2016年06月30日

2016年6月

30日(木)
アップリンクでニューラクゴパラダイス。10回目。ゲストはひらのりょうさん。
いつもはネタ下ろし指定の会だから正直本番前はソワソワしているし、せっかく来て頂いたゲストのパフォーマンスを観ることもほとんどできないけど、今回は特にそういう縛りが無かったから鯉八兄さんのネタもひらのりょうさんの紙芝居もしっかり見ることができた。
自分のネタは昨日に続いてくじ悲喜。かわら版を読んでいたら喜多八師匠が「自分の音源を聞くように」と後輩におっしゃっていたことを知り、やっぱりそうだよなぁと思ったから昨日のくじ悲喜を聞いて少し修正するべき点を洗い出してから本番。昨日、これまでと少し違う言い方をしたら笑ってもらえた場所があって、今回もその方法で演ってみたらやっぱり反応を貰えたのでほくほく。ちょっとしたトーンだけで反応が変わる。温かいお客様だったからとても楽しくやれた。
終演後、打ち上げ。でも、お酒は飲まずに、冷やしトマトしか食べなかったから、野菜スープダイエット、きっちり遂行中。明日からスケジュールが緩い日が数日続くから、有酸素運動をかねて、渋谷から家まで歩いて帰った。道中、今日の音源を聞きながら。
自分の音源を聞くって自分にとっては本当につらいものなんだけど、ちょっと続けていきたいと思っている。確かにダメなところをダメだとはっきり思えるし、ここはこうやったらもっとウケそうなんかも思いつくし。家に帰ってシャワー浴びて、いま。急にお腹が空いてきた。

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29日(水)
連雀亭昼席でトリ。いつも動員に苦戦している13時半からの昼席だけど、今回はなんと14名様の入り!ありがたい。お客様の熱量も普段の会くらい高めだったから、くじ悲喜をガツンと。気持ちよく反応して頂けて、めちゃくちゃ気持ち良い高座だった。とにかく自分らしいパフォーマンスをどんな状況でもやれるようになりたい。
帰り道、スーパーに寄ってキャベツ・ピーマン・玉ねぎ・セロリ・トマトなどを購入。明日のニューラクゴパラダイス以降、しばらく高座が無い日が続くから、このタイミングで一週間の野菜スープダイエットをしてみようと。
帰って、スープを作って飲む。美味しくはなかった。結構きついかも。
食べ物もそうだけど、お酒も飲んだらだめなので、久しぶりに飲まない夜を過ごす。眠たくなるまで時間がありあまっているから溜めていた事務作業とか部屋の掃除をした。確かに有効な時間の使い方ができた気がする。さて、どうなるか。

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28日(火)
『6年目の吉笑』。相変わらず、独演会の直前は気持ち良く寝られず。いつか余裕を持った心持ちで会ができるようになりたい。ありがたいことに予約でほぼほぼ完売なので動員の心配はなく、ひたすら内容を考えながら当日を迎えられたのは本当に嬉しい。
3年目、5年目はBGMなんかも自分の好きなモノを伝えるように考えていたけど、今回は特に変わったことはせず寄席囃子を使って普通の落語会仕様に。1つ上の段階に来られたと思う。
ネタは『tion』『台本問題〜スポーツ編』『無題のネタ下ろし』『桜の男の子』。1席、直前までやるか悩んでいたネタがあったけど、いつも以上に不安が大きかったから土壇場で諦めた。とほほ。
これまで自分の本場所が何故か結構アウェーな空気感になる、という不思議な体験をしていたけど、今回はお客様がめちゃくちゃ温かく、とても気持ち良く落語を演らせて頂けた。本当にありがたい。
誕生日翌日ということもあって、たくさんプレゼントを頂戴した。嬉しいかったなぁ。
近所のいわし料理専門店で笑坊、笑んと打ち上げ。高円寺に移動して白黒でジントニックをたくさん飲んで帰って、寝た。気持ちの重い日が続いていたけど、ひとまず開放されることになった。

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27日(月)
32歳の誕生日。だけど、独演会前日ということと、日経電子版の原稿締切ということで、本当に何にも誕生日らしいことをしない一日だった。「おばあちゃん」のテーマで何を書こうかなぁと考えて、一つ無難な笑い話があったけど、思うところあって、相加相乗平均の話を書いてみることに。
最近、ある作家さんのことが好きになって、作品をたくさん呼んでいることもあって、何となく文章がその人っぽい感じになったりしている。送信した後、読み直して、本当はもっと言葉選びとか考えたかったけど、それよりも独演会の準備の方に時間を割く事に。結果的に誰とも話さない一日でさすがにキツかったから、日付が変わってからツイッターで泣き言を書いたら、すぐにたくさんの方からメッセージを頂けて救われた。ありがとう。

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26日(日)
宮治兄さんとの定例会。初めての昼公演。今回、チラシの配布をしなかったのにありがたいことに大入り満員。昼の時間帯の方がお客様は来られやすいのかなぁ。
久しぶりの兄さんと楽屋からぺちゃくちゃお喋り。楽しいなぁ。
この会は兄さんとの相性がそういうバランスなのか、なかなか自分の空気感にもっていくことができなくて反省することが多かったけど、今回はたぶん初めてくらい、自分の空気に持っていくことができて嬉しかった。楽しい会だったけど、昼公演だから兄さんとの打ち上げが無かったのが少し残念だった。また一緒に飲みに行きたいなぁ。スケジュールがうまく合わず、次回は来年2月です。よろしくどうぞ。

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25日(土)
メルマ旬報の配信日。にも関わらず、原稿を送信できていないという体たらく。最近気が緩んでいてスタッフさんに申し訳ない。独演会が近づいてきて、結構気持ちがキツくなってきているのもあるけど、何とか書いて送信。しばらくしてちゃんと配信されるのを確認して、土曜日なのにこのスタッフさん達は働いておられるのだなぁと思ったら、次回からはちゃんと余裕を持って入稿しなくちゃと思わされた。一つ一つ締めていきたい。

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24日(金)
談笑一門会。トリで約百物語。
この会はお客様が温かいからいつもとても楽しくて、だからこの日も楽しかったんだけど、もうちょっとやれたなぁという感じ。先月に比べると全体的に乗り切れなかったなぁ。
会を継続していくと、どうしても熱量が下がってきてしまうと実感していて、それでもとにかく継続することを死守していくか、一方でその都度何かしらテコ入れをして熱量が下がり切らないように工夫していく必要がある。この会がそのどちらにするのかは自分だけでは決められないけど、ずっと来てくださる常連のお客様のためにも、もっともっと会自体を良くしていきたいなぁ、と。
打ち上げ。頃合いを見て、落語の話を師匠に振った。以前はいつもいつも落語の話をしてくださっていたのだけど、弟子が増えたこともあってか、最近は落語の話になる数が減ってきたから、意図的にそういう話を引き出したいと思っている。やっぱり勉強になるし、何より刺激になる。
その後、帰る方向が同じの笑二と笑坊と阿佐ヶ谷で二次会に。近所の元笑笑も呼んだ。
最近、心境の変化があって、飲み方が変わってきつつある。やっぱり僕はどこかでお笑い芸人さんに憧れを頂いているらしい。

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23日(木)
夕方、新しい企画の打ち合わせのため倉本さんの事務所へ。
前日、「すべての笑いはドキュメンタリーである」という倉本さんについて書かれたノンフィクション本を一気読みしたところだったので、これまで以上に緊張しながら現場に向かった。凄い人とはもちろん分かっているけど、若き日の倉本さんがやってこられたことを再認識して、そんな熱量で面白いものを作っていかなくちゃいけないんだと痛感させられた。そう思えば随分熱量が下がってきている気がする。
いくつか企画案を出して、大体の方向性が決まった。ある企画、こんな感じで、と実感された倉本さんの演技が凄くて、でもそれを自分がやると、どうしても照れが出てしまい跳ねきれない感じになった。これ、僕のダメなところで、本番だともちろん振り切れるんだけど、普段の場だとどうしてもリミッターが掛かってしまう。この悪い癖は改善したいと思った。
夜は笑坊と渋谷で焼肉。これまでは居酒屋ばかりだったけど、最近は焼肉飲みにハマりつつある。お金的にははもちろん苦しいけど、何か最近は後輩のためにお金をたくさん使いたいと思っている。

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22日(水)
巣ごもり寄席。時松兄さん、橘也兄さん、朝之助兄さんとご一緒。時松兄さんは「四派で深夜」でご一緒させて頂いた以来。あの時は打ち上げにも連れていって頂いたなぁ。橘也兄さんは巣ごもり寄席でよく一緒になるイメージ。この日も楽屋からグワーっと勢いが凄かった。僕との関係性は宮治兄さんとのそれと同じ感じ。そして楽屋で喋っていたことをそのまま高座のマクラにされていて、同業者のリアクションさえもネタ磨きに使われる様は勉強になった。僕も少しは意識したい。朝之助兄さんと会で一緒になるのは初めて。ご挨拶したこともほとんど無いくらい。めちゃくちゃお人柄が良くて、それは第一声で分かったのだけど、兄さんが気を使ってくださることもあって、楽屋での関係がちょっと捻れてしまった。たまにある現象。調べたら年は1つ上で入門も僕より早いけど、例によって二ツ目昇進は自分が先だったから、そこでねじれ現象が起きてしまった。普通は入門順でこっちが下に入ることが多いけど、兄さんの気の使い方の熱量が凄過ぎて、油断しているうちに少し上の感じになってしまった。気をつけないと。
初めて聞いた朝之助兄さんの落語、後輩が言うのは失礼だけど、上手かったなぁ。上手いというか発声だけで完全にレベルの差が歴然だった。最近は少しでもそういう上手さが欲しいと思い出していたから、この日もとても刺激になった。

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21日(火)
しのばず寄席。珍しく夕方以降の番組で。楽屋入りしたら昼の部トリの里う馬師匠が上がられている真っ最中で、ハネて10分後には夕方の部が始まるという前座さん泣かせのプログラムだった。伸力さんがめちゃくちゃ忙しそう。しのばず寄席にしては珍しくお客様の人数が少なめで年配の男性ばかりだった。時間調整のマクラを入れてから、せっかくだからガツンと得意ネタで楽しんでもらおうと「ぞおん」に入ったけど、それはそれは見事にスベリ倒してしまった。大抵はこうすりゃ良かったと、反省することができるけど、この日のお客様の固さには自分の手持ちの武器をどう使ったら良いのかすら想像できないくらいだった。
ここまでツルンといくのはあんまりないから、結構凹んだし、すぐに帰った。面白くなりたい。

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20日(月)
昼。TBSラジオで「四の席」のCM収録。二日酔いでヘロヘロ。その場でもらった原稿をその場で読んでいくのだけど、やっぱりヘタクソだなぁと。喋りやすい言葉はスラ〜っといけるけど、どうしても言い難い文字の並びがある。いま、ちょっと言い難い言葉をメモするようにしている。それで対応を考えようと。演者として絶対マイナスなある種の人見知りが自分にはあって、この日もその良くない部分が出てしまった。サービス精神が欠けている。
夜。週刊キッショウ@ミュージックテイト。先週の週刊が珍しくたくさんお客様に来て頂けたと思っていたら、この日は過去最低動員を叩き出した。バランス取れてるなぁ。何とかツバナレはしたから赤字にならずにすんで一安心。マクラ楽しかったけど、嫌いな人を羅列するクダリはいらなかった。ネタに昇華できていなくて、ただ悪口を言うだけになってしまった。反省。結構心の揺れ方が最近はひどい。パニックがぶり返さないように要注意。

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19日(日)
最近、最寄り駅でよく元笑笑とすれ違うと思っていたら、どうやら近所に引っ越してきたらしい。ということで、久しぶりに飲むことに。笑二の日経電子版の原稿が終わるまではすしざんまいで軽く一杯。最近どうしているのか色々と聞き出して、僕が思う今後の動き方を話してみたり。
その後笑二と合流してボトルをキープしてある丸金酒場へ。ここで随分飲んでしまって、笑笑の知り合いの女性ピン芸人ヒコロヒーさんと、笑二の芸人仲間の大嶋さんを呼び出そうという話に。まさかこんな時間から来ないだろうと思ったら、さすが二人とも芸人さんで、すぐに向かってくれることに。それからは三次会のジョナサンまで行って結局朝まで。
酔っぱらい過ぎて気が大きくなったようで、気がついたら10万円下ろして、その大半を一晩で使ってしまったらしい。今月は節約生活しなきゃ。

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18日(土)
MOROHAさんからイベントのオファーを頂いた。8月18日新宿MARZ。嬉しい。
ポエトリーリーディングにはまった数年前、夜な夜な友達を家に招いては酒の飲みながらYouTubeでたくさんの音楽を聴いていた。そんな中で『恩学』と出会って、その存在を知った。集まっているのはお笑いをやっているヤツとか音楽をやっているやつとか、みんな自分と同じで、やりたいことをハッキリ持てているやつたちばかりだったから、それぞれが「ラップ」を自分のやってることに置き換えてはリフレインして、その都度、グッときてたっけ。
群馬フェスでの『三文銭』映像を観て、いてもたってもいられなくなって、吉笑ゼミにお招きすることになった。
当時の僕はと言えば、自分でも認識できるくらい内側からほとばしってくる熱量が凄くて、だからテーマを熱量に据えて、MOROHAさんと真っ向勝負しようと思ってのキャスティングだった。
結果、間近で体感したMOROHAさんのパフォーマンスというか威圧感は完全に真打のそれで、「ここまで凄いのか」とビックリさせられたことを覚えている。
今回はライブハウスで落語。たぶんお客さんはスタンディングだから万全の状態とは言えないだろうけど、それでもガツンと落語の凄さを見せつけたい。
曲などの作品も当然ながら、マネージャーさんとお話したり、ご本人と色々話しているうちに作ったものを届けることだったり、作り続けられるように環境を整えていくことだったり、考えておられることがとても近くて、そんなところも尊敬している方々です。
このMOROHAさんのイベント以外に、メディア系の仕事が1つ、イベントが1つ、レコメン依頼が1つと、最近は音楽系の仕事がたくさん舞い込んできた。そういう流れなんだろう。嬉しい。

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17日(金)
昼。広小路立川流寄席。寸志さんの猫と金魚がよく受けていた。自分の高座は70点くらいの感じ。うーん。
夜。週刊キッショウ@高円寺。この日は講談社のSさんと構成作家のUさんをはじめ、初めてのお客様が多めにいらしてくださっていたから、常連様には申し訳ないけど得意ネタをドンドンドンと。
高円寺での週刊は15人くらいの動員で落ち着いていたけど、この日は倍の方が来てくださったのと、開口一番の仮面女子くんが場を盛り上げてくれたから、めちゃくちゃ上がりやすかった。すでにボルテージが上がっている感じ。本当は本物の偽物をやろうと思っていたけど、仮面女子くんの動物園をうけて手動販売機に。会場が温まっていたからマクラは少なめにしたけどやっぱりグイグイついてきてくださった。
そして最近ある大御所に当てこすりされたマクラを喋ってみた。ウケて一安心。今月のマクラは固いエピソードがまだないから、下手したら当てこすり御師匠さんの件になるかもなぁ。
終演後は近所でSさん、Uさん、仮面女子くんと飲みに。お二人ともとても気を使ってくださるかた気持ちよい酒席で飲み過ぎてしまった。帰る途中に電話があって、そういや高校の同級生が上京してくるから時間あったら飲もうと言われていたのを思い出して、品川に合流。スペシャの串田とはちょくちょく会うけど他は結構久しぶりなメンツで。遅くまで飲んだ。ありがたいことにようやく同窓会の類の集まりに劣等感なく参加できるようになれたかなぁと思っていたけど、まわりの話を聞くとすでに芝公園にマンションを買ったやつとかいて、まだまだ底辺だなぁと痛感させられた。楽しくて結構飲んでしまったらしく、思っている以上に泥酔状態のまま何とか帰宅した。どこかで転んだと見えて、起きたら数カ所ケガをしていた。

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16日(木)
立川流広小路昼席。寝覚めの具合なのか何なのか、身体というか口回りの調子がよかった。こういう日がたまにあるけど、何が理由なのか分からないからうまく自分の身体を使えないでいる。
日によっては喋り慣れた固いマクラをふるのが気持ちよくないと感じることもあるけど、この日はモチベーションも高く、前のめりに固いマクラを振ることができて、舌打たずに入ってからも結構上位に入るくらいのお客様とのシンクロ具合でめちゃくちゃ気持ちよかったのだけど、中盤で途中入場のお客様がわんさか来られて、すでに座っているお客様方の意識がそちらに向いてしまい、途中からは気持ち良さが激減してしまった。
ああいう時にも芸の圧力が高ければビクともせずに持っていけるはずだけど、自分は特に圧力が低い方だからいかんともしがたしだった。大きな課題だなぁ。

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15日(水)
昼。巣鴨獅子座。出番前も出番後も、むー、っという感じ。詳しくは書かない。環境がどうあれ、自分の力だけでも自分の世界をきっちり構築できるようになりたい。
気持ちを入れ替えて国立天文台へ。今度ある教育機関から「出張版吉笑ゼミ。」をやって欲しいと依頼を受けていて、そのゲスト講師に出てくださる先生と打ち合わせに。天文分野はあまり馴染みがなくて、せいぜいハッブル宇宙望遠鏡について書かれた本を高校の時に読んだくらい。望遠鏡を覗いて、遥か彼方にあるものを見るなんていうのはロマンチックで好きだけど、その本に書かれていたスペクトルを使ってどうこうみたいな、実感の抱きにくい現代の天文学にはあまり興味が沸かないでいる。
そんな状態で色々とお話を伺ううちに、いくつか興味を持てるフックを先生から提供して頂けたから、たぶん当日はそのあたりからネタに昇華させていくことになるはず。
打ち合わせ後、主催者の方に夕食を御馳走になる。新宿の小料理屋みたいなところ。美味しいものを沢山食べさせて頂いて、お酒も沢山のんで、たくさんお喋りさせて頂いた。
「吉笑ゼミ。」はもっともっと大きな企画にできると思っている。ちゃんと動かなきゃ。

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14日(月)
師匠の月例独演会で太鼓番を。この日の出囃子はアリボンバイエ。三味線はシンプルな構成だから、太鼓を細かく刻んで欲しいとえり御師匠さんから指示を受けて、久しぶりに大鼓を16分に刻む叩き方を。前座の時、ゲットバックを叩く時に編み出したこの手法を使うのは2回目。何をしに行ってるのか分からないけど、うまく叩けてちょっとホクホクしてしまった。
以前一度お会いした某落語会の主催者さんが楽屋にいらしていて、久しぶりの再会。以前会った時は色々あって一緒にお酒をたくさん飲んで、最終的には例によって無茶苦茶な酔い方をした時だったので、少し気まずかった。

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13日(月)
雨。昼、某新聞社で取材を受ける。落語についてじゃなくてとあるテーマについて考えを聞かせてくださいという初めての依頼。依頼の段階で記者の方には大体の方向性が見えておられるっぽくて、でも僕からそれに沿った話題はあんまり出せそうになくて、どうなるかなぁと思いながら待ち合わせ場所へ向かう。講談社しかり、日テレしかり、大きな会社は駅とほとんど繋がっているから雨でも移動がラクでいい。
結果、落語に紐付けしながら色々なお話をさせてもらった。話しながら思いがけず自分から「奇跡の濃度」という考え方が出てきた。それまでそんなことを考えたことなかったのに、急にポンと。奇跡にも濃度があるってちょっとグッとくる切り口だなぁ。
そのまま小川町に移動してスタバで紙版の原稿。今回はまた結構カツカツになってしまって竹野さんに申し訳ない。そして、次回は月曜開催だからすぐにそれの締切も今日、明日、という感じ。
ひとまず送信して連雀亭へ。何というか一切手応えのない時間だった。そんな中でも自分だけはきっちり手応えを得られるような動き方をしないと次のステップにいけないと分かっているけど、まだまだ無理だ。
表でチラシ配りをしていたら、備品の鍵を間違えて持って帰っていた笑二が返しにきた。

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12日(日)
西荻窪の一欅庵という素敵な日本家屋で『古典廻さず』という落語会。久しぶりに粋歌姉さんとご一緒。というか2回目か。のんき夜行の斎藤さんが主催の会だからホスピタリティーばっちりで、こちらは気軽に楽屋入りした後、ぺちゃくちゃお喋りを。売れたらこういう家に住みたいなぁと思った。
1席目は仲入りでカレンダー。週刊でやったから試してみようと。これが思いのほか上手くお客様とシンクロすることが出来ずになかなか厳しい手応えとなってしまった。本当は『台本問題〜スポーツ編』をやろうと思っていたけど、ちょっと危険な気がしてシブラクから連続だけど『舌打たず』をやることに。趣のある建物だから擬古典の方がマッチするかなぁと思って。こちらはナイス判断だったようで気持ちよくネタを終えることができた。
久しぶりに斎藤さんの奥さんにお会いできてよかった。以前、お二人の結婚披露パーティーの司会を担当させてもらったのです。

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11日(土)
ある大御所の方から、当てこすりされているのを目撃してしまって、嫌な気分に浸っていた一日。大御所が若手に対してやることじゃないと思うこともさることながら、その当てこすり方がハッキリじゃなくて一応保険をかけながらの微妙な言い回しを使っているのも気持ち悪いと思った。
僕のある企画のゲスト候補に主催者さんがこの方の名前を挙げておられていて、こちらとしても是非お願いしますという感じで考えていたけど、すぐに候補から外してもらうように連絡をした。僕史上2人目の能動的な共演は拒否したい方に認定。

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10日(金)
朝、笑坊に来てもらう。ようやく出来上がった『6年目の吉笑』が届くから宅配便を受け取ってもらおうとちょっとしたバイトとしてお願いした。入れ違いに外出して連雀亭ワンコイン寄席。明楽兄さんと歌太郎兄さんと一緒。のんびりした楽屋で楽しかった。
一度帰宅してチラシの確認。思っていたよりも細長いチラシになっていた。たくさんのチラシに挟むと目につき難いかもしれないけど、これまでやったことの無い形式だったので新鮮に感じた。そのまま渋谷らくごへ。吉笑、太福兄さん、松之丞兄さん、圓太郎師匠というヤバい顔付け。
兄さん方とは8月にもTBSラジオのイベントで一緒になるけど、浪曲・講談のアイコン的な兄さん方なので特に刺激を貰える。僕が落語のアイコンになるのは無理だけど、せめて新作落語のアイコンにはならなきゃなぁとか思いながら楽屋で雑談を。
高座は先月作った、友達を失った話を軸にした鉄板マクラからの舌打たず。どちらも気持ちよくうけて、もちろん充実感のある高座だったんだけど、準備段階から気になっていたマクラと噺の関連性の無さがやっぱりよくなかった。盛り上げるために振るマクラもあって良いとは思うけど、シブラクみたいな場所では持ち時間30分で1つの作品を作るくらいのつもりで練り上げないとダメだった。この日も松之丞兄さんに全部持っていかれたなぁ。
終演後、なんと太福兄さんに誘って頂いて、松之丞兄さんと軽く一杯御馳走になることに。太福兄さんとは何度か酒席をご一緒させて頂いているけど、松之丞兄さんとは初めて。
色々な話をしたり、聞いたりして、本当に軽くで解散。これがやっぱり兄さん方の時間の使い方なんだなぁ。見習わないと。自分が一番上だったら確実にもう一軒行くだろうからなぁ。
帰りの電車でも松之丞兄さんとお話をさせて頂いて、あまりにも直球で聞かれたから、僕が思う松之丞兄さんがやった方がいいと思う動き方について話してしまった。実現されたらもっともっと手が届かない存在になってしまうのに。
それでもめちゃくちゃ刺激的な時間だったなぁ。なんとか兄さん方に食らいついていきたい。

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9日(木)
何をしたのか、全く思い出せない一日。ツイートもしていないし、とてつもなく無駄な過ごし方をしたんだろうなぁ。最近こういう時間の使い方が多くなった気がする。前よりずいぶん暇な時間が増えたからだろうけど、もっと有意義に毎日を使っていかなくちゃあダメだなぁ。
この日記も何もやらなかった日こそ、出来るだけその日に更新するようにしよう。

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8日(水)
連雀亭で週刊キッショウ。今回は前座で入ってもらっている仮面女子くんの取材カメラ付き。仮面女子くんは元々広告の仕事をしていたらしく、その時の繋がりでテレビ朝日に最近はちょくちょく出演しているよう。自分も、特殊な仕事を貰える多くが、落語家以前の繋がりによるものだから、彼にもそういう繋がりは大事にして欲しい。
ネタはぞおん、道灌、そしてカレンダー。福岡で久しぶりにやったぞおんが気持ちよかったから、この日もやることに。道灌は前回の連雀亭での会で開口一番を勤めてくれた小はだ君の高座を聴いてやってみたいと思ったから。カレンダーは久しぶりに風を通しておこうと。日付が変わることでガラッと内容が変わってしまう。今回用にもちろんスムーズな展開は構築できたけど、やっぱりこのネタはうるう年の前の年から、うるう年の2月28日くらいまでが一番効果的にくすぐりを入れられるから、次の旬は2019年から2020年にかけてと言ったところ。
まくらで、誕生日プレゼントが欲しいと言ったところ、帰りにお心遣いを頂戴してしまい恐縮した。師匠と同じでご来場頂けることが何より嬉しいものです!いつもありがとうございます。
近所の焼き鳥屋でサクっと打ち上げて帰宅。毎月1回こうして小はだ君と食事をしている。少しずつ仲良くなってきた気がする。優しい男です。

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7日(火)
夜、渋谷でニューラクゴパラダイスの打ち合わせ。という名目の飲み会。円山町の奥にある、魚料理屋さん。佇まいからして明らかにレベルが高そうだったけど、案の定、肴が美味しくて驚いた。あん肝の刺身なんて初めて食べた。月末の第10回でひとまず区切りがつくから、その先をどうしましょうか、という話。このクルーとは毎回飲んでるし、価値観も近いからとても気心知れてきた感じ。ということで、言うことはいいつつ、受けるところは受けつつみたいな感じの打ち合わせとなったのだった。
アップリンク石井さんと別れたあと、斎藤さんと2軒目。こないだ市弥兄さんと飲んだ店に行って、少し残っていた兄さんのボトルを飲み干して新しいのを入れておいた。近頃飲み過ぎだと自分でも思う。

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6日(月)
夜、笑二とヒメアノ〜ルを観に新宿へ。噂通り、タイトルが出る瞬間が凄まじかった。何となく、構成を想像できていたから、序盤は早く例の展開こい、早く例の展開こい、とひたすら思ってしまった。映画終わりで高円寺に移動して駅前の焼きとん屋で軽く飲む。初めていくお店。こうやって映画行って、それ終わりで軽く飲んで解散というのは結構良い流れだなと思った。これからもちょっと後輩を誘ってみよう。
それにしても毎日飲み過ぎている。

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5日(日)
空白の一日。二日酔いがあったから昼過ぎまで寝ていて、起きてからもしばらく家でぐったりしていたのだった。お酒もお酒の場も、お酒の失敗も好きだけど、次の日もこうして時間を奪われてしまうのは好きじゃない。
小辰兄さんは昼から落語会に出演されていたし、市弥兄さんは朝からNHKのラジオに生出演されていた。タフだなぁ。

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4日(土)
昼前にホテルを出て、那珂川へ。14時から落語会。途中に連れていって頂いたラーメン屋がちょっと衝撃的な美味さだった。煎り酒という昔に使われていた調味料がベースの味で、小辰兄さんと美味い美味い言いながら、ペロっと食べてしまった。
この日は昨日よりもより営業っぽい雰囲気の落語会。丁寧にマクラを振ってから、狸の恩返しすぎとぞおんをやった。兄さんは野ざらしと夢の酒。この2日間、じっくり兄さんの高座を聴けたのは本当に良かったと思う。自分とは落語へのアプローチが全然違うからこそ、逆にめちゃくちゃ刺激になる。楽しい雰囲気で会を終え、福岡空港へ。飛行機の都合で2時間待ち時間があって、そうなりゃもう飲むしか無いということで空港の居酒屋で兄さんと差し向かい。2時間あるから普通の飲み会みたいに沢山飲んだし沢山喋れた。兄さんも自分とのマッチアップでとても刺激になったと言ってくださって、嬉しかった。ベロベロになって飛行機へ。あら、不思議。閉所恐怖症はどこへやら。結局、文字通り気のせいでしか無いんだよなぁ。
あっと言う間に羽田について、そこからもう一軒行こうと誘ってもらえて、兄さんと渋谷へ。どこにいくのかなと思ったら、道玄坂にある、めちゃくちゃ昔ながらの居酒屋さん。古い階段の二階にある店だから自力では絶対に入れない店。何でかなぁ?と思ったら、しばらくして市弥兄さん、市童兄さん、市丸さんが合流されて納得。市弥兄さん行きつけのお店だったのだ。珍しいメンツで、とても楽しいお酒を飲ませて頂いた。みんな仕事があるからちょっとだけ、ちょっとだけと言いながら結局さらにもう一軒。みんな一緒だなぁと思った。僕と同じくらい酒に飲まれると評判の市弥兄さんがさすがの酔いっぷりだった。みんなでシコタマ飲んで、それでもちゃんと夜中には解散になるのが寄席がある落語協会ならではの時間感覚だなぁとか思ったり。
方向が同じだから市童兄さんと途中まで一緒に帰った。楽しい2日間だったなぁ。

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3日(金)
昼、福岡に移動。今日から2日間、小辰兄さんと一緒に福岡で落語会。例の閉所恐怖症があるから通路側の席が良かったけど、あろうことか三人席の真ん中しか空いてなくて、その時点で冷や汗。こないだ伊集院さんのラジオで聞いたなかりの冷えたダシが売っていたから気になったけど、それ以上に飛行機で無事かが心配過ぎて、買わなかった。こないだ掃除してら出てきた最後のデパス1錠を財布に忍ばしてあるから、いつでも飲む体勢を取りつつ、兄さんと合流。訳を話して、一番最後に飛行機に乗り込む。すでにちょっと動悸が強くなっている気がして、これはまたヤバイかもと思っていたところ、自分の席にどうやら間違えたらしいおっちゃんが座っていて、そのおっちゃんの席であろう反対側の三人席の真ん中に座ったら両隣がか細い女性で、そのおかげでそんなに息苦しさを感じることなく、気がつけば無事に福岡へ着いていた。
落語会は高宮という場所で。160人くらいのお客様に集まって頂けたのは驚いた。主催者さんが頑張ってくだっさったおかげでしかない。年齢層が若干高めだからどうしようかなぁと思いつつ、思い切ってくじ悲喜を。マクラを周到に振って、その時点でお客さまとがっちりシンクロできたからとても気持ち良い時間となったのだった。二席で50分という時間配分だったけど、すでに40分喋ってしまったから後半は何時材で時間調整。その後の兄さんの不動坊への流れも含めて、手前味噌ながら良い落語会だったと思う。持っていった現在落語論も全部売れた!
気持ちよい高座が出来たあとはお酒が美味く感じるもので、連れていってもらった小料理屋でシコタマ飲ませてもらって、ホテルにチェックインしてから兄さんと2次会まで行った。
小辰兄さんと二人会をするのは初めてで、ちゃんと飲むのもほぼ初めてだったからとても新鮮だった。僕はいつも通りパーパー喋るのだけど、兄さんも色々喋ってくださって、とても親近感がわいた。そんなことを考えてらっしゃるのだなぁと思うことがいくつもあった。
それでも健康的な時間に切り上げて、部屋で一杯だけ飲んで、寝た。

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2日(木)
日暮里寄席で道灌。日暮里は高座から見える位置に時計が無いから体感時間で20分に調整する必要がある。道灌はゆっくりやったら17分くらいだから、少しマクラを振って道灌をやればピッタリだと思って高座に上がったけど、降りてみたらあと2分くらい残っていた。ということは道灌が早くなってしまっていたということで、この辺り、もっとキッチリ思い通り喋れるようになりたいものだ。仲入りで左談次師匠がやられた万金丹、真ん中まで聴いても何のネタか判断できなかったとほほ。万金丹は春樹兄さんがやっていた印象。
途中で失礼してWOWOWぷらすと生配信へ。六本木一丁目。この日はまもなく開幕するユーロ特集で、ジェントルさんと笹木香利さんという、どちらも初めましてなメンバーで。ジェントルさんは元々芸人活動をされていたようで、初対面だけど会話のラリーがとても気持ち良かった。テンション高めの方なので、こちらも自然と前のめりにさせてもらえた。笹木さんは太田プロ所属のTHE女性タレントさんという感じ。バラエティスキルが高過ぎてめちゃくちゃ勉強になった。明らかに売れていく雰囲気がプンプンしていた。
帰り、四谷で丸の内線に乗り換えるのだけど、ホームの端の方の屋根が無いエリアがとても好き。空が広くて、でも高いビルがたくさん見えて、東京だなぁという感じ。最近のお気に入りスポット。

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1日(水)
月初め。別に流れていく時間として何か明確な区切りがあるわけじゃないけど、やっぱり月初めは気持ちがリセットされる。この日は休みだったから尚更そんな気がつよくした。毎月一回、お送りしている落語会案内メールを書いて、送信した。1日に送信するのは初めてなんじゃないだろうか?溜めていた5月のブログも全部書いた。本当は溜めすぎずに2日に1回くらいのペースで更新していきたいけど、どうしても地道な継続がうまくできない。このブログがコンスタントに更新されているうちは毎日を自制できているから良い流れの証拠で、反対に更新が滞りだしたらあまり良くない毎日を過ごしているんだなぁと目安にしてください。
posted by kisshou at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする