2016年05月31日

2016年5月

31日(火)
週刊キッショウ@庚申文化会館。前の晩に飲み過ぎて、というか量はそんなに飲んでないはずなんだけど泥酔していて、結構帰りの記憶がなく、体調も昼過ぎまで戻らず、という例によって良くない感じを。お礼のメールを送りがてら確認したら志の太郎兄さんとの2次会で、兄さん曰く「悪鬼雑言の嵐」だったとのこと(全く覚えていない、、、)。志の太郎兄さんは志の輔一門だから当然自分とは比べ物にならない気働きスキルやバランス感覚なんだけど、それでも他の先輩方に比べるとキャリアが近いからか結構腹を割って喋ってくださるからとても嬉しく感じる。一度は二人で会をやりましょう、という話もあったけど流れちゃったなぁ。
会の方は「台本問題〜スポーツ編」「赤ん」「大根屋騒動」の3席と、週刊恒例のたっぷりマクラ。台本問題は後半のギミックが足りてないから尻すぼみ感が相変わらずだけど、短い持ち時間に合わせて作ったから前半のギミックはテンポ良く続くからやっぱり気持ちがいい。スポーツ編は野球にしたのが正解でとても数字の要素が多いからx遊びはやりようがありすぎる。一二塁間とか、まだ使ってない言葉もあるけど、やりすぎるのもどうかと思って削ってある。それにしても「あとx人、あとx人」が個人的にとてもツボで、この日も普通に笑ってしまった。
「赤ん」は自分でも一体どういうネタなのか自分でも分からない。これはギミックを増やしても仕方ない気がしているからめちゃくちゃ小品になっているけど、逆にこれくらいの規模のネタを意図的に作ってもいいかも。大根屋はそろそろ決定稿を作って、セリフを固めた方がいい段階かも。
終演後は笑坊とうおこうへ。昨日飲み過ぎたから今日は控えようと思っていたけど、おかみさんにビールを出して頂いて一杯飲んだら美味しかったから結局2杯飲んだ。大根屋のマクラで珍しくうおこうのおかみさんから江戸東京野菜でネタを作って欲しいと頼まれたから拵えたという話をしたけど、奇遇にもこの日また、魚で一本ネタを作って欲しいと頼まれた。タイミングがピタっとハマったから多分作ることになると思う。ひとまず頭の片隅に入れておいて、早めに解散。明日から6月か。

///

30日(月)
ひたすら家でもそもそしていた日。粋場の西岡さんに「飲み会イベントをやるから来てくださいよ〜」と言われていたことを思い出して小雨振る中表参道へ。コミューンという表参道の交差点付近にある屋台村のようなところの一角で開催されていたのだけど、一人では明らかに気まずい思いをしてしまいそうだったから、何回か葛藤して行ったり来たりした後、やっぱりどうしても入れなくて駅へ。このまま帰るのもなぁと思っていたら、そういや志の太郎兄さん、らく人くん、寸志さんの会が広小路であって、ちょうど終演前くらいじゃないかということで、打ち上げにお邪魔することに。そんなことするのは初めてだけど、おしゃれ空間に入れなかったことと、志の太郎兄さんと飲みに行こうと前から言っていたこともあってお邪魔させてもらった。
志の太郎兄さんが現在進行形でくらっている大変な一件について聞きながら、途中から例によって自分もわーわーと。次回は11月にやるそうですから、ぜひ。
その後、帰る気でいたら志の太郎兄さんに誘って頂いて二人で二次会へ。兄さんも結構飲むの好きなんだよなぁ。嬉しい。田町かどこかの居酒屋で、そこが3時閉店だったからそんな遅くまで飲んでいたはずはないけど、気がつけば自宅で、次の日になっていた。楽しかった夜。

///

29日(日)
あることが引き金になってヨーロッパ企画さんのDVDを何枚も見直している。やっぱり面白い。これがやっぱり自分の好きなコメディーの形なんだなぁと。月とスイートスポット、序盤の緊張感から、スイートスポット登場後のくだりでドカンドカン笑いをとって、さらに絶妙のタイミングで酒井さんが登場することでまた新鮮に驚けて、しかも最後はグッとくる空気の締め方で、凄まじいなぁと。ヨーロッパのDVDは芝居を見たあとに続けてメイキングを見ることになっていて、それを見るととてもやる気がでるのだった。ああいう仕組みでのモノづくりを自分もしたいけど、落語家だと難しいかなぁ。劇中に登場する雪見だいふくを食べたくなって、明け方コンビニに行ったらなんと売っていなくて、同じく劇中に出てくるピノで我慢しようか迷ったけどやっぱりここは雪見だいふくだと思って、少し遠いコンビニまで行ったら雪見だいふくもピノもなくて、結果チョコモナカジャンボを買うというよくわからないことをしてしまった。

///

28日(土)
前日が書いたとおりの、酒乱の自分としてもびっくりするくらいの泥酔をした日だったので案の定夕方過ぎまでグロッキー状態。というかこの日の二日酔いは酷過ぎた。結果、師匠も出演された国立演芸場での立川流落語会に勉強に伺えなかった。最悪だ。夜、ようやく体調が戻って、さすがに飲む事なく、いそいそと作業をして寝たそんな一日。前に毎日が途切れたばかりだったのに、この日また途切れてしまった。自分め!

///

27日(金)
談笑一門会で「くじ悲喜」。先月の連雀亭マクラは出来が良すぎて今月はどうかなぁと思っていたけど、おかげさまで笑坊と一番の親友だった男に良いエピソードを提供してもらえたから、この日も今月の総決算マクラのつもりで会場へ向かった。構成を考えながら移動するのが一番楽しい。どうせだったらとくじ悲喜のサゲを暗転合わせにしてもらった。どう考えてもコントで暗転するように終わるためのフレーズがサゲになっているから一度やってみたかったんです。本当は暗転後のBGMも理想の曲にしたかったけど、この日はBGMの選曲当番じゃなかったから断念。肝心の高座の方は、笑んの後の出番で、まだ客席が完全に温まってはいなかったから、予定していたマクラの前に急遽、笑点のマクラを振った。これも月末から一気にお世話になったマクラ。ありがたや。
結果、マクラはバッチリはまって、くじ悲喜もベストではないけどかなり気持ちよくお客様と空気を合わせられた出来だったから、とても気持ち良い高座になった。嬉しい。
それでテンションが上がったのか、一門での打ち上げでも結構飲んだのに、それから高円寺で笑二と軽く二次会をして、明日早い笑二と別れた後から地獄の展開が待っていた。会にも来てくれていた高円寺の知り合いと合流してちんとんしゃんで日本酒をめちゃくちゃ飲んだあと、さらに別の方とある場所で合流することに。というか、その人がいるであろうある場所に勝手に押し掛けることに。まぁキャバクラなんだけど。それでいつものように全部ごちそうになって、しかもぼんやりした記憶ではキャバクラ嬢の人が結構キツめにこっちをいじってきたのに腹を立てて、確か始めてキャバクラ嬢の人と口喧嘩をした。。はず。
向こうが「お前みたいな奢ってもらうだけの貧乏人が、、、」みたいないじり方をしたのが悔しかったのか、店を出て知り合いと解散したあと、ATMで大金を下ろしてそれを持ってそいつに叩き付けてやろうと思ったのだろうけど、結果、店には行かずに家で寝ていた。起きたらポケットに17万円くらい入っていて、すぐにまた貯金しに行った。虎の子の17万円なので。ここまでひどい酔い方は久しぶり。

///

26日(木)
何をしたのか、全く覚えていない日。確か二日酔いが結構ひどくて夕方前くらいまでぐったりしていて、その後はいつもみたいに喫茶店をはしごしながら作業していたのだっけ。ツイートすらしていないから、相当低調な一日だったみたい。
このブログもそうだけど、何か僕の中に毎日を繋げていく感覚があって、オンとオフというメリハリが無い仕事だからこそ毎日を自制して、思考とかを繋げていって、それを1日2日3日とどんどん続けていければギューっと糸を引っ張るみたいに毎日がピンと張りつめていって、倍倍で良い成果を得られる気がしているのだけど、こういう風に飲み過ぎて記憶をとばして、次の日の大半をぐったり過ごすと、なんだか思考が途切れてまた0から、みたいになってしまう気がする。せっかく深めていた思考がまた始めからになる、みたいな。
この日はそんな日だった。とほほ。

///

25日(水)
粋場で談吉兄さんとのトークライブ「談吉さんと吉笑くんの会話会」1回目。トークイベント自体は何度もやったことはあるけど、こうして落語家だけでしかも自主的に開催するのは初めての経験でどうなるのかなぁ、と。前座の時は一番仲が良くて、飲みに行ったりカラオケに行ったり、たくさん遊んだ先輩だけど最近はありがたいことにお互い仕事がちょこちょこあって、また僕が何月何日に飲みに行きましょう、みたいにあらかじめ予定を組むのが好きじゃないからいつも、今なにしてます?みたいな誘い方をしてしまうこともあって、誘えども誘えども飲めない、みたいなことが続いていて、だったら会うこと自体を仕事にしてみよう、という事で始めることにした会。
粋場は以前「吉笑ラボ。」という会をやらせて頂いていたのだけど、気がつけばやらなくなっていて、そこからお店自体にも行けていなかったのだけど、今回こういう機会でまた伺えることに。
話す内容など決めずにぶっつけ本番だったからどうなるかと思ったけど、フタを開ければ自分としてはとても楽しめるイベントだった。空間も気持ち良いし、お客様も温かいし、結果、自分の中にあるけどわざわざ言わなくてもいい、というようなことまでグワーっと発露してしまった。まぁいつものことか。
終演後も何となく飲んでいたら、お客様も何組か残ってらしたから、せっかくだったら一緒に飲みましょうとちょっとした打ち上げみたいな形に。そこであるお客様の相談にのっていたら頭のスイッチが入ってしまって、プチブレスト大会になってしまった。というか、自分がひたすら思いつく案を列挙していただけだけど、久しぶりにあの回路を使ったから新鮮だった。シミュレーションゲームみたいで楽しいんだ。
その後、AR三兄弟の川田さんに連れていってもらった会員制の隠れ家的な素敵居酒屋に談吉兄さんをお連れして、さらには高円寺のいつも飲みに行ってる丸金酒場で3次会までして明け方解散。こんなに飲む予定では無かったのだけど、まぁ久しぶりに会ったのだから仕方がない。いま作ろうと思っているネタの種を初めて談吉兄さんに話した。そろそろ「ぞおん」級のネタを作ろうと思っているところで、そういや「ぞおん」も種の段階で談吉兄さんに喋っていたのだった。あれは阿佐ヶ谷の和民だったか。
こうして仕事が一緒になった時には一緒に飲みに行きたいなぁ。

///

24日(火)
下北沢で師匠の会。連日の運動の一環で高円寺から歩いて会場へ、結果1時間半くらいかかって良い運動に。歩きながらいくつかアイデアが閃きもした。昨日の夜中、散歩をしている時にふとひっかかった出来事から1つ新しいテーマを見つけられて、その参考文献はどういう調べ方をしたら見つかるか、まずはそこのリサーチから始めたところ、早速光明が見える。何かしらネタに昇華できそうでホクホク。
開口一番は粗粗茶を。タウンホールでは自分の、線が細いパフォーマンスだと上手くお客様と空気を合わせにくい気がしていて、だからここんところは自分らしいネタじゃなく古典をやるようにしていたのだけど、この日は自分の噺をやってみることにした。結果、やっぱりうまく空気を合わせることができなくて凹む。もう1つの課題にしていたマクラは、まずまず気持ちよくできたから余計に残念。やっぱり線を太くしていかなくちゃ未来は無さそうだけど、その方法が今のところ分からない。どうしたものか。

///

23日(月)
あまり寝られなくて、珍しく7時頃から動き始めた。朝ご飯にうどんを食べたあと落語を聴きながらジョギングというかウォーキングというか、ちょっとした運動をした後、家でプランク。プランクっていうのは体幹を鍛えるためのトレーニングで、お腹回りのダイエットにいいらしいと聞いたのでちょっと前から継続している。腕立て伏せみたいな体勢でひたすら待機するだけなのに、これがどうしてなかなかにしんどい。最初は30秒プランク、20秒休憩、30秒プランク、というプログラムだったのだけど、この日から90秒×2という自分史上最もきびしいトレーニングに。何とか達成できたけど、いやぁきつかった。15日後には300秒×1というプログラムまでいくらしくて、今からビクビクしている。
諸々終わって、洗濯機をまわしているところで眠ってしまって起きたら出かける時間になっていた。干せなかったのでまた洗濯しなくちゃと思いながら一つ用事を済ませて、志らく師匠の芝居へ勉強に。前回の時もそうだったけど、小劇場特有の通路が遠い状態でギュッと座ると、例のパニック障害の名残りが出てしまい、つらくなってしまう。この日も開演直前にパニックが出て、よっぽど今からでも退出しようかと葛藤したけど、音楽を聞いて気持ちを紛らわしたらなんとか収まって、無事に芝居を観られた。
帰り道、頂いた志らく師匠のシネマ落語や、2030年にやる分までのネタが記載されている独演会のチラシを見て、あらためて志らく師匠の創作量に驚かされた。質は当然として、量的な活動ももう少し増やさないと全然ダメだぞ、と思わされた。

///

22日(日)
神保町花月で創作落語の会に出演させて頂いた。僕、白鳥師匠、三四楼兄さん、文枝師匠という凄い番組で、しかも全員が新作ネタ下ろしというぶっ飛んだ内容。文枝師匠とお会いするのは2度目だけどきちんと挨拶させて頂くのは初めてだったからビクビクしながら楽屋入り。劇場だから当然だけど、たくさんのスタッフさんが仕込みをされていて、こういう劇場があるのは羨ましいなぁと思った。
ネタの方は「台本問題〜スポーツ編〜」、持ち時間が15分と短めだったからギュッとコンパクトにする方向で素材を選んだ。野球は数字が沢山出てくるから結果、今までで一番要素の詰まった構造になった気がする。初めての会だからお客様の空気も分からないまま、探り探りのスタートだったけど、ひとまずトップバッターとしての仕事はできた気がする。想像どおり後半の失速具合は残念だったけど、ひとまず満足。
文枝師匠がなんと高座を観てくださっていたようで、出番後にご挨拶に伺うと少しの間、アドバイスをしてくださった。ありがたすぎる。技術的なこともたくさん教えて頂けたけど、着物にアイロンを当てなさい、というめちゃくちゃ初歩のアドバイスまで。確かに今日は洗濯に失敗してシワシワの着物になってしまった。
出番後は皆さんの高座を袖で勉強させて頂いた。普段は擬古典を中心に自分の好みをひたすら追求しているスタイルだから、ネタに対する向き合い方が僕とは全然違う皆さんのネタを観ているとひたすら刺激になった。自分にないアンテナというのは確実にあって、少しはそういう要素も伸ばしていきたい。
山場が越えて一段落だったから高円寺で一番美味しい肴を出してくる店に行って個人的に打ち上げを。贅沢三昧でほくほく。明日から、また頑張ろう。

///

21日(土)
「WOWOWぷらすと」の生配信が22時30分から。16時過ぎくらいに現場近くに行って喫茶店を転々としながら作業をしたのだけど、さすがに煮詰まってしまって気持ちをもっていくのがしんどかった。企画はソーシャルビューイングということでアメリカで大ヒットしたドラマの第一話を見ながら色々話していく形。用意してもらったイヤホンだと効果音だけが大きくて会話がほとんど聞こえなかったから、途中ひやひやしながら何とか話しを合わせてやりすごした。共演者の方は問題なく聞こえているようだったから、もしかしたら自分の耳が悪いんじゃないかとヒヤヒヤしながら深夜に帰宅。

///

20日(金)
夜、イクイプメン時代の相方、井筒さんと飲みにいく。去年に続いて一緒に面白いことをやりたいと思って、その打ち合わせに。とても安く引き受けてもらってるとは言え、こうやってきちんと仕事としてお願いできるようになって嬉しい。あの頃思い描いていた理想的な関係が築けつつある。
企画自体は秋頃にアウトプットできそうで、また自分にとっては新しい取り組みができそう。結果、この日の泥酔ぶりによって気付いたけど、最近ハマっているホッピーはグビグビ飲んでしまうようでいつも以上に酔っぱらってしまうらしい。井筒さんと別れたあと、あまり記憶がないけど九龍ジョーさんに電話をして、一人で飲んでらっしゃるところに合流したみた。さらに近所に住んでる知り合いを呼ぼうと電話をかけまくったり、よく分からない行動をとってしまっていたよう。さらにさらに、その後、酔っぱらってしまったが故のあることをしてしまったけど、それはここでは書けない。でも泥酔したけど、絡む感じのお酒じゃなかったみたいで自分としては一安心。

///

19日(木)
連雀亭で『週刊キッショウ』。「手動販売機」「十徳」「約百物語」、約百物語は夏に向けて久しぶりに。元々の形でやると30分くらいかかるから自分の会以外ではやりにくいのが難点だけど、素材はずいぶん揃ってきた感じ。あとは「こっくりさん」と「1つから複数個分の怖さをとる」の配置をうまくやって、たたみかけるようにラストまで持っていければと思う。甲子園マクラも悪くはないけど、もう少し「途中から目的が変わってしまう」というメッセージをうまく伝えられるマクラがあれば。
この日は先月から手伝いで入ってくれている小はださんに開口一番を勤めてもらった。三三師匠に稽古をつけてもらったらしい道灌、きちんとしていて聞きやすかったなぁ。笑坊や笑んより聞きやすいのはおろか、下手したら自分よりもうまいんじゃないかと思わされるくらいだった。伸び伸びとやれていることのメリットはとても大きいけど、一方でこういう伝統の強さを目の当たりにすると、自分の行く先が心配になる。

///

18日(水)
日経電子版の最新回がアップされた。カレーの話。たまたま師匠からのお題がカレーだったから、これはラッキーと幻想マクラのカレーを書いた。最初は気にせず一番良いと思う形で書き進めたら「カレーが起きてる」という本編に入る前ですでに文字数をずいぶん越えてしまった。序盤のまとまな描写が細かい方が面白いとは思うのだけどさすがに長過ぎるから、もう一度始めから今度はサクサクと書いていくとちょうど良い感じになった。マクラでやってる終わらせ方だと嫌な思いをされる方が少なからずいる気がしたからガラッと方向を変えて、最後は少しだけ暖かみがある風を装った感じに変えてみた。こういう記事の場合、最近は読後感を意識するようにしていて、根本はガッツリとしたネタだけど、読み終わったらスゥーっと柔らかい風が抜けていくような感じを目指している。
エゴサーチをしまくっているとこれまで以上に前のめりな感想が届いていて嬉しくなった。この連載では毎回そういう文章を書いていきたい。

///

17日(火)
この日も広小路寄席。強めの雨が振る中、昨日と同じくらいのお客様の入りでありがたい。昨日より1つ早い3番手の上がりで、前の後輩たちが苦戦をしていたのと、すでに時間が5分まいていたから、時間調整もやっておこうと、やろうと思っていた十徳をやめにして、まずは固いマクラをたっぷりと。きっちり起こすことができた頃には残り10分を切っていて、本来はそういう尺でできるのが十徳の良さだけど自分のやつはきっちり20分サイズになってしまっているから、何時材へ入る。
ちゃんとさらっていなかったこともあって、いつも以上に口がまわらなくて不明瞭な高座になってしまったけど、まずまず笑って頂けて一安心。
次の出番の談吉兄さんは、昨日の僕と同じ立ち位置だったからマクラはほぼ無しで野ざらしをたっぷり。これが見事で、良い空気のまま師匠方へトスできたのだった。昨日自分がやるべきもこの作業。
宮治兄さんと話していて、この「起こす」ということを意識するようになった最近。会が始まったら、まずは一回お客様全体にドカンと笑ってもらうことで、空気がギュっとまとまる。出番的に早く上がることが多いから、どんな状態でも起こせるようになりたいのは当然として、さらには前の演者が起こしてくれたら、連続で起こしにいくんじゃなくて、今度はしっかりネタを伝えるようにすること。このあたりは最近大事にしたいと思っていること。
夜はWOWOWぷらすと。松崎健夫さんと松江哲明さんをゲストに迎えて東美樹さんと『今更きけない園子温』。この今更聴けないシリーズは、例えばスピルバーグとか、めちゃくちゃ有名だけど本当に僕が何にも知らないからこそ気持ち良くハマる企画だけど今回の園子温だと、「自殺サークル」「地獄でなぜ悪い」「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「桂子ですけど」「ラブ&ピース」「新宿スワン」そして最新作の「ひそひそ星」と結構観ているし、自伝的著作なんかも読んでしまっているから、ちょっと企画趣旨がブレてしまう。そこでどう知らないフリをしながら流れを作れるかが技術なんだけど、ちょっと自分にはまだその腕が足りない。要所で天明さんがフォローしてくださるから、リアルタイムでMCとしてこうまわすべきだったんだと分かるからとても勉強になる。
終わってから全部まとめて観ようと思っていたけど、松江さんのお話を伺って我慢できなくなって、録画してあるおこだわりを3回分観てしまった。面白い〜。

///

16日(月)
広小路昼席。なかなかに重たい客席の雰囲気でさてどうしたものかと色々考えていたけど、前の出番の笑二が苦戦しながらも鉄板マクラをたっぷり振ってひとまず起こしてくれたから、逆にこっちはマクラで空気を合わさずネタだけでいこうと思って「桜の男の子」。こういう客層にどう映るか試してみたくて。結果、惨敗。あー、目も当てられないくらいスベッてしまった。痛恨。

///

15日(日)
新作カフェさんの企画『立川吉笑の盗ませてください!?』の日。ゲストは太福兄さん。マクラ、最初はとても良い流れだったけど、週刊定番ゾーンに入ったら一気に温度差ができてしまって、その流れに引っ張られたままの一席目となってしまった。まだまだ空気を読む力が足りてないなぁ。
兄さんのネタは『自転車水滸伝〜ペダルとサドル〜』今回、どういう風に兄さんの要素をすくいとろうかと考えてすぐに、兄さんがおっしゃる日常の中の日常を描くのは落語だとかなり難しいということに気がついてしまった。いや、演劇とかお笑いの場で落語をやるのであればバカドリルですでにカツキさんがやったように日常の中の日常を落語家が表現すること自体が面白みに繋げられると思うけど、落語界に軸足を置いたイベントではそれが難しい。そこを浪曲というツールでうまく表現されているのが兄さんの新作だ。この日も面白かった。すごすぎ。
トークではもっと先までいける気もしたけどたぶん飲んでるときに話すようなことだと思ったからほど良いところで引き上げる。このあたりのもって行き方、まだまだだけど前よりはずいぶん良くなった。
後半もガツンと空気を合わせることができなくて、まだまだ芸が細いなぁといつもながらの感想。みね子お師匠さんも打ち上げに残ってくださって、楽しい時間を過ごさせて頂いた。新作カフェは主催の方がとても信頼できる方なので今後もできる限り一緒に会をやりたいと思っている。

///

14日(土)
渋谷らくご。わさび兄さん、吉笑、松之丞兄さん、文左衛門師匠という顔付け。楽屋も色々と兄さん方に話しかけてもらって楽しかったし、高座は言わずもがな。シブラクで『十徳』をやるのは自分的にちょっと思うところがある。普通は7分から10分くらいのいわゆる逃げ噺に分類されるようなサックリした感じが楽しい落語なんだけど、自分なりの道筋をつけた結果20分とそこそこのサイズになったから、何とかやれなくはないだろうと。とは言え、十徳だけだと自分のアピールができるか微妙だったから先月固めたガチガチのマクラを念のため。結果、楽しかったなぁ。ツイッターでも反応を色々書いてもらえていて、ほくほく。特に十徳というネタでもう1回聴きたいとか書いてもらえるのは痛快。前座の時にひたすらやっていた道灌でも同じ感情を得られた。自分の落語はいま過渡期。ようやく少しずつ前進し始めたところで、でも表向きは通常営業をしてちょくちょく勝負をしていかなくちゃいけないから、なだらかに変わっていくんだろうけど、もう少し良くなりたい。
終演後はベローチェで作業。帰って日曜の会のネタを考えないといけなかったけど、頭がぼーっとしてて、これは帰ってもあんまり動けないパターンだなと思ったから、気分転換をかねて中野坂上まで歩いた。山手通りをひたすら北上していくのだけど初台の存在をすっかり忘れてしまっていて、思っていたよりとても遠かった。帰宅してもそもそとアイデアをまとめていく。2パターンあるけど、ひとまず明日は小さい方でいこうかなと思う。中くらいの方は明らかにとある方のネタの空気感が漂いすぎているけど、実験も兼ねて近々やろう。でもそうなると、テーマがいるのよな。

///

13日(金)
天気が良かったので洗濯などしつつ、夜は神楽坂で編集者の方と打ち合わせ。6年目のチラシ撮影をちょうど神楽坂でやって、その時に見つけた気持ちよい喫茶店で時間まで作業。日経電子版の原稿を書いたら、核の部分に辿りつく前に予定文字数になってしまったから、愕然として消去。もっとライトに書かなくちゃいけないらしい。気持ちが上がっていたので久しぶりに今後のことなんかをじっくり考えたかったけどタイムアップで、打ち合わせに。近所の飲み屋さん。結果、色々な話をしつつ、他のお客さんがみんな帰るまで色々喋った。例によってその方にもいくつか不義理をしてしまっていたのだけど、酔った勢いでその話をしてくださって、こちらとしてもありがたかった。とにかく形にしないと分からない仕事だけど、夏頃形にする方向でまとまった。そういや、横の席の女性が森田さんの数学する身体を絶賛されていた。引っ張られて、こちらもそういう話をしていたら向こうに聞こえたらしく途中からクロストーク。向こうのグループの一人が以前、ためしてガッテンのスタッフをされていたらしい。世間、狭い〜。

///

12日(木)
志ら乃師匠プロデュースの立川流寄席『ほめられ』。寸志、吉笑、談吉、こはる、志ら乃という顔付け。こういう風に恣意的に並べると、立川流の未来も明るいと思える。みなまでは言わないけど。おかげさまで大入り満員でお客様の熱気も凄かったからみんな楽しくなって時間オーバーしまくり。僕はと言えば、高田先生に褒めて頂いた粗粗茶をネタ出し。そっちのマクラを喋るつもりでいたけど、寸志さんのM御師匠さまのマクラに触発されて、自分も久しぶりに2つエピソードを話した。そうそう、あの方には固いマクラを2つも提供してもらったのだった。噺本編は最近の傾向で、オウム部分が少しよくなっている。本当はもっと色々と手数を増やせるはずだけど、それは今後の課題ということで。
志ら乃師匠に食事に連れていってもらったあと、久しぶりに談吉兄さんと飲み。色々と近況報告をしてもらう。僕も誰にも言ってないことを話した。ある人物の連絡先を消した件。お互い状況が変わってしまったから、前座の頃のように付き合うことはできなそうだけど、それでもいつまでも近くにいたい先輩だな、と思った。休みの日に会うことが減ったから、仕事で会おうと、今度二人でトークライブをすることに。23日、お待ちしています!

///

11日(水)
夜、どうしても飲みたくなって、一人で出かけた。中々一人で飲み屋に入るのはまだそこまで勇気がなくてどうしようかなと思っていたら、何気なく前から行きたかったあるお店の前に立っていて、そこは一人でも行けそうだったから入った。そこそこいい値段するけど、高円寺で一番美味しい肴を出してくれるそのお店で一人飲み。芝えびとミソを絡めたやつ、刺身三種盛り、銀ムツ焼きなど相変わらず美味し過ぎるツマミの数々。ちょっと酔ってきて、そう言えばこれまで4回くらい笑坊に美味しいものを食べさせようとそのお店に向かったけどいつも閉まっていたことを思い出して、ちょうど広小路終わりで移動中の笑坊を呼んで二人飲み。ナスとお肉を焼いたやつ、〆に白子も入った天丼を食べさせてもらって移動。こないだNHKのドキュメンタリーに出てきた焼き鳥屋さんに入る。こちらも焼き鳥がとても美味しくて、これは今度から使えるお店だなと思ったけど如何せん、お腹がパンパンだったのでさくっと飲んで帰宅。散財してしまった日。

///

10日(火)
昼過ぎに起きる。奇跡的に二日酔いはほとんどなく、龍志師匠にお礼の電話。師匠ご本人が電話に出られ、ピンピンされていた。タフすぎる!家でモソモソしていたら時間がギリギリになったけど、『談笑の弟子!!』へ。ここんところ毎回だけど、この回は熱量が完全に下がりきってしまっている。自分にも原因があるからあれだけど、他のメンバーも顕著にそうだから、自分としてはもう出なくてもいいかなぁと思い始めたところ。自分で立ち上げた会だけど、こういう熱量であれば出るのはマイナスになってしまう気がしている。前座さんからしたら貴重な場ではあるから、継続する方向で進めてもらおうと思うけど、自分はいいかな。無責任だけど。
打ち上げをせずに真っすぐ帰ったけど、しばらくしたら笑二からメール。鹿児島での会を開いてくださっているナツさんが上京されているとのことで、高円寺で飲む事に。連れていってもらった飲み屋さん、初めていったけど、美味しくて雰囲気も良かったから、また行こう。ほど良い時間に笑二と帰宅。楽しい夜だった。

///

9日(月)
昼、某飲食店で打ち合わせ。びっくりするようなところで落語会をやらせて頂けることになりそう。とは言え、ただそのお店で落語会をやるというだけではフックが弱い気がしたので、もう一歩踏み込んだ企画にしましょう、という話を店長さんと。打ち合わせ終わりにお土産としてイタリア産のスパークリングワインを頂いた。そのワインを持ったまま、日暮里寄席へ。超満員。きっちり時間を計ってみたら20分ジャストくらいということが分かったから、立川流寄席で初めて十徳を試す。結果、気持ちよくできたけど、その後の出番の晴の輔師匠がえげつない沸かし方をされて、結果以降のお客様のテンションが格段に上がったから、自分はほとんど爪痕を残せず。
終演後は久しぶりに龍志師匠に飲みに連れていって頂く。晴の輔師匠、こはる姉さん、寸志さん一緒。最初こそ大人しかったけど、お酒が進むにつれてパーパー喋るようになってしまい、最終的には龍志師匠のタクシーに乗り込んで二人での三次会にご一緒させて頂いた。楽しい夜、飲み過ぎたけど。

///

8日(日)
道楽亭で『吉笑の打ち上げ』。連日の仕事で体力というか気力が完全に0になってしまっていたようで、会の前も上手く気持ちを上げていくことができずに、いつも以上にお客様に甘える内容になってしまった。何しろ、何にも構成を考えずにゴールデンウィークにあったことを羅列していったマクラだけで、1時間近く話してしまった。そこから『狸の恩返しすぎ』『台本問題~ヤンキー編~』『井戸の茶碗』とやってしまったから、全部で2時間半以上のボリュームに。どうしても仕事が続くと気力が低下したり、ヘンに慣れてしまって1席入魂できなくなってしまうけど、それはプロとしては絶対ダメなことだから、もっとしっかりした気持ちで向き合っていきたい。
久しぶりにやった井戸の茶碗、む〜ずかしいなぁ。もっともっと面白い噺なんだけど、自分がやると良さをいくつも消してしまっている。いま、40分くらいかかっているけど、ドッグワードを抜いてトントン話すだけで本当は30分ちょっとくらいまで短くなる気がするんだけどなぁ。打ち上げから参加してくださる酔狂な方もいて嬉しかったなぁ。また次回!

///

7日(土)
名古屋で『吉笑知新』という新しい独演会。ありがたいご縁を頂戴して、これから定期的に会をやらせて頂くことになりそう。その1回目。駅でのんびりしていたら新幹線に乗り遅れてしまった。結局1本次の自由席で名古屋へ。一之輔師匠や白酒師匠の会も定期的に開催されているクルーなので、移動の手配など見事に手が行き届いていて、至れり尽くせり。ありがたい。
会場はスタジオリタという栄にあるお洒落なスペース。自分好みの雰囲気だなぁと思っていたら、僕のイベントの音楽まわりを担当してくれているhow to count one to tenがツアーで回っていた場所だった。たまたまhow toのグッズTシャツを着ていたから、PAスタッフさんに気付いてもらった。
会の方はというと、ありがたいことに満員御礼。(イスのカウントを間違えていたようで何人か立ち見のお客様も。申し訳ない)自分とこれまで縁の無かった場所での会はどうしても現地のスタッフさんの力が大切になってくるのだけど、名古屋に関しては本当に安心して任せられる方々と出会えてよかった。十徳、桜の男の子、台本問題をやった。桜はサゲのくだりを変えた。自分にはたぶんこっちの方向の方が合っている気がするし、それに合わせて中盤以降、もっと大幅に手を入れることになりそう。春吾兄さんの想いとは違う方向のテコ入れだと思うけど、そういうネタの受け継ぎ方があってもいいんじゃないのかなぁ。桜の男の子というタイトルであるように、このネタではまずは男の子の映像をしっかりお客様の頭に残すのが大事だと思っている。それは絶対で、その上で現状の形だと僕の口調やテンポだと中盤以降がどうしてもうまく機能していなくて、たぶんそれは丁寧な描写が苦手という自分の弱みによるところだと思うのだけど、だからこそ丁寧な描写を放棄してコンパクトな展開を増やして二転三転の速さを上げていけば良い気がしている。理想は転換のスピード上げてその先にもう1つ大きな流れを用意したいけど、今のところはまだ思いついていない。
お客様にノセて頂いてとても気持ち良くやることができてホクホク。また日帰りか、、と凹んでいたらさすがの主催者さんで、新幹線の時間まで会場で2杯、そして駅地下の山本屋本店というめちゃくちゃ美味しい煮込みうどんやさんでもう1杯、さらに帰りの新幹線で飲むようのビールまで準備してくださっていて、幸せ気分で東京へ。
京都と名古屋、新しい拠点が2カ所も増えて嬉しい。またご来場お待ちしております!

///

6日(金)
東京への移動日。何となくグリーン車で帰ってみようと、生まれて初めてグリーン券を買った。いつも自分のお金で移動するときは自由席で移動している男だから、5000円以上値が張るグリーン券を買うのは断腸の思いで。心拍数あがりながら最寄りの二条駅でグリーン券を買った。
京都駅に向かって新幹線のホームに向かう途中もなんだかいつもよりも堂々としていた気がする。俺はグリーン券を持っているのだ。どうせだったらフェスの再入場のときに使うようなリストバンドみたいな形式だったら通り過ぎる人に「あの人はグリーン券の方だ!」と思ってもらえるのに、とか考えながらホームへ。電車がくる15分前からグリーン車の停車位置の前で仁王立ち。俺はグリーン券の男だと入念に周りにアピールを。花粉症の時期も終わったのに無意味にマスクも装着して、「あの人タレントさんかしら?」感をブーストしつつ、いざ、車内へ。座るとイスがフカフカしていて快適すぎた。足もとのフットレストだけはイマイチ良さが分からなかったけど、これは広々としてゆったり寝られるなぁと思いながら車窓を眺める。
いざ寝ようにも寝たら5000円がパーになってしまう気がして、でも寝ないとせっかくゆったりしたグリーン車に乗っている意味がない気もして板挟みに。だんだん5000円をドブに捨ててしまった気がしてきて、いてもたってもいられなくなって、途中からは結構な時間をデッキで過ごした。グリーン車内にいると5000円もったいないという後悔に苛まれてしまうから、やっぱり自分にはまだ早過ぎたようだ。身の丈以上のことをするのは良くない。東京についたらついたで、できるだけグリーンの男としていたかったから、むだにホームで佇んでいた。7分くらい粘って、さぁ帰ろうと改札機にグリーン券を入れる。機械に飲み込まれた瞬間、僕はいつもどおり、ただの男に戻った。最前までグリーンの男だった僕は、いつもどおり丸の内線の男に戻って、休日出勤されたサラリーマンのみなさんと杉並まで帰った。

///

5日(木・祝)
ヨーロッパ企画さんが主催されている元立誠小学校を使っての文化祭みたいなイベント、ハイタウン2016が今年も開催。晴天。出番を頂いたハイタウン寄席の少し前に会場入りして講堂でのコメディーホールAプログラムを観劇させて頂いた。ゴジゲン・松居大悟くんが作演の劇コメディと、ヨーロッパ企画・上田誠さんが作演のメビウスコメディの2本。どちらもめちゃくちゃ面白かった。劇コメディの方は自己言及によるメタ要素もグッときたけど、演劇特有の時空の歪ませ方が特にグッときた。ああいうことは落語では表現しにくいはずで、やられたーと思った。メビウスコメディの方は全体のバランスが凄まじかった。始まってホワイトボードにある文字が書かれた瞬間にまずはグッときて、その上設定遊びだけじゃなくて、欲しいなぁと思った瞬間に次々と展開が用意されていて、その上、最後の飛躍のさせ方までバッチリで自分が思う理想的な流れの台本だった。そして、やっぱりこれも落語では表現できない種類の笑いで、参った。

面白い演目を観て心が奮い立った状態でハイタウン寄席のリハーサルへ。ヨーロッパ企画さん、かもめんたるさん、チョコレートプラネットさんと一緒。演劇文脈のイベントだから1つ1つのきっかけリハーサルが丁寧に繰り広げられて関心した。落語会でも少しは見習いたい。
トップのチョコレートプラネットさんが、お笑いのやり方でドカンドカン沸かせられた後の出番はちょっと怖いし、とても新鮮だった。マクラでもっと呼吸を合わせられたらよかったけど持ち時間も限られているからスッと『ぞおん』へ。要所要所で気持ちよく笑って頂けて、もちろん満足いく高座だったけど、本当はもっとカマしたかったなぁと思ったり。その後のかもめんたるさん。落語でちょっと温度を下げちゃった後でやりにくいだろうなぁと思いながら観ていたけど、これがもう凄まじい15分間だった。もっと手堅いネタがあるはずなのに2本ともアプローチがえげつないネタで、しかも少々反応が無くても淡々と進めて行くうちに気がついたら完全に客席を飲み込んで行くやりかたなんか、完全なる横綱相撲だった。あたり前だけど凄すぎて、生意気にもちょっと凹んだ。
トリはヨーロッパ企画さん。ホームだから始まりから客席の温度も一段と高く、しかもネタも見事なヨーロッパテイストだったからドカンドカンと。群像の強さ。凄かった。
エンディングトークはチョコレートプラネットさんの平場の強さと、かもめんたる・う大さんの相変わらずの空気感が凄まじくて、最初から知名度の低い自分は出しゃばらないでおこうと思っていたとは言え、思っていたより何もできず、それどころかちょっと笑い吸い気味になってしまった。これは痛恨。地肩が弱いなぁ。

そんな風に、一線の方々と自分との差をまざまざと見せつけられる収穫の多いイベントだった。打ち上げ、う大さんや松尾さんとお喋りさせて頂いて、ただただ楽しかった。10年くらい前に何度かご飯を食べに行ってぶりくらいの、松居くんとの邂逅も痺れた。すっかり売れっ子の貫禄が。負けないように頑張らなきゃと思いつつ、東京でまた飯に行こうと約束。

刺激的で良い1日だった。

///

4日(水・祝)
京都でオフの日。どうしても旅に来ている心持ちがするからこれまでの京都の空き時間を有効に使うことができなかったのだけど、定期的に会をやる以上、京都も日常の1つに見立てるしかないから、この日は少し自転車で鴨川あたりを走って以降は喫茶店で作業に徹した1日。前までさらさがあった場所に、KEIZO CAFEという別の喫茶店ができていて、でも内装はさらさのまんまだったから相変わらず素敵空間で、しかも今度はケーキ推しの店らしく例の離れはケーキを作る工房と化していた。それも素敵だったから、これからちょくちょく通うことになりそう。小中の同級生のゆうじの弟が働いていて、驚いた。当たり前だけどすっかりいい青年になっていた。

///

3日(火・祝)
朝から京都へ移動。ゴールデンウィークとはいえ東京駅は始発駅だからいつもみたいに自由席でも大丈夫だろう、最悪少し高くついてもいいからグリーンは空いてるだろうとか思いながら東京駅へ向かったら、完全に甘かった。指定席は当然としてグリーンも完全に売り切れで、しかも改札の中に山ほど人がいて、これはちょっと本当にヤバいかなぁとかなり焦った。結果、1本のぞみを見送って20分待った結果、なんとか自由席で座ることができた。よかった。
京都について、そのまま北区の銭湯で開催されている銭湯フェスタというイベントへ。中学の同級生の吉岡が主催している謎イベントで落語を一席。美大に行ってた吉岡らしい、ヘンテコなイベントで以上な空間に仕上がっていた。浴室は暑いし声が響き過ぎるから、脱衣所でやることに。控え室として用意されていたのがサウナで笑った。運転停止しても、サウナはサウナだから、暑いよ。
どうなることかと心配したけど、落語の時間はみんな座って静かに聴いてくださったから特に問題無くやり終えた。少し弾き語りライブを聴いて、元立誠小学校へ。
夜は京都での独演会『吉笑、帰る。』今回から定期的に積み重ねていこうということでこういうタイトルをつけたけど、ポスターの字面を見て、あまり良くないなと思った。ネガティブな感じもするからたぶん次からまた別の名前にしよう。告知開始がめちゃくちゃギリギリになったから動員が心配だったけど、蓋を開けてみればなんとかなったのだった。家族ももちろん来てくれていた。ゲストの咲之輔兄さんも一緒に打ち上げへ。たくさん食べて飲んで、その後、兄さんと2次会へ。結局二人ともベロンベロンで明け方まで。楽しかった〜。
今回やってみて、予算に関しても全然何とかなりそうだと分かったから、やっぱり定期的に会を続けてみようと思う。立誠のスタッフさんもめちゃくちゃ良くしてくれるから、ありがたい。 

///

2日(月)
連雀亭のGW特別興行。先月のきゃたぴら寄席で一緒だった扇姉さんや羽光兄さんと一緒。楽屋でぺちゃくちゃお喋りが楽しかった。連雀亭のおかげで少しずつ知り合いが増えてきた。明日から京都だから、ひとまず事務周りの作業を進めておこうと喫茶店でひたすら作業。高円寺駅で作業をする場合これまでは上島珈琲を使っていたのだけど、最近はルノアールが増えてきた。ちょっと大人になった気がする。はやく自分の事務所が欲しいなぁとか思ったり。結構グゥーっと集中して作業を終えて帰宅。風が気持ち良いなぁとか思いながら歩いていたら家の直前で着物が入ったカバンをお店に丸ごと忘れてしまっていることに気付いた。最近、この手の忘れ物が増えていて、自分でも怖い。脳みそ大丈夫かなぁ。カバンを丸ごと忘れるなんて、そうそう無かったんだけどなぁ。

///

1日(日)
新高円寺ギャラリー工で週刊キッショウ#13。ありがたいことに予約だけで完売御礼。素敵な会場だから、この場所目当てでご来場頂く方もたくさんおられる。久しぶりに『井戸の茶碗』をやろうと思っていたけど、始まってみたら相変わらずたくさん喋り過ぎて前半でほぼタイムオーバー。仕方無く後半は『粗粗茶』へ。3年前か、キウイ師匠との2人会でやったネタ。聴いてくださった高田先生に褒めて頂いた嬉しい思い出がある。このネタもちょっと前くらいから少し中味が変わってきて、しかもまだまだ良くなりそう。後半のオウム返し部分が炸裂するようになったら最高なんだけど、今はようやくそのきっかけが掴めてきたってくらい。
大将のお知り合いの方などと近くの沖縄料理屋で打ち上げ。気持ち良い方々ばかりで幸せな時間を過ごさせて頂いた。

posted by kisshou at 05:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする