンテナというのは確実にあって、少しはそういう要素も伸ばしていきたい。
山場が越えて一段落だったから高円寺で一番美味しい肴を出してくる店に行って個人的に打ち上げを。贅沢三昧でほくほく。明日から、また頑張ろう。

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21日(土)
「WOWOWぷらすと」の生配信が22時30分から。16時過ぎくらいに現場近くに行って喫茶店を転々としながら作業をしたのだけど、さすがに煮詰まってしまって気持ちをもっていくのがしんどかった。企画はソーシャルビューイングということでアメリカで大ヒットしたドラマの第一話を見ながら色々話していく形。用意してもらったイヤホンだと効果音だけが大きくて会話がほとんど聞こえなかったから、途中ひやひやしながら何とか話しを合わせてやりすごした。共演者の方は問題なく聞こえているようだったから、もしかしたら自分の耳が悪いんじゃないかとヒヤヒヤしながら深夜に帰宅。

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20日(金)
夜、イクイプメン時代の相方、井筒さんと飲みにいく。去年に続いて一緒に面白いことをやりたいと思って、その打ち合わせに。とても安く引き受けてもらってるとは言え、こうやってきちんと仕事としてお願いできるようになって嬉しい。あの頃思い描いていた理想的な関係が築けつつある。
企画自体は秋頃にアウトプットできそうで、また自分にとっては新しい取り組みができそう。結果、この日の泥酔ぶりによって気付いたけど、最近ハマっているホッピーはグビグビ飲んでしまうようでいつも以上に酔っぱらってしまうらしい。井筒さんと別れたあと、あまり記憶がないけど九龍ジョーさんに電話をして、一人で飲んでらっしゃるところに合流したみた。さらに近所に住んでる知り合いを呼ぼうと電話をかけまくったり、よく分からない行動をとってしまっていたよう。さらにさらに、その後、酔っぱらってしまったが故のあることをしてしまったけど、それはここでは書けない。でも泥酔したけど、絡む感じのお酒じゃなかったみたいで自分としては一安心。

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19日(木)
連雀亭で『週刊キッショウ』。「手動販売機」「十徳」「約百物語」、約百物語は夏に向けて久しぶりに。元々の形でやると30分くらいかかるから自分の会以外ではやりにくいのが難点だけど、素材はずいぶん揃ってきた感じ。あとは「こっくりさん」と「1つから複数個分の怖さをとる」の配置をうまくやって、たたみかけるようにラストまで持っていければと思う。甲子園マクラも悪くはないけど、もう少し「途中から目的が変わってしまう」というメッセージをうまく伝えられるマクラがあれば。
この日は先月から手伝いで入ってくれている小はださんに開口一番を勤めてもらった。三三師匠に稽古をつけてもらったらしい道灌、きちんとしていて聞きやすかったなぁ。笑坊や笑んより聞きやすいのはおろか、下手したら自分よりもうまいんじゃないかと思わされるくらいだった。伸び伸びとやれていることのメリットはとても大きいけど、一方でこういう伝統の強さを目の当たりにすると、自分の行く先が心配になる。

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18日(水)
日経電子版の最新回がアップされた。カレーの話。たまたま師匠からのお題がカレーだったから、これはラッキーと幻想マクラのカレーを書いた。最初は気にせず一番良いと思う形で書き進めたら「カレーが起きてる」という本編に入る前ですでに文字数をずいぶん越えてしまった。序盤のまとまな描写が細かい方が面白いとは思うのだけどさすがに長過ぎるから、もう一度始めから今度はサクサクと書いていくとちょうど良い感じになった。マクラでやってる終わらせ方だと嫌な思いをされる方が少なからずいる気がしたからガラッと方向を変えて、最後は少しだけ暖かみがある風を装った感じに変えてみた。こういう記事の場合、最近は読後感を意識するようにしていて、根本はガッツリとしたネタだけど、読み終わったらスゥーっと柔らかい風が抜けていくような感じを目指している。
エゴサーチをしまくっているとこれまで以上に前のめりな感想が届いていて嬉しくなった。この連載では毎回そういう文章を書いていきたい。

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17日(火)
この日も広小路寄席。強めの雨が振る中、昨日と同じくらいのお客様の入りでありがたい。昨日より1つ早い3番手の上がりで、前の後輩たちが苦戦をしていたのと、すでに時間が5分まいていたから、時間調整もやっておこうと、やろうと思っていた十徳をやめにして、まずは固いマクラをたっぷりと。きっちり起こすことができた頃には残り10分を切っていて、本来はそういう尺でできるのが十徳の良さだけど自分のやつはきっちり20分サイズになってしまっているから、何時材へ入る。
ちゃんとさらっていなかったこともあって、いつも以上に口がまわらなくて不明瞭な高座になってしまったけど、まずまず笑って頂けて一安心。
次の出番の談吉兄さんは、昨日の僕と同じ立ち位置だったからマクラはほぼ無しで野ざらしをたっぷり。これが見事で、良い空気のまま師匠方へトスできたのだった。昨日自分がやるべきもこの作業。
宮治兄さんと話していて、この「起こす」ということを意識するようになった最近。会が始まったら、まずは一回お客様全体にドカンと笑ってもらうことで、空気がギュっとまとまる。出番的に早く上がることが多いから、どんな状態でも起こせるようになりたいのは当然として、さらには前の演者が起こしてくれたら、連続で起こしにいくんじゃなくて、今度はしっかりネタを伝えるようにすること。このあたりは最近大事にしたいと思っていること。
夜はWOWOWぷらすと。松崎健夫さんと松江哲明さんをゲストに迎えて東美樹さんと『今更きけない園子温』。この今更聴けないシリーズは、例えばスピルバーグとか、めちゃくちゃ有名だけど本当に僕が何にも知らないからこそ気持ち良くハマる企画だけど今回の園子温だと、「自殺サークル」「地獄でなぜ悪い」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「桂子ですけど」「ラブ&ピース」「新宿スワン」そして最新作の「ひそひそ星」と結構観ているし、自伝的著作なんかも読んでしまっているから、ちょっと企画趣旨がブレてしまう。そこでどう知らないフリをしながら流れを作れるかが技術なんだけど、ちょっと自分にはまだその腕が足りない。要所で天明さんがフォローしてくださるから、リアルタイムでMCとしてこうまわすべきだったんだと分かるからとても勉強になる。
終わってから全部まとめて観ようと思っていたけど、松江さんのお話を伺って我慢できなくなって、録画してあるおこだわりを3回分観てしまった。面白い〜。

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16日(月)
広小路昼席。なかなかに重たい客席の雰囲気でさてどうしたものかと色々考えていたけど、前の出番の笑二が苦戦しながらも鉄板マクラをたっぷり振ってひとまず起こしてくれたから、逆にこっちはマクラで空気を合わさずネタだけでいこうと思って「桜の男の子」。こういう客層にどう映るか試してみたくて。結果、惨敗。あー、目も当てられないくらいスベッてしまった。痛恨。

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15日(日)
新作カフェさんの企画『立川吉笑の盗ませてください!?』の日。ゲストは太福兄さん。マクラ、最初はとても良い流れだったけど、週刊定番ゾーンに入ったら一気に温度差ができてしまって、その流れに引っ張られたままの一席目となってしまった。まだまだ空気を読む力が足りてないなぁ。
兄さんのネタは『自転車水滸伝〜ペダルとサドル〜』今回、どういう風に兄さんの要素をすくいとろうかと考えてすぐに、兄さんがおっしゃる日常の中の日常を描くのは落語だとかなり難しいということに気がついてしまった。いや、演劇とかお笑いの場で落語をやるのであればバカドリルですでにカツキさんがやったように日常の中の日常を落語家が表現すること自体が面白みに繋げられると思うけど、落語界に軸足を置いたイベントではそれが難しい。そこを浪曲というツールでうまく表現されているのが兄さんの新作だ。この日も面白かった。すごすぎ。
トークではもっと先までいける気もしたけどたぶん飲んでるときに話すようなことだと思ったからほど良いところで引き上げる。このあたりのもって行き方、まだまだだけど前よりはずいぶん良くなった。
後半もガツンと空気を合わせることができなくて、まだまだ芸が細いなぁといつもながらの感想。みね子お師匠さんも打ち上げに残ってくださって、楽しい時間を過ごさせて頂いた。新作カフェは主催の方がとても信頼できる方なので今後もできる限り一緒に会をやりたいと思っている。

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14日(土)
渋谷らくご。わさび兄さん、吉笑、松之丞兄さん、文左衛門師匠という顔付け。楽屋も色々と兄さん方に話しかけてもらって楽しかったし、高座は言わずもがな。シブラクで『十徳』をやるのは自分的にちょっと思うところがある。普通は7分から10分くらいのいわゆる逃げ噺に分類されるようなサックリした感じが楽しい落語なんだけど、自分なりの道筋をつけた結果20分とそこそこのサイズになったから、何とかやれなくはないだろうと。とは言え、十徳だけだと自分のアピールができるか微妙だったから先月固めたガチガチのマクラを念のため。結果、楽しかったなぁ。ツイッターでも反応を色々書いてもらえていて、ほくほく。特に十徳というネタでもう1回聴きたいとか書いてもらえるのは痛快。前座の時にひたすらやっていた道灌でも同じ感情を得られた。自分の落語はいま過渡期。ようやく少しずつ前進し始めたところで、でも表向きは通常営業をしてちょくちょく勝負をしていかなくちゃいけないから、なだらかに変わっていくんだろうけど、もう少し良くなりたい。
終演後はベローチェで作業。帰って日曜の会のネタを考えないといけなかったけど、頭がぼーっとしてて、これは帰ってもあんまり動けないパターンだなと思ったから、気分転換をかねて中野坂上まで歩いた。山手通りをひたすら北上していくのだけど初台の存在をすっかり忘れてしまっていて、思っていたよりとても遠かった。帰宅してもそもそとアイデアをまとめていく。2パターンあるけど、ひとまず明日は小さい方でいこうかなと思う。中くらいの方は明らかにとある方のネタの空気感が漂いすぎているけど、実験も兼ねて近々やろう。でもそうなると、テーマがいるのよな。

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13日(金)
天気が良かったので洗濯などしつつ、夜は神楽坂で編集者の方と打ち合わせ。6年目のチラシ撮影をちょうど神楽坂でやって、その時に見つけた気持ちよい喫茶店で時間まで作業。日経電子版の原稿を書いたら、核の部分に辿りつく前に予定文字数になってしまったから、愕然として消去。もっとライトに書かなくちゃいけないらしい。気持ちが上がっていたので久しぶりに今後のことなんかをじっくり考えたかったけどタイムアップで、打ち合わせに。近所の飲み屋さん。結果、色々な話をしつつ、他のお客さんがみんな帰るまで色々喋った。例によってその方にもいくつか不義理をしてしまっていたのだけど、酔った勢いでその話をしてくださって、こちらとしてもありがたかった。とにかく形にしないと分からない仕事だけど、夏頃形にする方向でまとまった。そういや、横の席の女性が森田さんの数学する身体を絶賛されていた。引っ張られて、こちらもそういう話をしていたら向こうに聞こえたらしく途中からクロストーク。向こうのグループの一人が以前、ためしてガッテンのスタッフをされていたらしい。世間、狭い〜。

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12日(木)
志ら乃師匠プロデュースの立川流寄席『ほめられ』。寸志、吉笑、談吉、こはる、志ら乃という顔付け。こういう風に恣意的に並べると、立川流の未来も明るいと思える。みなまでは言わないけど。おかげさまで大入り満員でお客様の熱気も凄かったからみんな楽しくなって時間オーバーしまくり。僕はと言えば、高田先生に褒めて頂いた粗粗茶をネタ出し。そっちのマクラを喋るつもりでいたけど、寸志さんのM御師匠さまのマクラに触発されて、自分も久しぶりに2つエピソードを話した。そうそう、あの方には固いマクラを2つも提供してもらったのだった。噺本編は最近の傾向で、オウム部分が少しよくなっている。本当はもっと色々と手数を増やせるはずだけど、それは今後の課題ということで。
志ら乃師匠に食事に連れていってもらったあと、久しぶりに談吉兄さんと飲み。色々と近況報告をしてもらう。僕も誰にも言ってないことを話した。ある人物の連絡先を消した件。お互い状況が変わってしまったから、前座の頃のように付き合うことはできなそうだけど、それでもいつまでも近くにいたい先輩だな、と思った。休みの日に会うことが減ったから、仕事で会おうと、今度二人でトークライブをすることに。23日、お待ちしています!

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11日(水)
夜、どうしても飲みたくなって、一人で出かけた。中々一人で飲み屋に入るのはまだそこまで勇気がなくてどうしようかなと思っていたら、何気なく前から行きたかったあるお店の前に立っていて、そこは一人でも行けそうだったから入った。そこそこいい値段するけど、高円寺で一番美味しい肴を出してくれるそのお店で一人飲み。芝えびとミソを絡めたやつ、刺身三種盛り、銀ムツ焼きなど相変わらず美味し過ぎるツマミの数々。ちょっと酔ってきて、そう言えばこれまで4回くらい笑坊に美味しいものを食べさせようとそのお店に向かったけどいつも閉まっていたことを思い出して、ちょうど広小路終わりで移動中の笑坊を呼んで二人飲み。ナスとお肉を焼いたやつ、〆に白子も入った天丼を食べさせてもらって移動。こないだNHKのドキュメンタリーに出てきた焼き鳥屋さんに入る。こちらも焼き鳥がとても美味しくて、これは今度から使えるお店だなと思ったけど如何せん、お腹がパンパンだったのでさくっと飲んで帰宅。散財してしまった日。

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10日(火)
昼過ぎに起きる。奇跡的に二日酔いはほとんどなく、龍志師匠にお礼の電話。師匠ご本人が電話に出られ、ピンピンされていた。タフすぎる!家でモソモソしていたら時間がギリギリになったけど、『談笑の弟子!!』へ。ここんところ毎回だけど、この回は熱量が完全に下がりきってしまっている。自分にも原因があるからあれだけど、他のメンバーも顕著にそうだから、自分としてはもう出なくてもいいかなぁと思い始めたところ。自分で立ち上げた会だけど、こういう熱量であれば出るのはマイナスになってしまう気がしている。前座さんからしたら貴重な場ではあるから、継続する方向で進めてもらおうと思うけど、自分はいいかな。無責任だけど。
打ち上げをせずに真っすぐ帰ったけど、しばらくしたら笑二からメール。鹿児島での会を開いてくださっているナツさんが上京されているとのことで、高円寺で飲む事に。連れていってもらった飲み屋さん、初めていったけど、美味しくて雰囲気も良かったから、また行こう。ほど良い時間に笑二と帰宅。楽しい夜だった。

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9日(月)
昼、某飲食店で打ち合わせ。びっくりするようなところで落語会をやらせて頂けることになりそう。とは言え、ただそのお店で落語会をやるというだけではフックが弱い気がしたので、もう一歩踏み込んだ企画にしましょう、という話を店長さんと。打ち合わせ終わりにお土産としてイタリア産のスパークリングワインを頂いた。そのワインを持ったまま、日暮里寄席へ。超満員。きっちり時間を計ってみたら20分ジャストくらいということが分かったから、立川流寄席で初めて十徳を試す。結果、気持ちよくできたけど、その後の出番の晴の輔師匠がえげつない沸かし方をされて、結果以降のお客様のテンションが格段に上がったから、自分はほとんど爪痕を残せず。
終演後は久しぶりに龍志師匠に飲みに連れていって頂く。晴の輔師匠、こはる姉さん、寸志さん一緒。最初こそ大人しかったけど、お酒が進むにつれてパーパー喋るようになってしまい、最終的には龍志師匠のタクシーに乗り込んで二人での三次会にご一緒させて頂いた。楽しい夜、飲み過ぎたけど。

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8日(日)
道楽亭で『吉笑の打ち上げ』。連日の仕事で体力というか気力が完全に0になってしまっていたようで、会の前も上手く気持ちを上げていくことができずに、いつも以上にお客様に甘える内容になってしまった。何しろ、何にも構成を考えずにゴールデンウィークにあったことを羅列していったマクラだけで、1時間近く話してしまった。そこから『狸の恩返しすぎ』『台本問題~ヤンキー編~』『井戸の茶碗』とやってしまったから、全部で2時間半以上のボリュームに。どうしても仕事が続くと気力が低下したり、ヘンに慣れてしまって1席入魂できなくなってしまうけど、それはプロとしては絶対ダメなことだから、もっとしっかりした気持ちで向き合っていきたい。
久しぶりにやった井戸の茶碗、む〜ずかしいなぁ。もっともっと面白い噺なんだけど、自分がやると良さをいくつも消してしまっている。いま、40分くらいかかっているけど、ドッグワードを抜いてトントン話すだけで本当は30分ちょっとくらいまで短くなる気がするんだけどなぁ。打ち上げから参加してくださる酔狂な方もいて嬉しかったなぁ。また次回!

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7日(土)
名古屋で『吉笑知新』という新しい独演会。ありがたいご縁を頂戴して、これから定期的に会をやらせて頂くことになりそう。その1回目。駅でのんびりしていたら新幹線に乗り遅れてしまった。結局1本次の自由席で名古屋へ。一之輔師匠や白酒師匠の会も定期的に開催されているクルーなので、移動の手配など見事に手が行き届いていて、至れり尽くせり。ありがたい。
会場はスタジオリタという栄にあるお洒落なスペース。自分好みの雰囲気だなぁと思っていたら、僕のイベントの音楽まわりを担当してくれているhow to count one to tenがツアーで回っていた場所だった。たまたまhow toのグッズTシャツを着ていたから、PAスタッフさんに気付いてもらった。
会の方はというと、ありがたいことに満員御礼。(イスのカウントを間違えていたようで何人か立ち見のお客様も。申し訳ない)自分とこれまで縁の無かった場所での会はどうしても現地のスタッフさんの力が大切になってくるのだけど、名古屋に関しては本当に安心して任せられる方々と出会えてよかった。十徳、桜の男の子、台本問題をやった。桜はサゲのくだりを変えた。自分にはたぶんこっちの方向の方が合っている気がするし、それに合わせて中盤以降、もっと大幅に手を入れることになりそう。春吾兄さんの想いとは違う方向のテコ入れだと思うけど、そういうネタの受け継ぎ方があってもいいんじゃないのかなぁ。桜の男の子というタイトルであるように、このネタではまずは男の子の映像をしっかりお客様の頭に残すのが大事だと思っている。それは絶対で、その上で現状の形だと僕の口調やテンポだと中盤以降がどうしてもうまく機能していなくて、たぶんそれは丁寧な描写が苦手という自分の弱みによるところだと思うのだけど、だからこそ丁寧な描写を放棄してコンパクトな展開を増やして二転三転の速さを上げていけば良い気がしている。理想は転換のスピード上げてその先にもう1つ大きな流れを用意したいけど、今のところはまだ思いついていない。
お客様にノセて頂いてとても気持ち良くやることができてホクホク。また日帰りか、、と凹んでいたらさすがの主催者さんで、新幹線の時間まで会場で2杯、そして駅地下の山本屋本店というめちゃくちゃ美味しい煮込みうどんやさんでもう1杯、さらに帰りの新幹線で飲むようのビールまで準備してくださっていて、幸せ気分で東京へ。
京都と名古屋、新しい拠点が2カ所も増えて嬉しい。またご来場お待ちしております!

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6日(金)
東京への移動日。何となくグリーン車で帰ってみようと、生まれて初めてグリーン券を買った。いつも自分のお金で移動するときは自由席で移動している男だから、5000円以上値が張るグリーン券を買うのは断腸の思いで。心拍数あがりながら最寄りの二条駅でグリーン券を買った。
京都駅に向かって新幹線のホームに向かう途中もなんだかいつもよりも堂々としていた気がする。俺はグリーン券を持っているのだ。どうせだったらフェスの再入場のときに使うようなリストバンドみたいな形式だったら通り過ぎる人に「あの人はグリーン券の方だ!」と思ってもらえるのに、とか考えながらホームへ。電車がくる15分前からグリーン車の停車位置の前で仁王立ち。俺はグリーン券の男だと入念に周りにアピールを。花粉症の時期も終わったのに無意味にマスクも装着して、「あの人タレントさんかしら?」感をブーストしつつ、いざ、車内へ。座るとイスがフカフカしていて快適すぎた。足もとのフットレストだけはイマイチ良さが分からなかったけど、これは広々としてゆったり寝られるなぁと思いながら車窓を眺める。
いざ寝ようにも寝たら5000円がパーになってしまう気がして、でも寝ないとせっかくゆったりしたグリーン車に乗っている意味がない気もして板挟みに。だんだん5000円をドブに捨ててしまった気がしてきて、いてもたってもいられなくなって、途中からは結構な時間をデッキで過ごした。グリーン車内にいると5000円もったいないという後悔に苛まれてしまうから、やっぱり自分にはまだ早過ぎたようだ。身の丈以上のことをするのは良くない。東京についたらついたで、できるだけグリーンの男としていたかったから、むだにホームで佇んでいた。7分くらい粘って、さぁ帰ろうと改札機にグリーン券を入れる。機械に飲み込まれた瞬間、僕はいつもどおり、ただの男に戻った。最前までグリーンの男だった僕は、いつもどおり丸の内線の男に戻って、休日出勤されたサラリーマンのみなさんと杉並まで帰った。

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5日(木・祝)
ヨーロッパ企画さんが主催されている元立誠小学校を使っての文化祭みたいなイベント、ハイタウン2016が今年も開催。晴天。出番を頂いたハイタウン寄席の少し前に会場入りして講堂でのコメディーホールAプログラムを観劇させて頂いた。ゴジゲン・松居大悟くんが作演の劇コメディと、ヨーロッパ企画・上田誠さんが作演のメビウスコメディの2本。どちらもめちゃくちゃ面白かった。劇コメディの方は自己言及によるメタ要素もグッときたけど、演劇特有の時空の歪ませ方が特にグッときた。ああいうことは落語では表現しにくいはずで、やられたーと思った。メビウスコメディの方は全体のバランスが凄まじかった。始まってホワイトボードにある文字が書かれた瞬間にまずはグッときて、その上設定遊びだけじゃなくて、欲しいなぁと思った瞬間に次々と展開が用意されていて、その上、最後の飛躍のさせ方までバッチリで自分が思う理想的な流れの台本だった。そして、やっぱりこれも落語では表現できない種類の笑いで、参った。

面白い演目を観て心が奮い立った状態でハイタウン寄席のリハーサルへ。ヨーロッパ企画さん、かもめんたるさん、チョコレートプラネットさんと一緒。演劇文脈のイベントだから1つ1つのきっかけリハーサルが丁寧に繰り広げられて関心した。落語会でも少しは見習いたい。
トップのチョコレートプラネットさんが、お笑いのやり方でドカンドカン沸かせられた後の出番はちょっと怖いし、とても新鮮だった。マクラでもっと呼吸を合わせられたらよかったけど持ち時間も限られているからスッと『ぞおん』へ。要所要所で気持ちよく笑って頂けて、もちろん満足いく高座だったけど、本当はもっとカマしたかったなぁと思ったり。その後のかもめんたるさん。落語でちょっと温度を下げちゃった後でやりにくいだろうなぁと思いながら観ていたけど、これがもう凄まじい15分間だった。もっと手堅いネタがあるはずなのに2本ともアプローチがえげつないネタで、しかも少々反応が無くても淡々と進めて行くうちに気がついたら完全に客席を飲み込んで行くやりかたなんか、完全なる横綱相撲だった。あたり前だけど凄すぎて、生意気にもちょっと凹んだ。
トリはヨーロッパ企画さん。ホームだから始まりから客席の温度も一段と高く、しかもネタも見事なヨーロッパテイストだったからドカンドカンと。群像の強さ。凄かった。
エンディングトークはチョコレートプラネットさんの平場の強さと、かもめんたる・う大さんの相変わらずの空気感が凄まじくて、最初から知名度の低い自分は出しゃばらないでおこうと思っていたとは言え、思っていたより何もできず、それどころかちょっと笑い吸い気味になってしまった。これは痛恨。地肩が弱いなぁ。

そんな風に、一線の方々と自分との差をまざまざと見せつけられる収穫の多いイベントだった。打ち上げ、う大さんや松尾さんとお喋りさせて頂いて、ただただ楽しかった。10年くらい前に何度かご飯を食べに行ってぶりくらいの、松居くんとの邂逅も痺れた。すっかり売れっ子の貫禄が。負けないように頑張らなきゃと思いつつ、東京でまた飯に行こうと約束。

刺激的で良い1日だった。

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4日(水・祝)
京都でオフの日。どうしても旅に来ている心持ちがするからこれまでの京都の空き時間を有効に使うことができなかったのだけど、定期的に会をやる以上、京都も日常の1つに見立てるしかないから、この日は少し自転車で鴨川あたりを走って以降は喫茶店で作業に徹した1日。前までさらさがあった場所に、KEIZO CAFEという別の喫茶店ができていて、でも内装はさらさのまんまだったから相変わらず素敵空間で、しかも今度はケーキ推しの店らしく例の離れはケーキを作る工房と化していた。それも素敵だったから、これからちょくちょく通うことになりそう。小中の同級生のゆうじの弟が働いていて、驚いた。当たり前だけどすっかりいい青年になっていた。

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3日(火・祝)
朝から京都へ移動。ゴールデンウィークとはいえ東京駅は始発駅だからいつもみたいに自由席でも大丈夫だろう、最悪少し高くついてもいいからグリーンは空いてるだろうとか思いながら東京駅へ向かったら、完全に甘かった。指定席は当然としてグリーンも完全に売り切れで、しかも改札の中に山ほど人がいて、これはちょっと本当にヤバいかなぁとかなり焦った。結果、1本のぞみを見送って20分待った結果、なんとか自由席で座ることができた。よかった。
京都について、そのまま北区の銭湯で開催されている銭湯フェスタというイベントへ。中学の同級生の吉岡が主催している謎イベントで落語を一席。美大に行ってた吉岡らしい、ヘンテコなイベントで以上な空間に仕上がっていた。浴室は暑いし声が響き過ぎるから、脱衣所でやることに。控え室として用意されていたのがサウナで笑った。運転停止しても、サウナはサウナだから、暑いよ。
どうなることかと心配したけど、落語の時間はみんな座って静かに聴いてくださったから特に問題無くやり終えた。少し弾き語りライブを聴いて、元立誠小学校へ。
夜は京都での独演会『吉笑、帰る。』今回から定期的に積み重ねていこうということでこういうタイトルをつけたけど、ポスターの字面を見て、あまり良くないなと思った。ネガティブな感じもするからたぶん次からまた別の名前にしよう。告知開始がめちゃくちゃギリギリになったから動員が心配だったけど、蓋を開けてみればなんとかなったのだった。家族ももちろん来てくれていた。ゲストの咲之輔兄さんも一緒に打ち上げへ。たくさん食べて飲んで、その後、兄さんと2次会へ。結局二人ともベロンベロンで明け方まで。楽しかった〜。
今回やってみて、予算に関しても全然何とかなりそうだと分かったから、やっぱり定期的に会を続けてみようと思う。立誠のスタッフさんもめちゃくちゃ良くしてくれるから、ありがたい。 

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2日(月)
連雀亭のGW特別興行。先月のきゃたぴら寄席で一緒だった扇姉さんや羽光兄さんと一緒。楽屋でぺちゃくちゃお喋りが楽しかった。連雀亭のおかげで少しずつ知り合いが増えてきた。明日から京都だから、ひとまず事務周りの作業を進めておこうと喫茶店でひたすら作業。高円寺駅で作業をする場合これまでは上島珈琲を使っていたのだけど、最近はルノアールが増えてきた。ちょっと大人になった気がする。はやく自分の事務所が欲しいなぁとか思ったり。結構グゥーっと集中して作業を終えて帰宅。風が気持ち良いなぁとか思いながら歩いていたら家の直前で着物が入ったカバンをお店に丸ごと忘れてしまっていることに気付いた。最近、この手の忘れ物が増えていて、自分でも怖い。脳みそ大丈夫かなぁ。カバンを丸ごと忘れるなんて、そうそう無かったんだけどなぁ。

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1日(日)
新高円寺ギャラリー工で週刊キッショウ#13。ありがたいことに予約だけで完売御礼。素敵な会場だから、この場所目当てでご来場頂く方もたくさんおられる。久しぶりに『井戸の茶碗』をやろうと思っていたけど、始まってみたら相変わらずたくさん喋り過ぎて前半でほぼタイムオーバー。仕方無く後半は『粗粗茶』へ。3年前か、キウイ師匠との2人会でやったネタ。聴いてくださった高田先生に褒めて頂いた嬉しい思い出がある。このネタもちょっと前くらいから少し中味が変わってきて、しかもまだまだ良くなりそう。後半のオウム返し部分が炸裂するようになったら最高なんだけど、今はようやくそのきっかけが掴めてきたってくらい。
大将のお知り合いの方などと近くの沖縄料理屋で打ち上げ。気持ち良い方々ばかりで幸せな時間を過ごさせて頂いた。

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2016年04月29日

2016年4月

30日(土)
立川流について書いているメルマ旬報の連載で、今後はちょくちょく先輩や後輩へのインタビューなども掲載していこうと思っていて、今日はその一人目として笑坊にインタビューをした。前回のウェブ打ち合わせの時もそうだったけど、席数たっぷりの珈琲西武がこの日も満員だった。そんなに安い店じゃないのにこうも混むなんてみんなお金持ってるなぁ。ダメもとで向かったらんぶるが何とか空いていて、1時間くらいサクッとインタビュー。
いま書いていることとの繋がりもあって笑坊にお願いしているくらいだから、当然自分の中にこう言って欲しい/こう言うんじゃないかなぁ、という想像はできていて、でも恣意的にそう言わせるのは絶対ダメだからニュートラルなリアクションをしながら話を聞き出していくのが難しかった。
パァパァしゃべるの好きだからインタビューされるのは好きだけど、インタビューする方はあまり向いていないようだった。自分だったらこう喋る、というのがずっと浮かんでしまうからそのリズムのズレにもどかしい思いを抱いてしまうから。
結果的にはまさにこう言って欲しいということを、見事に笑坊が言ってくれたからこちらとしてはとても良いインタビューができた。後は文章にするときに笑坊の損にもならないように丁寧に切り取ってあげたい。もちろんそういう気遣いは、最大限する。
帰りに二人でゴーゴーカレーを食べた。混んでいて一緒に座れなかったから、食券だけ買ってあげて後は別々になって食べた。次は誰にインタビューしようか。

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29日(金)
昼。男友達に呼び出されて何事かと思っていったら、忙しくなるから要するにこれからは会えなくなるというようなことを伝えられてギョッとした。そんなこと言われてもと思ったし、逆にそのために俺を呼ぶなよと思った。まぁ考えは人それぞれだから仕方ないけど、生まれて初めての体験で、とてもドキドキした。
結構な頻度で会っていた友達だからこれからどうなるんだろうか、自分でも分からない。変な日。

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28日(木)
談笑一門会で春吾兄さんのネタ、『桜の男の子』を。ツッコミにウエイトをおいた自分のスタイルだと、どうしても後半の空気感が兄さんみたいに出すことができなくて四苦八苦。何とか自分に適したやり方を見つけたかったけど、来シーズンに持ち越しとなった。
週刊キッショウのおかげか固まったマクラが久しぶりにできたから、最後のつもりで連雀亭での常連様と初めてのお客様との遭遇ネタを振る。何度もやってきたからこの日もいつも通り笑って頂けたけど、とくに今日はドカンという一体感ある笑いを得られた気がして嬉しかった。『桜の男の子』もこれまでで一番良い反応だったはず。
噺もそうだけど、特にマクラはどんどん使い捨てていくし、そもそもどういうエピソードがあったのか自分自身が忘れてしまったりもしていてそれがとても勿体なく感じたからこれからは毎月1本、その月のマクラを残していこうかと思っている。

打ち上げで久しぶりに師匠にネタやマクラを正面から褒めてもらえた。嬉しかった。自分が褒めてもらえたこともそうだけど、同じくらい春吾兄さんのネタを褒めてもらえたのが嬉しかった。高円寺に帰ってきて笑二と寿司屋で2次会を。最近は飲み過ぎだしそれ以上にお金を使い過ぎているから、そろそろ元の生活スタイルに戻さなきゃ。早めに寝た。

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27日(水)
「南青山夜景寄席」というクローズドな落語会に出演させて頂いた。1回目は菊之丞師匠、2回目は師匠、3回目が僕で、次回はさん喬師匠とのこと。凄まじい番組の中に混ぜてもらった。会場は南青山にあるとあるオフィスで、これがもうめちゃくちゃ素敵な空間だった。ドカンと売れたら、こういう事務所を持ちたいなぁと控え室代わりに使わせて頂いた洗面所で思った。

会の方は会場の雰囲気をみた瞬間に「自分と合ってる!」と思った目に狂いはなくて、とにかくお客様の感度が高いからいつも以上に気持ちよくやらせて頂いた。『舌打たず』『ぞおん』『くじ悲喜』と得意ネタを3連発。打ち上げでも皆さんからたくさん質問をして頂いて、とにかくお客様が前のめりな素晴らしい会だった。

高円寺に帰ってきて、ちょっとクールダウンしてから帰ろうと白黒へ。編集されたサプールの写真集が好調のYさんと、イギリス在住の日本人Tさん(奥さん)とイギリス人Mさん(旦那さん)ご夫婦とあれこれ喋らせてもらった。Mさんに日本を堪能してもらおうとそのあとマスターたちも一緒にすしざんまいへ。学校で沢山英語の勉強をしたのに全く話せないでやんの。それでも色々喋って、挙げ句は小噺をつっかえつっかえの拙い英語でやらせてもらったりした。英語話すの、めちゃくちゃ楽しかった!

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26日(火)
高円寺ノラやで音助くんとの二人会。1回目。二人とも会場から家が近くて、アットホームな会になりそう。僕は『十徳』と一門会に備えて『桜の男の子』を久しぶりに。後輩の彼がどう思っているかは分からないけど、こちらとしては力まず等身大で挑める会でとてもありがたい。思えば宮治兄さんとか鯉八兄さんとか腕利きの凄い先輩方としか定期的な二人会をやってこなかったから、こちらが先輩の立ち位置で二人会をやるのはとても新鮮なのだった。袖で音助くんの落語を聞くだけでとても勉強になった。ありがたい機会。

お客様を交えての懇親会も楽しく、その後音助くんと2次会、3次会へ。気を使ってまだ3時という僕にとっては健全な時間に解散したけど、家が近いからどうしてもずっと飲みたくなってしまう。次回以降は2次会までで解散するように自分を律したい。

この日はちょっと酔い方が変で最終的には笑二を呼び出して、タクシーに乗って少し遠い街まで出かけた。どこに行ったかは言えない。記憶にないけど帰り際、笑二になぜか2万円渡したらしい。ちょっとヒクくらいお金を使ってしまって、財布がスッカラカンに。

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25日(月)
休みの日。夜誰かと飲みに行こうと何人かを誘ったけどタイミング合わず。仕方ないから、紙版の原稿作業に取りかかる。結果、いつもより早めに全データを完成させることができてよかった。気が合う飲みにいける友達が欲しいなぁ。というくらいしか書くことのない、低調な1日。

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24日(日)
起きる。夜は見えなかったけど、目の前に山があって、絶えず川の音が聞こえてきて、とても良い部屋だった。思えば最上階、景色がいいわけだ。朝食はバイキング。いつもはまだ寝ている時間だし、朝ご飯など食べないから少し食べただけでお腹いっぱいになってしまう。とろろご飯に納豆とシラスを入れたらおいしかった。

11時チェックアウトだったから、朝食後にまた温泉へ入る。朝はさらに人が少なくて気持ちよかった。山の匂いを嗅ぎながら浸かる露天風呂を満喫。チェックアウトして、さらにどこか散策しても良かったけど、まっすぐ新宿に帰ってきた。がっつかない大人の旅行を出来るようになった。そう言えばニューラクゴパラダイスの打ち上げで箱根温泉以外にレコメンされたスムージーを朝飲む暮らしをしてみようと早速ヤマダ電機でミキサー購入。新しいことに対して結構腰が重たい方だけど、こうして流れが出来たら一気に乗っかるたち。

そのまま、高円寺に戻って作業するという、いつも通りの過ごし方。夜中、もう作業したかったけど我慢できずに酒を飲んでしまった。ほろ酔いでそのまま就寝。完成度の低い一日だった。

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23日(土)
メルマ旬報で連載している『現在落語論-落語立川流2016-』の原稿を書く。リニューアル一発目の前回は導入だけだったので実質は今回から始まった感じ。というか、事前に書きたいことをぼんやり考えたら今回書く分しか思い浮かばなかったから、最初で最後みたいな感じで。と言っても、そのあと調査したいことが出てきたり、今回書いてみたら思いのほか色々言葉が出てきたから、当初書こうと思っていたところにまで到達しなかったから、とりあえず次回も前のめりに書けそう。立川流が悪い意味でヤバいということをちゃんと言葉にしたい。そもそも「立川流」とか言ってる時点でちょっと痛い感じすら漂いつつある気がする最近だけど。

夕方は2回目のWEB打ち合わせ。飲み屋で知り合った方と、今回はさらにビジュアルまわりを手がけてくださる方の3人で。自分が思う事を言っても無難なモノにしかならないだろうから、ここは信頼して全乗っかりするつもりでいる。その場で考えてくださった案も、正直良さを正確には理解できていないのだろうけど楽しそうだから任せることにした。いずれにしても楽しみだ。あと、アーティスティックな人のノートはやっぱりアーティスティックだった。

打ち合わせ終わりで、昨日の打ち上げで勢いで決めたとおり箱根へいくことに。ロマンスカーに乗って箱根湯本まで。土曜だったけど何とか湯本富士屋ホテルという所に泊まることができた。着いたのが21時過ぎとかだったから、駅前のコンビニでお酒を一通り買ってチェックインしてすぐ温泉に入って湯上がりで飲んで、また温泉入って飲んでを繰り返しただけだった。でも、温泉はそんな楽しみ方でいい気がする。
お風呂は当然気持ち良かった。というか、皆すでに温泉入って宴会モードになっているからか知らないけど、思っていたよりお風呂も空いていて快適に浸かれたし、サウナもゆったり入ることができた。水風呂が無かったから整いはしなかったけど。

テレビをつけたらちょうど宮迫さん達が旅館に泊まりにいく企画を放送していてシンクロした。お金が相当かかってしまうけど、今度は後輩を連れて遊びにきたい。ロマンスカーで飲んで、温泉入って表で飲んで、温泉入って部屋で飲んでというやつ。そのためにはもうちょっと売れないと。

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22日(金)
朝起きて、少し掃除をする。この数日は本当に少しだけど朝起きてから掃除をするようにしている。なんとなく、でも気持ちはいい。今日は電話を置いてるテーブルを拭いた。

日本橋亭で立川流昼席。今日は茨城県の高校生の団体がきてくれた。前座の笑んの次の出番で、さぁどうしようかと。手堅くいくならマクラを振りながら距離感をつめるいつものやり方もあったけど、高校生だったらダイレクトに反応してくれるだろうと思えたから、そのままぞおんに入った。古臭いと思っていた落語が実は全然そんなことないんだぞ、と思わせられたらと思いながら。後半取りこぼしがあったけど、合格点という出来。後日、記憶に残っていてツイッターとかに辿り着いてくれたら嬉しいなぁ。

トリの志ら玉師匠まで勉強させて頂いて、渋谷へ。夜はニューラクゴパラダイス。相変わらず、ネタ作りの進行が遅い遅い。というか致命的に遅かった今回は。今回も。途中でグイっと舵をきって台本問題にした判断は間違っていなかったはず。方程式の絡み方や、ドラマの奥行きはヤンキー編より乏しいけど、今回はらしくないフィジカルでもっていく部分を試してみたくて。
結果的には後半のミュージカル部分、演技がまだまだ緩くて尻すぼんでいってしまった。初見のお客さんにガンガンはまった前半との差が浮き彫りになる分、もっとやりようはあったなぁと。でも良かったんじゃないでしょうか。

兄さん方は帰られたから、アップリンク石井さんとのんき夜行斎藤さんと軽く打ち上げ。最近できた大きなニキビの話とダイエットの話。あとは、流れで明日の夜から箱根温泉にいくことになった。

帰ってきて、いつもジョナサンへ。明日の昼締切の日経マクラ投げ原稿を執筆。最近GETした連雀亭に入場してくださった4人家族の話でもよかったのだけど、前回がエモい方向に振り切った文章だったから、今回は真逆にフルスロットルで書いてみた。

メルマ旬報、締切過ぎてカツカツだけど、今夜はもう書く体力無さそうだからここで寝て、明日起きたらそのまま書いてみようと思う。

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21日(木)
やらなくちゃいけないことはたくさんあるのに、ひたすらモソモソしていた1日。たまに、というか結構な頻度でこういう日を過ごしてしまう。モソモソしているって、具体的にどんなことをしているかというと、本当にモソモソというしかないような、ぼやぁっとしたどうにもならないことしかしていない。
何か立ち上がって、しゃがんで立ち上がって、目を閉じて、しゃがんで、立ち上がって、トイレ行って、ウロウロして、目を閉じて、しゃがんで、立ち上がって、冷蔵庫を開けて、閉めて、トイレに行って、みたいな、記憶すらないような、ほんとうにどうでもいいことをどうでもいいようにやっているだけ。
いかんいかん。

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20日(水)
朝、連雀亭ワンコイン寄席。今日配布する紙版・週刊キッショウが午前着で、どう考えても入れ違いになってしまいそうだったから笑坊にうちに来てもらうことに。昭和元禄落語心中を読んだことがないということだったので9巻までまとめて置いておいた。

連雀亭はラスト出番。あまり自分のことをみたことがないお客様が多かったのと、先日の八重洲ブックセンターで知り合った方がいらしていたことで、狸をやりたかったけど日るねさんがやられたから、何となく大根屋騒動に入った。後半までの仕込みが長くて単調なのが最近は気になっているけど、後半は楽しいからプラマイゼロかなぁ。

終わりで巣鴨スタジオフォーへ移動。すごもり寄席に3番手で出演。松曳き、茶の湯、仲入りときて、お後が小辰兄さん。この流れだと最近気に入っている十徳ができるなぁと気持ちよく演らせて頂いた。逃げ噺みたいな種類の小品に要素を足すのはどうかとも思うけど、工夫はうまくハマっている気がする。後は演技でもっと古典の空気を出すことができたら、より足した部分が活きてくるだろう。連雀亭でもすごもり寄席でも、こないだのきゃたぴら寄席で体験した出来事をマクラにふった。ずいぶん固まってきたし、ひとまずエピソードとしては成立することが分かってほくほく。

すごもり寄席終わりで家に戻って紙版をピックアップ。そのまま下北沢へいく。夜の週刊キッショウはダーウィンルームさんでの落語ラボ。お店が生物よりの自然科学だったり、文化人類学だったりのアイテムを扱う場所で、企画意図としてはそういった要素を少しでも落語に入れて欲しいと店主の清水さん。また、品物を売るのじゃなくて体験だったり情報だったりをお客さんに提供したい、ツールとしての勉強じゃなくて、知らないことを知ること自体の楽しさを伝えたいという理念だったりを開場前に教えてもらって、とても共感した。それってほとんど吉笑ゼミ。のモチベーションと一緒だから。

そして清水さんは全く僕のやってることを知らないままオファーしてくださったと知って震えた。それこそクラ交易を下敷きにした蔵替えや、盲点をテーマにした盲線だったり、がっつりそういうネタを作っているから清水さんがどう思うだろうかと。結果選んだのはぞおんと茶法。昆虫の細密画を描かれている舘野さんも客席にいらしたから、紙魚のマクラをふったり、茶法のフリとしてゲシュタルト崩壊の話をしたり。

後半のトークは、最初は気をつかって頂いて現在落語論の販促みたいな感じで、ということになっていたけど、どう考えてもそんな話をしている場合じゃなかったから、こちらが引き出す形で清水さん自身の話を根掘り葉掘り。やっぱり面白かったなぁ。聞いたら、フリース素材を作ったのが清水さんとのこと。その話だけでもじっくり聞きたいもの。

そうやってこちらから流れを作って清水さんに話してもらいつつ、合間にいくつか関連トピックを引用して提示しつつ、たまにちょっとした小ボケを入れていく感じでトークは進んでいった。相変わらず締めくくり方のメリハリが無く、そこはもっとよくできる気がするけど、総じて楽しいトークコーナーになったと自分では感じた。
途中で合成生物学とか環世界の話とかが出てきて、もちろん聞いたことはあるけど関連書籍を読んだりはしていなくてほぼ深堀りできないのがこういうトークの時の自分の弱さだと思った。本職の方達と比べたら基礎教養が低過ぎるんだよなぁ。でも、芸人という立ち位置からしたら色々知れている方でもあるから、今日のトークをしながら自分の方法としては、ちょっとした引用をいくつも羅列しつつ、所々ちょっとしたユーモアを入れていく、というものなのだろうなぁと。で、これは確かに武器だと思えた。やっぱり吉笑ゼミ。の方向は自分にとっては間違っていない。

打ち上げも楽しかった。昆虫の話を中心にちょいアカデミックよりの話題がほとんどで、そういう飲み会は普段あんまりないからいつもと違う刺激をたくさん与えて頂けた。トークの流れで、自分の中から出てきた、絵と図の間だったり、理詰めと感覚の間のそのギリギリのところに芸が潜んでいるんじゃないかというのは、自分で言いながら、自分で目から鱗だった。自分の中にあるものの、ほんの一部しか発露できていないし、存在に気付くことすらできていないのだろうなぁ。

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19日(火)
屋形船での落語会から打ち上げ、そして朝早くから秋田・大館へ移動。落語会をやって打ち上げやって、朝から移動。という2日が相当きつかったのか、起きたらヨダレをだらだらたらしていたくらい、熟睡していた。昨日は借りてきた『心が叫びたがってるんだ』を観た。音楽が良いなぁと思って後で調べたらクラムボンのミトさんの名前も入っていた。こうなってくると俄然『君の名は』が楽しみになってくる。RADWIMPSの劇伴、早く聞きたい。

起きたら天気が良かった。そして東京は暖かかった。秋田はこれから桜が咲くらしいと知ってずいぶん驚いた。知らない番号から電話がかかってきて、出た。以前打ち合わせをした新潮社の方。つい最近メールを2通もらっていたのだけど、悪い癖で返信しないままだったところの、電話だった。こうしてアクションをしてもらえると、こちらも思っていることを伝えやすい(自分勝手すぎるけど)。ひとまず感じていた、ひっかかる部分を話してみると改めて企画を考えてくださるとのこと。ありがたい。こちらからも改めてやれることを探りたい。

こういう自分にとっての負い目が解消されるのはとても気持ちがよい。だから本当は負い目を溜めない毎日を過ごせたら良いのだけど、どうしても僕は定期的に負い目を溜めてしまう。悪いところ。ざっと思い返すだけで大きい負い目を2つも抱えている状態だから、負い目ゼロの日々を過ごせる見込みは経っていないけど、それでも1つ解消するたびにすぅーっと気持ちが晴れやかになっていく。そこで、閃いた。これも4月あたまからどうしようかなと頭の中にもたげ続けていた、6年目の吉笑のチラシ写真を新潮社案件の場所で撮影したら良いのだと。しばらくぼんやりと良い場所をロケハンしていたのだけどどこもしっくりこなくて、そのまま停滞していたのだけど、天気が良い今日に、電話がかかってきたということは、自分にとってはとても流れが良いことだったので、すぐに笑坊と白石に連絡をして、15時から撮影スタート。

結果思っていた場所、から少し離れたところで無事に撮影完了。連射モードで撮ったから凄まじい枚数の素材になってしまった。ピックアップして竹野さんに送ろう。

撮影後、たまたま見つけた素敵なカフェでお笑い1年生みたいな感じのお喋りをした。それも負い目が1つ解消されたことのせいだろう。行きたかった着物屋さんがすぐ近くだからこの流れで着物を買ってもう1つ負い目を解消しようかと思ったけど、さすがにそこまでは体力が持たずに断念。何でもない1日だったとも言えるけど、気持ちは良かったし、だからこそこうして日記を書いた。
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2016年03月05日

新しい企画たち

 深夜1時。いつもより少しはやい時間に。
 いま、とても気力が充実していて、気持ちが良い。この数日はスケジュールが緩くてのんびり過ごせたことがきっかけかもしれないし、いくつか新しい仕事の依頼がたまたま重なったことが理由かもしれない。とにかく、気分がいいことは確かだ。

 実現するか分からないけど「ラジオ企画」が動き出した。
 これまでだと考えられない出シロだけど、ちょうどそういう方向のものに興味が出てきていたことだから追い風が吹いている気がする。実現率は20%くらいと低めだけど、少しでも確率を上げられるように頑張りたい。
 「ログイン企画」は久しぶりに倉本さんからのオファー。まだ決定では無いけどこちらはこのまま形になる気がする。打診された何日かの候補日が空いていただけでもちょっと前までの悪い流れの時はありえなかった。
 「チームプレー企画」のオファーは驚いた。普通に考えたら自分には向いていない方向の仕事なのだけど、そんなことは言ってられないし、とにかくそのレースに参戦させて頂けるだけでありがたすぎる。こちらも日程がガツンとうまくハマったからすでにご縁を感じている。
 「幻想都市企画」もいよいよ決定したっぽい。素敵な町で素敵な方々と寄席ができるようでひとまずガツンとかますだけ。この日にはもう1つ凄まじいイベントからオファーを頂いた。どうやりくりしても掛け持ちすることはできなかったから先に決まっていた方を優先したけど、言うなれば「世界観企画」。また声をかけて頂きたい。
 「高知企画」。高い目標の方で動き出すことになった。どれくらい質を上げられるかが勝負だと思っていて、昨日の飲み会はこのためにあったんだなと理解できた。全然関係ないところで久しぶりに会おうと設定された飲み会が、全然違うところの企画とうまくマッチしていく感じは流れが良い証拠。
 「出張ゼミ企画」、2つ同時に今日から動き出した。総本山に近い2カ所から同時に提案書が送られてきた。完全に流れがきている。ゼミは去年の段階で、明らかにこの1、2年のメインブースターになると思って感じていたから、遅ればせながら動いてきた感じ。色々と繋がってきたし、この流れに乗って、通常版の企画も着実に進めたい。ただ、ゲスト講師案が浮かばないんだよなー。
 「ミシマ社企画」も動き出した。17日のイベントが最初の一歩だけどすでにインスピレーションが涌いてきているからたぶん大丈夫。何しろ、ミシマ社さんが凄まじい出版社さんだから、こちらがきちんと食らいついていければ自ずと楽しい企画になるだろう。

 そろそろホームページを今年用にアップデートして、一気にいきたいところだけど、更新スタッフさんがとてつもなくキツキツの日程でテンパっておられるようだから、しばらくは様子見かなぁと思っている。僕自身も波があるタイプだから、気持ちは良くわかる。浮上してくるのをそっと待っていたい。

 やるべきことがどんどん立て続けに巻き起こってきているけど、そのずっと先にある、もっと遠くの目標はまだ見定められていない。そこが見えてくるとまた流れに乗りやすくなるのだけど、今は何とも言えない。何しろ現在落語論を出版してしまったから、そこからまた先のことを想像するなんて、なかなかに難しい。いまが想像上の行く末と言っても過言ではないし、まだまだ実感がないから。

 またそのうち忙しくなって、気がついたら摩耗しているだろうから、つかの間の良い心持ちを存分に楽しみたい。
 明日は渋谷HMVで出版記念イベント。場所が変わったし面影なんかまったくないけど、それでも渋谷HMVが僕と落語の出会った場所だから、そんなところでイベントができて嬉しい。誰かの原点になるかもしれないんだから、ちゃんと勤めたい。

posted by kisshou at 01:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする